競馬場でのレースの楽しみ方とは。初心者が知っておきたい知識を解説

2018.11.08

競馬場でのレースの楽しみ方はひとそれぞれです。初心者が知っておきたい知識や、競馬場ならではの楽しみ方をご紹介します。今まで足を運んだことがなかった人も、デートや家族のお出かけのスポットに選んでみましょう。

競馬の豆知識

ただ馬と馬を走らせて競争させるというイメージのある競馬ですが、実は300年以上の歴史を重ねてきた競技なのです。海外では、人気のスポーツとなっていたり、お洒落な文化だったりと捉え方も色々です。

競走馬が人々の思いを乗せて走る『競馬』について、まずは基礎知識を紹介します。

アメリカなど海外でも人気のスポーツ

競馬はアメリカやヨーロッパなどでも人気のスポーツとして楽しまれています。主流となっているコースが、日本の芝に対してアメリカはダートなど、色々違いはあるものの、海外でも競馬はとても人気です。

アメリカ競馬での最高峰のレースの『ブリーダーズカップ・クラシック(ダート2000m)』では、日本の馬が出場するなどの歴史を持っています。日本馬が出走するレースに限り、アメリカ競馬の馬券が購入できるようにもなりました。

このように、海外においても競馬は広く楽しまれ、長い歴史を持っている奥深いスポーツです。

ヨーロッパではお洒落な文化に位置づけ

日本の競馬が娯楽というイメージが強い中、ヨーロッパでは紳士淑女が楽しむスポーツとして親しまれています。その中でも人気なのが『凱旋門賞』です。

フランスのロンシャン競馬場で開催される凱旋門賞は、伝統的で格式の高い最高峰のレースと言われており、1920年に起きた第一次世界大戦に敗戦したフランスを盛り上げるために生まれました。

徐々に各地から有名な一流馬が集まるようになった凱旋門賞のもう1つの魅力が『帽子』で彩られたお洒落な女性たちです。エレガントで個性的な帽子が彩る競馬場の華やかさはお洒落な文化の現れですね。

勝負服は競馬が始まりだと言われている

レースの際にジョッキーは『勝負服』と呼ばれる服を着ていますよね。この勝負服の発祥はイギリスといわれています。貴族が自分の馬がレース中にどこを走っているか見やすいように、騎手に色を決めて着させたのが始まりだったそうです。

勝負服の色は騎手の好みで身につけているではなく、JRA(日本中央競馬会)主催のレースの場合、騎乗する馬の馬主さんが登録している色の服を着ています。地方の競馬の場合は、騎手が自分のデザインした勝負服を使っているケースもあるのでそれぞれですね。

競馬で使われる主な用語

競馬で使われる主な用語は、普段から使うことのないものなので戸惑ってしまうこともあると思います。オッズやG1といった競馬場でよく耳にする用語などをご紹介します。覚えてしまうとそこまで難しくないので参考にしてみてくださいね。

オッズとは

競馬でよく耳にするのがこの『オッズ』と呼ばれる用語ですよね。これは購入した馬券が的中した時の『倍率』のことを意味しています。オッズが3.0倍と記載された馬券を100円で購入していた時に的中すると、払戻金は100円×3.0倍で300円になります。

オッズは、馬券販売開始からJRAのホームページや競馬場のテレビや専用端末で確認できるようになっています。

G1とは

JRAの競馬にはレースごとに『格』を設けることで、実力が同程度の競走馬がレースを行えるように作られています。新馬・未勝利・500万下・1000万下・1600万下・オープン・G3・G2・G1の格の中でも、頂点の争いを行うのが『G1』です。

JRAのG1にも様々なルールが設けられており、2歳の牝馬が出走できるレースや3歳馬だけが出走できるものなど『24種類』のがあります。日本の最高賞金のレースはG1の『ジャパンカップ』と言われており、2017年の1着賞金は3億円でした。

競馬場に出かけよう

競馬のことがまだまだよくわからないと感じるかもしれませんが、オッズを知って好みの競走馬の馬券を買うだけでも楽しむことができます。競走馬にもいろいろな経歴などがあるので、そこから探るのも楽しみの1つとも言えますね。

そのためにもまずは競馬場に1度は足を運んでみるのも雰囲気をつかむのにおすすめです。

競馬場はどこにある?

