麻雀の面白さとは?ルールや役作りなどの基礎と楽しみ方を紹介

2018.11.09

麻雀は、初心者も上級者も一緒に楽しめる懐の深いゲームです。始めたばかりの方でも基本的なルールやマナー、道具について知っていれば、すぐに慣れることができます。上達に必要な知識や便利なアプリなど、麻雀初心者に役立つ情報と楽しみ方を紹介します。

麻雀とは

麻雀には、誰も結果を予想できないスリルや、点数の高い役ができたときの満足感など、ほかのゲームにはない面白さがあります。囲碁や将棋と違って運の要素が強く、実力だけでは勝てない点が、麻雀独特の魅力といえます。

また、4人で対戦するゲームなので、コミュニケーション力も必要です。とくに雀荘やオンラインで知らない人と対戦するときには、マナーが重要となります。

麻雀を通して頭の体操や運試し、人付き合いなどさまざまなことを同時に経験することができるでしょう。

知的で奥が深い戦略的卓上ゲーム

麻雀は、4人で卓を囲んで順番に牌(パイ)をひき、牌の組み合わせで役を作っていくというシンプルなゲームです。

慣れてくるとあえて高い点数の役を狙ったり、ほかの人が捨てた牌から作っている役を予測したりと、その場の状況判断や駆け引きを楽しめるようになります。

一方で、手順がわかれば初心者でも参加しやすく、運次第では簡単に高得点の役を作ることもできます。プレイスタイルに性格や人柄がでることもあり、勝ち負けだけではない、深い奥行きを感じる瞬間も麻雀の醍醐味です。

運に左右されるギャンブル性が魅力

麻雀では戦略や駆け引きも大切ですが、運も同じくらい大切です。どんな順番でどんな牌が手元にくるのかは、誰一人として知ることはできません。

いくら経験豊富な人でも、運が悪いとまるで勝てないこともあるのです。こうしたほどよいギャンブル性が、麻雀というゲームをより面白いものにしています。

マナーの大前提は相手を不快にさせないこと

もう1つ、麻雀を楽しむうえで欠かせないのがマナーです。4人が集まって勝負するゲームですから、お互いに対戦相手を不快にさせない気配りが求められます。

相手のあがり役をけなしたり、嘘でかく乱したりするような発言はもちろんですが、考え込んでしまい次の人を待たせるような行為も避けましょう。

とくに大勢の人が集まる雀荘では、公共の場と同じようなマナーが欠かせません。麻雀ファン同士、スマートに気持ちよくプレイしたいものです。

麻雀に使用する道具

次に麻雀に使う道具をみていきましょう。麻雀をするためには、麻雀牌、麻雀卓、小物類の3点が必要です。

それぞれ材質や大きさなどによって、価格が異なります。自宅で麻雀をやりたいならすべてそろえる必要がありますが、雀荘やオンラインで対戦するだけなら練習用の牌だけでも充分です。

象牙から紙製まで好みで選べる麻雀牌

麻雀牌といえば、象牙製のものをイメージする方も多いでしょう。しかし象牙は現在ワシントン条約で輸出入が禁止されており、中古店などで禁止以前のものを探すしか入手方法はありません。

竹製の牌も扱いやすく人気がありますが、生産量が少ないためやはり入手が困難な状況です。一般的に販売されているのはユリア樹脂製のもので、数千円で買うことができます。家庭で麻雀をするなら、これで充分でしょう。

また、陶器や木、紙製の牌もあります。紙でできたカード型の牌なら、軽くて持ち運びが簡単ですから旅行先などで使うこともできます。

全自動やマットなどいろいろな麻雀卓

麻雀卓には牌を自動で混ぜて積んでくれる全自動タイプと、天板に麻雀用の布を貼っただけの手動タイプがあります。どちらも牌や小物がセットになっており、買ったらすぐに麻雀を始めることができます。

麻雀専用の部屋やスペースを用意できるのであれば、このような専用の卓がおすすめです。とくに全自動卓なら、疲れも少なく長時間快適に遊べるでしょう。

脚の高さを変えられるものや、普段はカバーを載せてテーブルとして使えるものなど、家庭用に工夫された卓も多くあります。

専用卓を置く場所がない場合は、既存のコタツや食卓の上に敷くだけで卓代わりになる専用マットを使いましょう。使わないときは丸めて収納できるので便利です。

点棒やサイコロなどの小物

麻雀では、点棒とサイコロ、起家(チーチャ)マークなどの小物も欠かせません。ほとんどの場合、麻雀牌を買うとついてくるので、失くさない限り個別に買うことはないでしょう。

点棒とは点数のやり取りをする棒状の道具で、麻雀をしている間の通貨代わりとなるものです。サイコロはゲーム開始時に親や、牌を取る場所を決めるために使います。2個同時に振って、目の合計で決めていきます。

起家マークとは、最初に親になった人の前に置く目印です。その他『やきとり札』やコインのような形のチップなどがついてくることもありますが、通常のルールでは使用しません。

麻雀のルール

麻雀の歴史は古く、国や地域によってさまざまなローカルルールが存在します。ただ、あがり方やゲームの流れといった、基本の部分は共通ですから、しっかり押さえておく必要があります。

