生ビールと瓶ビールってどう違う?コスパや美味しい注ぎ方を解説

2019.10.06

生ビールと瓶ビールは、居酒屋などでは別物として扱われ、実際に味わいが違うように感じる方もいることでしょう。生ビールと瓶ビールの違いや、自宅でビールを美味しく飲むコツをご紹介します。

ビールを知ろう

生ビールと瓶ビールは何が違うのか、ビールにおける加熱処理について知り、生ビールとは何かということについて理解を深めましょう。

生ビールも瓶ビールも同じ

生ビールと瓶ビールは、居酒屋などのメニューでも別なものとして区別され、実際に多くの人はそれぞれに対して別々なイメージを抱いているでしょう。

しかし、いわゆる『生ビール』と世間で呼ばれているものと、瓶に入れられたビールは、そのほとんどが、中身のビールは同じ『生ビール』なのです。

日本で製造されているビールには、加熱処理されたものとされていないものがあり、加熱処理していないビールだけが、『生』とラベルに表示してよいと定められています。

現在は日本で造られているビールのほとんどすべてが加熱処理されていないため、どのような形で販売されているものであれ、酒税法上ビールに分類されているものなら、日本のビールはほとんどが生ビールということになるわけです。

加熱処理されたビールとは

現在日本で販売されているビールのほとんどは、加熱処理されていない生ビールですが、加熱処理されたビールも少なからず市場に出回っています。

例えば、日本最古のビールブランドである『サッポロラガービール』と、昭和40年代にビール業界の過半数以上のシェアを占めていたという『キリンクラシックラガー』は、熱処理ビールの二大巨頭としていまだに根強いファンを獲得しているビールです。

熱処理ビールは、加熱処理によりビールの酵母を死滅させているという点がポイントです。味わいに関しては、昔懐かしいビールを感じさせる、どっしりとした苦みや厚みのある味わいが楽しめます。

生ビールと瓶ビールの違い

生ビールと瓶ビールは、中身のビールは同じでも、それ以外にさまざまな違いを見つけられます。それぞれの違う点について解説します。

量や値段

生ビールを注ぐジョッキの一般的なサイズは、中ジョッキで約285mlです。対して、瓶ビールの中瓶サイズは約500mlです。

中瓶サイズのビールは生ビール中ジョッキの2倍近くの量であるにもかかわらず、値段は提供されるお店によってそれほど変わりません。

このことから、瓶ビールは生ビールと比べて、かなりコストパフォーマンスが良いことが分かります。

また、お店によっては底上げされたジョッキで提供されるケースもあり、この場合は生ビールの量が少し減るため、瓶ビールのコスパがさらに良くなるといえるでしょう。

鮮度と味

生ビールの入った樽は、開栓した瞬間から空気が中へ入っていき、空気に触れた生ビールは酸化により徐々に劣化していきます。

さらに、生ビールは注文が入るたびに栓を開けて注ぐことになるため、その度に空気が樽の中に入り、中に残った生ビールの劣化が進みます。

一方で、瓶ビールは蓋を開けた後すぐに全て飲むことを想定して作られており、実際に蓋を開けた後短時間で飲むケースが多いため、常に新鮮な状態で味わえることがメリットです。

このように、鮮度と味を比較すると、生ビールより瓶ビールのほうが新鮮で美味しく味わえるということがいえます。

生ビールが美味しく感じるのは

理屈はどうあれ、居酒屋などで提供されるような、ビールサーバーから注がれた生ビールは、瓶ビールと比べ美味しく感じることがあるのも事実です。

生ビールが美味しく感じる理由の一つとしては、ジョッキやサーバーが常に清潔に保たれていることや、ビールを美味しく飲めるような方法で注いでいることなど、提供するお店側の努力が挙げられます。

また、ビールサーバーにはビールを適温に保つ役目もあるため、美味しい温度でビールを提供できるうえ、ビールサーバーで注ぐことにより作られるクリーミーな泡も、ビールの温度や旨味を最適な状態に保つ役割を果たしています。

自宅で飲むときのポイント

自宅でビールを楽しむ場合は、基本的に缶と瓶の選択肢があります。どちらの方がコスパが良いのか、どうしたら自宅でも美味しく飲めるのかを解説します。

缶ビールと瓶ビールはどっちがお得か

市販の缶ビールは500mlのロングサイズで280円前後です。50mlあたりに換算すると約28円になります。

一方、瓶ビールのサイズは一般的に一律500mlで、価格は約250円です。50mlあたりに換算すると約25円で、単純に容量あたりの価格で比較すれば瓶ビールの方がお得といえます。

しかし、同じ500mlでも瓶ビールの方が総重量は重いうえ、サイズもひと回り大きいため収納にも場所をとり、冷蔵庫への保管や処分の面では缶ビールに劣るといえるでしょう。

したがって、一概にどちらがお得ということはできず、基本的に中身は同じ生ビールなので、収納や処分の問題も考えながら、ご自身の好みで選ぶのがよいといえます。

美味しく飲める注ぎ方

自宅でビールを美味しく飲む際は、3回に分けて注ぐことで、1回目に作られた泡が蓋になり、最後まで美味しく味わえます。

まず、最初に泡を作るために、グラスの約半分まで勢いよく注ぎましょう。次に、泡の勢いが落ちたら、グラスのぎりぎりまで注ぎます。

最後に、泡がグラスのふちから盛り上がる程度まで、ゆっくりと注げば完成です。

違いを知って美味しく飲もう

生ビールと瓶ビールは、中身はどちらも製造工程において加熱処理されていない『生ビール』です。

コスパが良いのは生ビールより瓶ビールですが、生ビールの方が提供されるお店の工夫や努力により美味しく感じることもあります。

自宅で美味しくビールを飲むなら3回に分けて注ぐのがポイントです。さっそく今夜実践してみてはいかがでしょうか?

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