競馬場はふらっと立ち寄ったり、指定席でゆったり観戦したり、さまざまな楽しみ方・過ごし方ができる場所です。今、住んでいる地域のどこに競馬場があるかを知っておくと良いですね。

競馬場は中央競馬場と、地方競馬場の2種類があります。中央競馬と地方競馬では規模や設備などが違うなど注意点もあるので確認しておきましょう。

全国に10ヶ所あるJRA競馬場

JRA競馬場は『札幌・函館・福島・新潟・東京・中山・中京・京都・阪神・小倉』の10ヶ所に開かれています。JRAの公式サイトでは、いつ・どこで・何時から・どこの競馬場でレースが開かれるのかを確認することができます。

中央競馬と呼ばれる大きな競馬場でのレースの大半が『芝コース』で行われます。大きなレースが行われることが多く、地方競馬場と比べるとレベルの高い試合が見られる所でもあります。

JRA公式ホームページでは、それぞれの競馬場のアクセスや営業時間などの確認もできるほか、紹介したオッズの確認などもできるためチェックしておきましょう。

競馬場・ウインズ等 JRA

地方競馬場とは

地方競馬場は地方自治体が管理しており、中央競馬が全国各地に競馬場を持っていて、季節ごとに開催場所を変えるのに対し、原則1つの競馬場のみで運営されている地方密着型の競馬場です。

中央競馬場とは違い、レースは基本『ダートのみ』で行われているほか、各地に地方競馬場があるので足を運びやすいのがメリットです。ダートのみで行われるのは、芝を休める時間がない・芝コースは維持費がかかるという理由があります。

中央競馬と地方競馬は交流を行っているので、実力のある馬は中央競馬に出場できるなどの事例があります。親しみやすい地方競馬場からスタートして、大きなレースが行われる中央競馬に足を運ぶというのもおすすめです。

スタンド席や、ゆったりできる有料席がある

中央競馬場などの場所ではスタンド席だけではなく、ゆっくりと快適にレースを堪能するためにも『特別観覧席』が有料で提供されています。ふらっと立ち寄ってスタンド席で楽しむのも良し、予約でも当日でも購入できる有料席で楽しむのもまた楽しみになりますね。

特別観覧席の価格は約2000円〜2500円前後で、専用モニターやソフトドリンクのサービスのほか、マッサージチェアなどの設備でゆっくりと観戦が楽しめます。スタンド席も良いですが、ゆっくりしたい時には特別観覧席を使うのも良いですね。

席に限らず、競馬はあらゆるシーンで楽しめる魅力があります。次は、どのような魅力があるのかを確認してきましょう。

競馬場はあらゆるシーンで楽しめるのが魅力

競馬場の楽しみ方は1人だからこそ堪能できるものや、家族や恋人とのデートで楽しめるものまで幅広いのも特徴の1つです。あらゆるシーンで楽しめる魅力たっぷりの競馬場を堪能する方法をご紹介します。

1人で、レースはもちろんグルメを堪能

中央競馬から地方競馬まで幅広いレースが繰り広げられていますが、レースを見ながらご当地のグルメを楽しむというのもおすすめの楽しみ方の1つです。

例えば、地方競馬場の浦和では『B級グルメ』の食べ歩きができるブースが設けられています。競馬に来たことを忘れてしまうほどのグルメの数々はどれも絶品です。黄色いカレーやマグロカツなどの、ご当地グルメを思いっきり楽しんでみましょう。

家族とイベントに参加

サービスを行っている競馬場は限られますが、馬場内にある広場で、乗馬体験やジョッキースタイルの撮影会などのイベントを開催しているところもあります。

中山競馬場では、アスレチック遊具の設置や乗馬体験、無料の写真撮影など、家族連れでも楽しめる工夫がされており、観戦とは違った雰囲気を楽しむことができます。スタンド内にはレストランもあるので食事も問題ありませんね。

デートにも

「競馬場でデート?」という疑問が浮かぶかもしれませんが、競馬場がキレイなイルミネーションで照らされて幻想的な空間に変わるひとときはデートスポットにもぴったりです。

関東最大級となる約800万球を使い、大規模なイルミネーションを行う大井競馬場などはデートスポットにもぴったりです。競馬をひとしきり楽しんだあとは、夜の幻想的な空間でロマンチックな雰囲気を楽しむことができますね。

その他にも困った時には、便利なビギナーズカウンターで丁寧に競馬を教えてもらえるので、初心者でも安心して過ごすことができます。グルメあり、イルミネーションありの大人の楽しみ方を満喫しましょう。

仕事帰りにナイターやイルミネーション鑑賞

毎日の仕事帰りにナイターでの競馬やイルミネーション鑑賞でゆったりと過ごすというのも楽しみの1つです。競走馬の努力している姿を見て感動したり、非日常のイルミネーションみて癒されたりしている人は少なくありません。

競馬場は軽く足を運ぶ程度でも、競馬・イベント・食事・デートとたくさんの楽しみ方ができる優秀スポットですね。

馬はどのように選ぶか

競馬場の場所やイベント、楽しみ方を覚えてきましたが本題はここからです。『競馬に勝つため』にも馬をどのように選ぶのかは大切な要素になってきます。

競走馬はそれぞれ特徴があり、経歴を経てそのレースに出場しています。馬を選ぶ時に便利なサイトや判断の参考になるものをご紹介するのでチェックしておきましょう。

競馬新聞の読み方

新聞で競馬の予想をするためには、一般的な新聞ではなく『競馬新聞』と呼ばれる専門の新聞を使います。競馬専門紙ともよばれる競馬新聞が「読めるようになると、より競馬を楽しめる」ようになります。