目指すのは面子4つと雀頭1つの基本形

麻雀では最初に牌を13枚取り、1枚新しい牌をひいたらいらない牌を捨てることを繰り返して役を作っていきます。あがるときには、牌は全部で14枚あることになります。

あがるためには最低限、『雀頭(ジャントウ)』が1つと『面子(メンツ)』が4つ必要です。雀頭は頭(アタマ)と呼ばれることもあり、同じ柄の牌を2枚揃えた状態を指します。

面子とは、同じ種類の牌が3枚揃った状態の『刻子(コーツ)』または、連続した数字の牌を3枚揃えた状態である『順子(シュンツ)』のことで、この面子の組み合わせで役が決まります。

例外として、頭を7つ作る七対子(チートイツ)や1と9と字牌をひとつずつ集める国士無双(コクシムソウ)などもありますが、慣れるまでは頭を1つと面子を4つ揃えるということを念頭に置いて、プレイするとよいでしょう。

ゲームの進め方

牌を配ってからあがるまでの1勝負を『局(きょく)』といいます。麻雀は、この局を何度か行い、最終的に得点が高い人が勝ちとなります。

まず、ゲーム開始時にサイコロを振って親を決めます。親は勝っても負けても得点が1.5倍となるという特性を持ちます。親以外の3人は、子となります。

親があがると続けて親になることができますが、あがれなければ親の右隣の人が次の親になります。全員が2回ずつ親を終えた状態を『半荘(ハンチャン)』といい、これで1ゲームが終了です。

このため半荘になるまでには最低でも8局打つ必要があり、1人の親があがり続けるとそれだけ多く打つことになります。ゲーム終了後は、各自点棒を計算して順位を決めます。

ローカルルールは対局前に確認を

麻雀には、一般的なルールとは別のローカルルールが存在します。初めて行く雀荘や旅先など地元ではない場所で麻雀をするとき、このローカルルールを知らないと、思わぬ事態に陥ってしまうこともあります。

初めての場所やメンバーで麻雀をするときは、必ず事前確認する習慣をつけておくと、どこに行っても気持ちよく対戦できます。

麻雀の役とは

局であがるためには、役を作ることが必須です。頭と面子が揃っていても、それが役にならなければ、あがることができません。

このため、役を覚えることが麻雀上達の第1歩となります。

面子を揃えても役がないとあがれない

頭が1つに面子が4つ揃えば、あがりの基本形ができますが、実はここで役ができていないとあがることはできません。

役には『手役』と『状況役』があります。手役はあがりの基本形に決められた条件をプラスしたもの、状況役はあがるときの状態で決まるものと覚えておきましょう。

役は全部で40種類ほどあるので、いきなり全部の役を頭に入れることは容易ではありません。簡単なものから、徐々に覚えていけば大丈夫です。

麻雀の役一覧

役には難易度によって強さが決まっていて、その強さは『翻(ハン)』という単位で表します。最も簡単な役は1翻で、2翻・3翻と難しくなり、6翻の次が最も難しく点数の高い『役満(ヤクマン)』です。

1翻から順に、主な役と成立条件を簡単に紹介します。

役の名称 成立条件
1翻 立直(リーチ) あと1つであがれる状態で、そのことを宣言する
2翻 七対子(チートイツ) 同じ牌2枚の組み合わせが7つ
3翻 純チャン(ジュンチャン) すべての面子に1と9が入っている
4翻 小三元(ショウサンゲン) 白發中のうち2種類で面子を、残りの1種類で頭を作る
5翻 流し満貫(ナガシマンガン) 捨てた牌がすべて1か9か字牌で流れる
6翻 清一色(チンイツ) 頭と面子すべてを1種類の数牌で揃える
役満 大三元(ダイサンゲン) 白發中を3枚ずつ揃える

さらに、ローカルルールでは、難易度の高い役満や、役満が2つ重なった複合型の役満を『ダブル役満』といって、役満の点数の2倍とする場合もあります。

狙える役を教えてくれる麻雀アプリ

たくさんの役と、それぞれの強さをすべて頭に入れるには、実戦の経験を積むのが1番です。麻雀に詳しい友人や家族が身近にいるなら、一緒に打ちながら役や細かいルールを教えてもらうとよいでしょう。

