ファン必見!画家の故郷デルフトでフェルメール・センターを訪れよう

2019.10.10

世界的に人気が高く、日本でも近年開催された展覧会では120万人以上の来場者を集めた画家フェルメール。画家の生まれ故郷デルフトには、彼の芸術について深く学べるフェルメール・センターがあります。この記事では、フェルメールの故郷デルフトとフェルメール・センター、そして、そのほかの見どころについてご紹介します。

フェルメールが生まれ育った街デルフト

 ヨハネス・フェルメールは、17世紀、黄金時代のオランダ絵画を代表する画家の一人で、広く真作と認められている作品はわずか34点とされています。そのフェルメールが生涯のほとんどを過ごしたのが、オランダ南東部の街デルフトです。青色の絵付けを基調としたデルフト陶器の生産が盛んで、微生物学の父レーウェンフック が暮らした街としても知られています。

デルフトは、オランダ第3の都市デン・ハーグの郊外に位置し、首都アムステルダムからも電車で1時間ほどというアクセス良好な場所に位置しています。フェルメール好きなら一度は訪れてみたい場所でしょう。

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フェルメール・センターとは

そんなデルフトで多くの観光客を集める場所の1つがフェルメール・センターです。ここではフェルメール・センターで楽しむことのできる展示や様々な体験、訪問のための基本情報をご紹介します。

フェルメール・センター概要

フェルメール・センターは、フェルメールも加盟していた画家ギルド、聖ルカ組合の建物内に設けられています。

フェルメール作品の原寸大の複製が制作年代順に見られるだけでなく、フェルメールが使用した画材や技法について学べるコーナーや絵画に込められた寓意について解説したコーナー、当時のデルフトの出来事を再現した映像やタッチパネルによる展示などを楽しむことができます。

日本語の解説も配布されていますので、オランダ語や英語が分からなくても、展示を楽しむことができるでしょう。本物のフェルメール作品は展示されていないので、ご注意ください。

フェルメール・センター基本情報

フェルメール・センターは、デルフト駅から徒歩12分ほどの中心部に位置し、クリスマスを除いては年中無休で開館しています。開館時間は10:00am-4:00pmで、クリスマス前後と年末年始のみ短縮営業となっています。入場料は、大人が9ユーロ、1217歳が5ユーロ、それ以下の子どもは無料です。

また、お得な「フェルメール・コンビチケット」が23ユーロで販売されています。このチケットには、フェルメール・センターに加えて、センター併設のカフェでのお茶とお菓子のサービス、フェルメール所縁の場所を記した地図、新教会と旧教会、そしてプリンセンホフ博物館への入場料が含まれています。

まだまだある、デルフトの見どころ

フェルメール・センターを訪れたら、コンビチケットを片手に、デルフトの街を散策し、画家の足跡を辿ってみるのはいかがでしょうか。デルフトにはフェルメール所縁の場所が他にも点在しています。

旧教会(Oude Kerk Delft

旧教会は、11世紀に設立されたデルフト最古の教会で、現存する75メートルの塔は、13251350年頃に建設されました。塔はピサの斜塔のように傾いていて、地元ではかつて「曲がったヤン」と呼ばれていたとか。この教会内にフェルメールが埋葬されていたことが、1975年に特定され、教会の床にはその記念碑が設けられています。

新教会(Nieuwe Kerk Delft

フェルメール・センターにもほど近いマルクト広場に面した新教会は、1381年に木製の協会が建設され、現在の石造りの大聖堂は1655年に完成しました。108メートルの塔の高さはユトレヒトのドム塔に次いで、オランダ国内の教会で2番目に高いそうです。フェルメールは16321031日にこの教会で洗礼を受けたと記録されています。

プリンセンホフ博物館

中世に女子修道院として建設され、一時、オラニエ公ウィレム1世の居館として使用されていました。プリンセンホフとは「王子の居城」を意味し、オランダ独立国家の初代君主であったウィレム1世が暗殺された歴史的に重要な場所です。ウィレム1世の生涯やオランダ独立の歴史、そしてデルフトの歴史や産業に関する展示を見ることができます。近年では、黄金時代のオランダ絵画の展示も行われています。

期間限定で開館したフェルメール・センター銀座をチェック

2012年には東京・銀座でも、「フェルメール・センター・デルフト」と正式提携の下、「フェルメール・センター銀座」が期間限定で開設され、フェルメール全作品の精巧な複製や再現されたアトリエを見ることができました。好評を得た展示は、その後もたびたび会場を変えて開催されているようです。気になる方は次回の開催をお見逃しなく。

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