ビールの「ピルスナー」って何?ビールの分類をわかりやすく解説

2019.10.07

ビールが好きな人は一度は聞いたことがある「ピルスナー」という単語ですが、どういった意味だかご存知ですか?この記事ではビールの分類からピルスナーの意味を解説し、おすすめのピルスナーを紹介します。ビール好きの方はぜひ参考にしてみてください。

混乱しやすいビールの分類

ビールは製造方法で分類される呼び名が変わり、ピルスナーもそのひとつです。ビールの違いや分類の仕方を知るとピルスナーの意味をより理解しやすくなるので、ここではまずビールの呼び名や分類について解説します。

ビールの製造方法で分類される

まずビールの製造方法は大きく分けて「上面発酵」「下面発酵」「自然発酵」の3つがあります。この中で上面発酵で作られたビールを「エール」と呼び、下面発酵で作られたビールを「ラガー」と呼びます。

エール(上面発酵)は常温〜高温で発酵させ熟成期間は3〜4日程です。歴史が古く、芳醇な香りや濃厚な味わいが特徴的です。イギリス発祥のペールエールやホップを大量に使用したIPAなどはエールの一種です。

ラガー(下面発酵)は低温で発酵させ熟成期間は7〜10日程です。エールより歴史は浅いですが、低温で製造するため雑菌が繁殖しにくいことが理由に世界中に広まり、今ではラガービールが世界で最も普及されています。エールに比べてのどごしがスッキリして飲みやすいラガーは日本人も飲みやすく、多くの日本の飲料メーカーがラガーのビールを製造販売しています。

ビールのピルスナーとは

さきほどビールは製造方法で分類されると解説しました。ここではピルスナーはビールのどの分類に位置するのか、どんな特徴があるのかを紹介していきます。

ピルスナーはチェコ発祥のラガーの一種

ピルスナーは低温で発酵させる下面発酵で製造します。そのためピルスナーは「ラガー」の一種です。1842年にチェコのピルゼンという場所で誕生しました。

淡色麦芽という淡い色の麦芽を使うためビールの中でも比較的色が薄いのが見た目の特徴です。またノーブルポップといわれる苦味が少なく爽やかな香りのホップを使用し軟水で作られているので、クセが少なく飲みやすいビールです。

ピルスナーは世界の主要なビール

現在では世界で飲まれるビールのうち7割がピルスナーと言われるほど世界に普及しています。以前は上面発酵のエールビールが主流でしたが、冷蔵技術の発展とともに下面発酵のラガービールが市場に出回るようになりました。そして冷やして飲むとおいしく、クセが少ないピルスナーは世界中に広まり愛されています。

ピルスナーは日本人に馴染み深く、飲みやすいビールのひとつです。なぜかというと日本の水質が軟水という点などからピルスナーを作るのに適していて、日本のメーカーが作るビールもほとんどがピルスナーだからです。

日本でビールを作るときにお手本にしたのは「ジャーマン・ピルスナー」というピルスナーです。チェコで誕生した元祖ピルスナーは「ボヘミアン・ピルスナー」と呼ばれていて、それに比べるとジャーマン・ピルスナーは色がより薄く、よりスッキリとしたのどごしのビールです。

飲んでおくべきピルスナーを紹介

ピルスナーは世界中で作られており、さまざまな種類があります。その中でも一度は飲んでおくべきピルスナーを紹介します。バーや酒屋で見つけたらぜひ試してみてください。

ピルスナーの元祖ピルスナーウルケル

ビールの中でもピルスナーが好きな方にぜひ試していただきたいビールが「ピルスナーウルケル」です。ピルスナーの元祖と言われていて、チェコのピルゼンで誕生したピルスナーと同じ醸造所で175年以上にわたってピルスナーウルケルが作られています。原料は今でもチェコ産の大麦、ホップ、ピルゼンの水を使っていて昔ながらの伝統が守られています。

ピルスナーウルケルの泡は濃厚で香りが豊かです。伝統的な注ぎ方であるハランディカ(指3本分の泡)で注ぐと苦味と甘みのバランスが丁度よく味わえます。

ピルスナーウルケルは日本で飲める

今でもチェコの醸造所で作られているピルスナーウルケルですが日本で飲むことができます。ピルスナーウルケルを製造している会社のプルゼニュスキー プラズドロイがアサヒビールの傘下に入ったことで、以前よりリーズナブルな価格で手に入るようになりました。

  • 商品名:ピルスナーウルケル [330mlx24本]
  • 参考価格:8,064円(税込)
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サーバーを使った伝統的な注ぎ方のハランディカ(指3本分の泡)が一番ピルスナーウルケルを味わうのに適していますが、瓶を買い自宅でもピルスナーウルケルの風味やのどごしを感じられます。

ピルスナーで爽やかなのどごしを楽しもう

ピルスナーはビールの中でも苦味が少なく、爽やかな風味でのどごしがスッキリしています。冷やして飲むと一層爽快感がまし、おいしく飲むことができます。エールとラガーの違いを知って、ピルスナーの特徴を味わいながらビールタイムを楽しんでみてください。

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