そのような人が身近にいない場合は、スマートフォンのアプリを使って勉強するのもおすすめです。

『NET麻雀 MJモバイル』には、初心者向けのトレーニングモードがあり、初歩的すぎて人には聞きにくいようなことでも詳しく解説してくれます。

対戦モードでは役ができそうなときに、捨てる牌や待つ牌を教えてくれるので、初心者でも自分のペースで役の狙い方を学ぶこと可能です。

NET麻雀 MJモバイル:iPhone Android

麻雀の役の点数計算

役とルールを覚えたら、次は点数計算にチャレンジしてみましょう。点数の計算方法を理解しているかどうかで、麻雀の打ち方も変わっていき、初心者からの卒業も近づきます。

麻雀の点数を決めるのは、『符(フ)』と『翻』という2つの要素です。それぞれの考え方を解説します。

符の点数計算

符は、あがったときの状況や形に対してつけられる点です。点数計算は、まず符を算出することから始まります。

あがったときの、下記の5つの状況についてそれぞれ符が与えられるので、数えて最後に合計します。符は最低でも20、最大で110まで与えられます。

  • 副底(フーテイ):あがれば必ず与えられる基本点(20符)
  • あがり方
  • 面子の種類
  • 雀頭の種類
  • 待ちの形

翻の点数計算

符を算出したら、翻の計算を行います。翻はあがったときの役に対して与えられる点で、1~6翻まであります。

ともに1翻役であるリーチとタンヤオであがった場合は、足して2翻となります。翻が適用される役は6翻の清一色(チンイツ)までで、役満の場合は符や翻に関係なく最初から点数が決まっています。

また、翻は『ドラ』に対しても付与されます。ドラとは持っているだけで点がもらえるオマケのような牌のことで、ドラ1枚につき1翻もらうことができます。

カメラで撮れば点数計算ができるアプリ

符と翻を算出したら、点数早見表を使って点数計算をしていくのが普通です。しかし早見表の見方も少し複雑で、慣れていないと間違えてしまうこともあります。

ここでもスマホのアプリを使うことで、面倒な計算を簡単にすることができます。『麻雀カメラ』は、なんとあがりの牌をカメラで撮るだけで、自動で点数を計算して表示してくれるアプリです。

手動での計算や役一覧表、点数早見表もついているので点数計算の練習アプリとしても使えます。

麻雀カメラ:iPhone

麻雀の反則

麻雀はゲームなので、行うと反則となる行為もあります。麻雀での反則行為は『チョンボ』と呼ばれています。

チョンボをするとペナルティが課せられるほか、場の雰囲気も悪くなりますので、できるだけしないように心がけましょう。

反則にはペナルティが課せられる

チョンボには、内容に応じて3段階のペナルティが課せられます。厳しい順に『罰符(バップ)』、『あがり放棄』、『供託(キョウタク)』と呼ばれます。

最も厳しい罰符では、ほかのメンバーに対して8000~1万2000点もの支払いをしなければなりません。

ノーテンリーチや誤ロン誤ツモは罰符

局を続けることが難しくなってしまうような重大なチョンボをすると、罰符が適用されます。ほかの3人に対して規定の点数を支払ったあと、その局をやり直します。

支払う点数の合計は、子の場合8000点、親だと1万2000点です。ルールによっては親や子に関係なく合計9000点ということもあります。

罰符の対象となるチョンボで代表的なものに、リーチできない状態でリーチを宣言する『ノーテンリーチ』やあがれない状態でロンやツモを宣言する『誤ロン・誤ツモ』があります。

先ヅモや多牌少牌はあがり放棄

あがり放棄は、局を続けることが可能な程度のチョンボに適用されるペナルティです。チョンボをした人は、役ができてもその局ではあがることができなくなります。

前の人が牌を捨てる前に自分の牌を取る『先ヅモ』や、手持ちの牌が13枚より多くなったり少なくなったりする『多牌(ターハイ)・少牌(ショウハイ)』は、あがり放棄となります。

麻雀の楽しみ方

麻雀にはいろいろな楽しみ方があります。自宅で家族や友人と遊んでもよいですし、雀荘へ行けばいつでも対戦相手を見つけることができます。

また、時間を見つけて部屋で1人、オンライン麻雀に興じるのも楽しいものです。それぞれのメリットをみていきましょう。

自宅や友人宅で遊ぶ

麻雀は牌とマットさえあれば、どこでも遊べます。自宅で家族と卓を囲めば、よいコミュニケーションをとることができるでしょう。

普段は聞けないような話も、気軽に話してくれるかもしれません。麻雀好きな友人がいれば、招いたり招かれたりするのも生活の楽しみとなります。

雀荘へ行く

雀荘には『セット』と『フリー』があります。セットは友人など3~4人のグループで行って麻雀卓を借りることで、麻雀の道具を持っていないときや、部屋が狭いなどの理由で自宅で遊べないときにおすすめです。

フリーは1人で行って、店内のほかの客や店員と打つタイプの雀荘です。初心者にはハードルが高いかもしれませんが、自信がついてきたらぜひチャレンジしてみましょう。友人や家族と打つときとは違って緊張感があるので、上達が早くなるかもしれません。

オンライン上で気軽に対局

一緒に遊べる家族や友人がいなくても、雀荘に行く勇気がなくても、オンライン対局ならいつでも遊ぶことができます。

麻雀ゲームはスマホのアプリやパソコン、テレビゲームなどさまざまなデバイスに対応していますので、いろいろと試して腕を磨いていきましょう。

一生遊べる知的ゲームといわれる麻雀を楽しもう

麻雀は、一朝一夕では極められない奥の深い知的なゲームです。一生取り組んでも、まだ足りないかもしれません。

戦略的要素とギャンブル要素がほどよくミックスされているので、毎回新鮮な気持ちで対局できることも大きな魅力です。この機会にルールや役をしっかり学んで、麻雀を長く楽しんでください。

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