ワインに含まれるタンニンの健康メリットとは?タンニンの基本知識を紹介

2019.10.06

ワインに含まれている「タンニン」は、単なる苦みを感じるだけの成分ではありません。ワインの品質を守ると同時に、人間の健康にも嬉しい作用があると言われていることをご存知でしょうか?この記事ではタンニンの基礎知識や健康作用についてお話していきます。

ワインの「タンニン」とは?

まずは、ワインに含まれるタンニンの基礎知識について説明していきます。

タンニンってどんな成分?

タンニンはポリフェノールの総称で、ブドウの場合皮や種に多く含まれる成分です。つまり皮や種を多く使う赤ワインには、タンニンがたっぷり入っていることになります。

白ワインでも、樽熟成で造った場合は少しだけタンニンが含まれます。その味わいは主に「渋み」が目立ち、緑茶や柿などにも含まれている渋さに近いです。

一説によると「ライトボディ」「ミディアムボディ」「フルボディ」といった、ボディを決める要因にもタンニンが関係していると考えられています。

アルコール度数・成分・甘みなどによっても変わってきますが、やはりフルボディなどボリューム感のあるワインほど、タンニンは豊富な傾向です。

タンニンの役割

タンニンの役割は、ワインに味の深みを与えるだけではありません。熟成の過程での酸化を防ぐという大きな役割も担っています。酸化を防ぐことは、ワインを長持ちさせる為の大切な要素なのです。

また、タンニンはアントシアニンと結合することで、赤ワインの色を安定させる役割も担っています。これも酸化を抑えることによる相乗効果です。

タンニンの豆知識

ここで、ワインを飲むうえで知っておきたいタンニンの豆知識をご紹介します。

タンニンと貧血の関係

タンニンはポリフェノールの一種であるために、体内で鉄と結びつくことによって「タンニン鉄」に変わります。

タンニン鉄は腸で吸収されにくい成分で、せっかく摂った鉄分が体内へ吸収されるのを、妨げると言われています。鉄の吸収が妨げ続けられると、貧血を誘発する原因になりかねませんので、飲み過ぎには注意しましょう。

タンニンの量はワインによって異なる

タンニンには時間とともに結合が進み、渋みが弱まるという性質をもっています。渋みはワインの深みのある味わいに密接にかかわっているため、すぐに飲むことが想定されているスーパーなどで販売されているワインは比較的タンニンの含有量が少なく、長期保存も視野に入れた高級なものほどタンニンが多く含まれているようです。

タンニンの嬉しい健康作用

ワインでタンニンを摂取することで期待されている健康への作用をご紹介します。

抗酸化作用?

先ほどもタンニンが酸化予防になることをご紹介しましたが、人体の酸化も予防する作用が期待されています。人も他の物質同様に、老化とともに体は酸化していくため、この酸化を予防することこそが若さを保つカギと言われています。そのため、赤ワインを定期的に適量飲むことは、肌や体内の酸化を抑えることに繋がると考えられているのです。

生活習慣病の予防?

また、体内の酸化を防ぐということは、体内で発生する酸化の元となる活性酸素を抑制することに繋がります。活性酸素を抑制することは、生活習慣病の原因となる悪玉コレステロールの発生を抑制することになるため、ワインを通じてタンニンを摂取することは、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などの生活習慣病の予防にも繋がると考えられています。

ワインのタンニンは体にも嬉しい成分

ワインに豊富に含まれているタンニンは、ワインの品質を保つだけでなく、人体の健康にも嬉しい作用があると言われています。ただし、タンニンを摂り過ぎは鉄分の摂取を阻害する要因にもなりかねませんので、貧血に注意してほどほどに摂取するようにしましょう。

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