甘酒はどのタイミングで飲むのがベスト?1日の量はどれくらいがいい?

2019.10.02

甘酒は、良質な栄養素がたっぷりと含まれている、日本の伝統的な健康飲料として知られています。ただし、いくら健康的な甘酒でも飲み過ぎは禁物です。せっかく甘酒を飲むならば、飲み方にもこだわりましょう。甘酒のベストな飲み方について解説します。

まずは知っておきたい甘酒の基本

スーパーやコンビニなどの甘酒のコーナーには、さまざまなメーカーが販売する種類豊富な甘酒が並んでいます。

健康のために甘酒を飲んでいるものの、どのような飲み物かよく分かってはいない方もいるのではないでしょうか?ここでは、『まずは知っておきたい甘酒の基本』について解説します。

甘酒は健康的なドリンク

甘酒は日本で古くから親しまれている健康的な『発酵ドリンク』です。甘酒には、ビタミンB群、ミネラル、食物繊維など、体に嬉しい栄養素がたっぷりと含まれています。

甘酒に含まれる成分が、栄養補給のための点滴の成分とほぼ同じことから、甘酒は『飲む点滴』とも呼ばれます。疲れ気味の時や、食欲が無い時などにも最適です。

米麹と酒粕の2種類がある

甘酒は、原料によってもいくつかの種類に分類されます。一般的な甘酒の原料は『米麹』と『酒粕』の2種類です。米麹を原料とした甘酒を『米麹甘酒』と呼びます。また、酒粕を原料にした甘酒は『酒粕甘酒』です。

米麹甘酒は、発酵の工程で発生するブドウ糖由来の甘みがあるため、砂糖は一切加えません。また、米麹にはアルコールが含まれていないため、米麹甘酒はノンアルコール飲料です。アルコールに弱い人や子供も安心して飲めます。

酒粕甘酒は、酒粕を原料として使います。酒粕にはアルコールが含まれており、甘酒にもアルコール成分が残っていることも多いので注意しましょう。

また、酒粕甘酒は、酒粕と水だけで作るため、それだけでは甘みがありません。砂糖を加えて甘みを出しています。

ホットで飲むと効き目アップ

夏の暑い季節には、冷たい甘酒が、さっぱりとした味わいでおいしく感じられます。しかし、甘酒の効き目をアップさせたい人は、『ホット』で飲む方がおすすめです。

もちろん、ホットでも冷たくても、甘酒の栄養分はあまり変わりません。ただし、ホットで甘酒を飲むことで、より『甘酒の成分を体が吸収しやすくなる』のです。

体が温まると、体内の熱を発生させるための消費エネルギーを抑えられます。その結果、甘酒の栄養素を吸収することにエネルギーを使えるようになるからです。

ホットの甘酒には、ショウガを入れると、さらに体が温まるので、ぜひ試してみましょう。

甘酒を飲む適切なタイミングは?

甘酒を飲む適切なタイミングを知っていますか?甘酒は、飲むタイミングによっても作用が異なります。

目的に合わせた、適切なタイミングで甘酒を飲んで、より健康的に過ごしましょう。『甘酒を飲むのにちょうどいいタイミング』を目的別に紹介します。

エネルギー補給なら朝から昼が最適

エネルギー補給のため甘酒を飲むならば、『朝から昼』が最も適したタイミングです。一日のスタートである朝は、これからの活動するためのエネルギーを蓄えておかなくてはなりません。

朝、甘酒を飲めば、甘酒に多く含まれているブドウ糖によって、まず、脳が目覚めます。そして脳が目覚めると、体が動き、代謝が上がるのです。このように、甘酒には、頭や体を動かすための栄養素がたっぷりと含まれています。

また、目覚めた直後でなくても、仕事や勉強の前でもよいでしょう。ブドウ糖や糖の代謝をアップさせるビタミンB1によって、集中力が増すとされています。

1日の疲れを癒やすなら夜もおすすめ

頭や体を動かすためには、朝から昼にかけてが適切ですが、夜に甘酒を飲む人もいます。就寝前に甘酒を飲めば、『1日働いた疲れが癒やされていく』のを実感できるでしょう。

甘酒には、ストレスを緩和してくれると言われるアミノ酸『GABA』が含まれており、さらに、優しい甘さと香りがあります。これらが、疲れた心を癒やしながら、体も温めてくれるので、心地よい眠りに誘われることでしょう。

疲れを癒やしたい人は、ぜひ、夜に甘酒を飲んでみてください。ただし、あまり大量に飲むと消化不良を起こす場合もあるので、コップ1杯程度にしておきましょう。

甘酒を飲んでもよい量は?

