隠れた人気銘柄。ジャパニーズウイスキー『ホワイトオーク』とは?

2019.10.06

ここ数年、ジャパニーズウイスキーは世界で大人気となっていますが、それは何も大手メーカーの有名商品に限りません。「ホワイトオーク」もそんな隠れた人気銘柄の一つ。スコットランドの様式を取り入れた蒸溜所で造られる、日本を代表する地ウイスキーです。

「ホワイトオーク」は杜氏が造るウイスキー

淡路島が目の前に浮かぶ明石海峡は、「明石鯛」や「明石蛸」で知られる日本有数の漁場として知られていますが、「ホワイトオーク」の製造元・江井ヶ嶋酒造は、明石の海のすぐそばに佇む日本で最も海に近い蒸留所です。

設立は1888年と古く、初めて一升瓶で清酒を販売した酒蔵としても歴史に名を残しています。1895年に誕生した主銘柄の「神鷹」は、全国新酒鑑評会で平成29年度金賞に輝くなど日本酒造りでも一流です。

そんな腕に覚えのある蔵人たちが、日本酒造りを終えた春から夏場にかけて造り続けてきたのが、ウイスキー「ホワイトオーク」です。

元々は日本酒造りの閑散期を利用した副業的な位置付けで、ブレンデッドウイスキーを中心に庶民派の商品作りを行ってきましたが、1984年に本格的な設備を整えた新しい蒸溜所を竣工。

2007年には満を持して8年貯蔵のシングルモルトウイスキーを初めて発売し、ウイスキーファンから高い評価を得ました。

それ以降シングルモルトを軸にしたラインナップ展開となり、折からのジャパニーズウイスキーブームもあって、今や日本酒よりウイスキーの売上の方が拡大。出荷量の約6割が海外向けで、アフリカ大陸以外の全世界に輸出されています。

「ホワイトオーク」のシングルモルト

それでは、「ホワイトオーク」の飛躍のきっかけとなった、ノンチルフィルター(冷却ろ過せず)、ノンカラー(無着色)のシングルモルト3品をご紹介します。

ホワイトオークシングルモルトあかし

シェリー樽とバーボン樽で貯蔵したモルトをバッティング。二つの樽の個性が絡み合う複雑で豊かな香味が特徴です。味わいはハイランドやスペイサイドのシングルモルトを思わせる、微かにピーティーでスパイシーなミディアムライトです。

シングルモルトあかし日本酒カスク3

日本酒を貯蔵したオーク樽に3年間貯蔵したシングルモルト。日本酒造りでは酵母の活動を促すために乳酸を添加しますが、その風味がウイスキーに移ったかのように、吟醸酒を思わせるフルーティーな香りが特徴的です。味は滑らかでマイルドなビタースウィートです。

シングルモルトあかしバーボンバレル5

ファーストフィル(1度目の樽詰め)のバーボン樽で5年間貯蔵。オレンジピールを思わせる酸味のある香りと、バーボン由来のほのかな甘さが加味された、ビタースイートな味わいが楽しめます。

「ホワイトオーク」のブレンデッド

次にブレンデッドウイスキーのラインナップから3品ご紹介します。

あかしレッド

英国産麦芽100%を原料とするスコッチタイプのブレンディッドウイスキー。淡麗辛口タイプで、ハイボールにすると後味の良さが際立ち、食事にも合わせやすくなります。

ホワイトオーク地ウイスキーあかし

英国産麦芽100%を原料に造ったスコッチタイプの、キリッとした飲み口のブレンディッドウイスキー。レッドよりもモルト比率が高いため、香り華やかな淡麗辛口タイプとなっています。ロック、ハイボールがおすすめです。

ホワイトオークゴールド

オーク樽で3年以上貯蔵熟成させたモルト原酒をたっぷり使用。グレーンウイスキーではなくスピリッツとブレンドした変り種です。11の水割り(トワイスアップのロック)か、水割りでゆったり飲むのがおすすめ。

限定品も大人気の「ホワイトオーク」

ご紹介した定番品以外にも、「シングルモルトあかし15年」「シングルモルトあかし10年オールドシェリーバット」「あかし5年コニャックカスク」「あかし3年テキーラカスクシングルモルト」など、不定期に発売される限定品がマニアの人気を集めています。入手困難なレア品なので、見かけたら迷わずご賞味ください。

江井ヶ嶋酒造公式オンラインショップ:こちら

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