煎茶道ってなに?形にとらわれない作法や流派とは

2019.10.05

茶道といえば抹茶のお点前を思い浮かべますよね。抹茶の茶道とは異なる歴史や作法をもつ、煎茶道(せんちゃどう)という流派があるのをご存知ですか?堅苦しくなく自由なところが、抹茶の茶道とは大きく異なるところです。そんな煎茶道とはどんなものなのか、ご紹介します。

煎茶道とは?

煎茶道の始まりは中国で、江戸時代に日本に伝えられました。隠元(いんげん)禅師が宇治で開山されたと言われています。その頃の文化人の間で流行し、堅苦しさから開放された煎茶道が人々に親しまれたようです。

一般的な茶道との違い

煎茶道は広義では茶道の一つですが、抹茶を使った「抹茶道」とは違うのが特徴。抹茶を使う茶道は粉状の抹茶を使用しますが、煎茶道は急須で茶葉を使います。

煎茶道の流派や作法

抹茶道は作法などが厳しく、高貴な人々の間で盛んに催されるお茶会であり一般の民間人に楽しめるようなものではなかった点も、煎茶道の広がった理由。自由にお茶を楽しめることから、身近な茶道として取り入れられたのも納得できます。

流派によっては「玉露」使用したり、煎茶だけでなくほうじ茶などを使用する流派も合って、煎茶道はお家元によって内容は変わってくるようです。このように絶対こうでなければいけないといった決まり事がないのが特徴で、作法よりも楽しくお茶をいただくことが主な考え方の上で成り立っています。

作法も抹茶道ほど厳しくない流派が多いですが、基本的な考えは茶道どちらも同じでしょう。それぞれの茶葉に合った方法ででお茶を入れ、美しくお茶をいただく。着物を着用してお稽古する流派も多くありますが、流派によってはもっとカジュアルな流派も存在します。

煎茶道を京都や東京でたしなむ

旅行先で違った体験をしたいという人には煎茶道はおすすめです。抹茶道は格式が高く敷居が高いと感じている人にも楽しめる身近な茶道です。

伏見の茶房竹聲(ちくせい)

京都らしい風情も楽しめる空間。落ち着いた雰囲気と路地の奥に広がる日本らしい光景は、普段気が付かないような日本の心を思い出させてくれます。美味しい日本茶が楽しめる喫茶室ですが、予約制で泰山流煎茶道を体験することができます。

公式サイト:こちら

煎茶道二條流

本格的に雅な煎茶道を学びたい初心者さんも多く所属されている流派。身近にある煎茶を通して礼儀作法や日本人が持っていたい常識を再認識させてくれます。お茶の基本をしっかり教えてくれるので、趣味としてだけでなく普段の生活にも役立ちそうです。

公式サイト:こちら

京茶楽(きょうさらく)

体験型の煎茶道ができるので観光の方にも人気。会話も自由で楽しみながらお茶がいただけるので人気のスポットです。テーマごとに茶器やお菓子が用意されていて、作法なども丁寧に教えていただけます。

公式サイト:こちら

煎茶道東京

東京のオシャレなカフェ空間で、毎回違うテーマに合わせてお茶が楽しめます。日本全国のお茶やそれに合わせたお菓子などで、茶道というよりも楽しいお茶会として年令を問わずに気軽に通えるお店です。

公式サイト:こちら

煎茶道に必要な道具

厳密な煎茶道となれば、揃える煎茶道具一式は細かなものまでありますが、気軽に楽しむのであれば専用の急須や湯さまし、茶碗、茶托があれば十分です。

煎茶道具一式を揃える

煎茶道具を柄合わせなどで美しく揃えるにはセットが便利。抹茶道と比べると煎茶道具は数が少なめなので、通販などを気軽に利用してみてもいいでしょう。

揃えやすい価格で可愛いセット

  • 商品名:玉光 朱泥平丸 夕雲(ゆうぐも)急須セット
  • 参考価格:7040円(税込)
  • 楽天市場:こちら

玉露用の湯さましもセットに

  • 商品名:玉露用宝瓶・湯冷まし・茶碗セット 白磁 茶器 美濃焼
  • 参考価格:5390円(税込)
  • 楽天市場:こちら

煎茶道を知れば身近なお茶がもっと楽しくなる

普段から何気なく飲んでいる煎茶ですが、実は茶葉それぞれに美味しい適温や入れ方があるのです。

毎日飲んでいるお茶も煎茶道でお茶の深みを知れば、今よりもっと美味しくいただくことができます。

また、日本の文化や作法、礼儀などを厳しい視点ではなく知ることもできるので、興味を持った人は煎茶道の門をくぐってみてはいかがでしょうか?

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