甘酒は、体によいからと言って、いくらでも飲んで良いわけではありません。飲み過ぎてしまうと、健康を害する可能性もあるので注意しましょう。

健康的に甘酒を飲むためには、『甘酒の成分』や『1日に飲む量の目安』を知ることが大切です。ここでは、甘酒の成分と、1日の飲む目安量について解説します。

甘酒のカロリーや糖分

栄養価が高い甘酒ですが、カロリーや糖分はどのくらい含まれているのでしょうか?糖質の多いお米を原料にしているため、牛乳やジュース等と比べると、糖質が高めです。

原料によって多少異なりますが、例えば100gの米麹甘酒では、『81kcal、糖分17.9g』程度とされています。

酒粕甘酒のカロリーは米麹甘酒とほぼ同量ですが、糖分は『4.7g』と米麹よりも低めです。ただし、甘味を出すため砂糖が加えられています。仮に大さじ1杯(9g)を加えると、『35kcal、糖分9g』がプラスされる計算です。

カロリーも糖分も、体に必要な成分ですが、過剰摂取すれば当然『太る原因になる』ので、甘酒も含め全体的な摂取量に注意するようにしましょう。

1日の飲む量の目安

健康に良いと聞くと、ついつい飲み過ぎてしまいがちな甘酒ですが、適切な量を飲むように心掛けましょう。甘酒のカロリーや糖質を考慮すると、『1日の適量は約200ml』と言われています。

約200mlとは、『コップ1~2杯程度』です。毎日続けて甘酒を無理なく飲むならば、200mlの甘酒を『2回に分けて』飲むとちょうど良いでしょう。

血糖値が高い人は飲みすぎに注意

甘酒は、栄養素が豊富に含まれている健康的なドリンクです。また、その成分は、体に吸収されやすい点が甘酒の特徴と言えます。

ただ、成分がスピーディーに体に吸収されるということは、『血糖値が急上昇』することを意味します。血糖値が高い人は、飲み過ぎに注意しましょう。

おすすめのアレンジレシピ

甘酒を毎日飲み続けることは、健康的な生活ではあるものの、同じ味を飲み続けていると、たまには味の変化が欲しくなることもあるでしょう。

甘酒を飽きずに、毎日飲むコツは、甘酒のアレンジレシピを活用することです。ここでは、甘酒を使ったアレンジレシピを三つ紹介します。

整腸作用をアップ 甘酒ヨーグルト

『甘酒ヨーグルト』は、乳酸菌が入った発酵食品であるヨーグルトと、発酵ドリンクの甘酒を『1:1で混ぜ合わせたもの』です。また、動物性の発酵食品と植物性の発酵食品を組み合わせることで、さらなる整腸作用も期待できます。

シンプルな甘酒ヨーグルトに、フルーツやジャムを加えれば、栄養たっぷり朝食にもなるので、忙しい人にもおすすめです。

味わいがマイルドに 甘酒と牛乳

『牛乳と甘酒』を組み合わせても良いでしょう。牛乳は冷たいものよりも、『温めた牛乳』を使った方が、味わいがより『マイルド』になります。

また、甘酒独特の味も和らぐので、甘酒が苦手な人も飲みやすく感じられるはずです。作り方の手順は以下の通りです。

  1. マグカップに1:1の割合で甘酒と牛乳を入れる
  2. 電子レンジで温める(500Wで約50秒が目安)
  3. 好みでハチミツやココアパウダー、シナモンパウダーを入れて完成

代謝を上げたい人は、すりおろしたショウガを入れてもよく合います。夜寝る前におすすめのアレンジレシピです。

お茶やコーヒーとの組み合わせもアリ

甘酒は、お茶やコーヒーとの相性も抜群です。お茶やコーヒーに甘酒を混ぜるだけで、『甘さがプラスされて満足感』が得られます。

また、お茶やコーヒーにはカフェインが含まれているので、気分転換をしたい時や、一息つきたい時にも最適です。

コーヒーに混ぜる場合は、電子レンジで温めた甘酒にインスタントコーヒーを淹れて混ぜ合わせます。抹茶に合わせる場合は、甘酒に粉抹茶を振りかけてよく混ぜ合わせるだけで完成です。

他にも、ほうじ茶に甘酒を入れたり、ミルクティーのように甘酒を紅茶に入れたりと、いろいろなアレンジが楽しめます。

甘酒を最大限に活用しよう

甘酒は、体にうれしい成分が豊富に含まれた健康的なドリンクです。ただし、カロリーや糖分も多いため、飲み過ぎないようにくれぐれも注意しましょう。甘酒を最大限に活用して、健康的な毎日を送ってください。

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