競馬新聞に記載されているのは、レース番号やレースの時刻といった基本の情報だけではなく、直近の試合結果や専門家の予想や毛並みまで幅広く記載されています。『選ぶ馬の活躍を予想』するための情報が詰まっているので参考にしてみましょう。

競馬ラボや競馬ブックなど情報サイトを活用

競馬新聞は予想するのに必要な情報がたくさん掲載されていますが、情報サイトを利用することでより馬選びをスムーズにしてくことができます。ここでは『競馬ラボ』と『競馬ブック』の2つをご紹介します。予想するのに必要な情報やニュースなども掲載されているので判断材料にしてみましょう。

予想に役立つ競馬情報が全て揃うポータルサイト!競馬ラボ

競馬ブック

馬の見た目も判断材料となる

レース前に競走馬を見られる重要な機会が『パドック』と呼ばれる時間です。歩いている馬をチェックして、毛並みや状態の確認をするのはとても判断材料になります。

例えば、毛並みがつやつやしている馬は新陳代謝が活発でやる気がみなぎっていると言われています。丁寧に手入れをしていますが、見慣れてくると差がわかってくるのでまずは『注目している競走馬』からチェックしてみましょう。

他にも、歩いている様子から状態を確認するのも大切です。頭を上下に振っているとやる気は十分で短距離におすすめ、落ち着いてゆったりしている様子だと、リラックスしており長距離に向いていると言われています。

引っ張っている人を自分から引っ張って進んでいるような馬も短距離に向いていることもあります。「競走馬はその日によって様子が違う」ので、毎回チェックしておくのがおすすめです。

競馬場での馬券購入の流れ

競馬新聞や情報サイト、パドックでの状態を確認したら、いよいよ『馬券の購入』です。初めてでも馬券は購入しやすくなっているので、緊張しないで自分が予想した馬券の購入をしましょう。

実際に購入する時に覚えておきたい手順や方法などを確認していきましょう。

まずはライトカードや1点買いのカードから

慣れない競馬でいきなり馬券を購入しようとすると種類の多さにびっくりしてしまいますよね。せっかく予想をしても書き間違えてしまうと意味がなくなってしまうので、まずは簡単に使える『ライトカード』『1点買い』の馬券を選んでみましょう。

ライトカードはシンプルに作られたカードで、目的の競走馬の馬券を購入するだけなら初めてでも簡単に行うことができます。1点買いは緑のシートで、最も一般的な馬券の購入方法です。

シートの記載方法はJRAの公式サイトに詳しく掲載されているので確認してみましょう。

自動発売機で簡単に買える

実際にマークカードを記入したらすぐにレースに向かうのではなく、馬券を購入していきます。作成したマークカードを読み込むことですぐに馬券を購入できる自動販売機を活用すると簡単です。自動販売機が無い場合は窓口に向かいましょう。

自動販売機では、現金を入れてからマークシートを読み込み、内容の確認と修正が完了し精算すると馬券が出てきます。切符の購入に近いイメージで簡単に馬券を購入できるので覚えておきましょう。

中央競馬はICカード・UMACAで手軽に

中央競馬で馬券の購入をする時に便利なICカードが『UMACA』と呼ばれるカードです。UMACAに事前に入金しておくことで、馬券購入の時にUMACAを使うことでスムーズに馬券の購入ができます。手順を確認しておきましょう。

  1. UMACAを読み取り部分にタッチする
  2. 本人確認のため、暗証番号を入力する(手のひら静脈の場合はリーダーに手をかざす)
  3. マークカードを入れる
  4. 内容を確認する
  5. UMACAをもう1度タッチする
  6. レシートを受け取る

事前に入金したICからカードの残高から馬券の金額が引き落とされるので、現金を出す手間が省けるので楽に購入することができますね。中には、使いすぎを防止するために使っている人もいるので活用していきましょう。

的中したときは?

購入した競走馬の馬券が的中した時には、払い戻しを受けましょう。購入した金額とオッズが計算されて精算されます。初めての時はどうしたら良いのか迷ってしまうことが多いので、払い戻しの方法も確認しておきましょう。

払戻金額の確認方法

レースが終了すると着順掲示板に到着順位が記載されています。『確定』と表示されていれば、そのレースの順位が決まっているので馬券が的中しているか確認してみましょう。

払戻金額の確認は、JRAホームページや競馬場内のテレビ・ターフビジョン、テレホンサービスでチェックができます。着順が確定すると100円あたりの金額が表示されます。

自分が予想した500円の馬券が的中し、競走馬の部分に300円と記載されていた場合には300円×5で1500円の払い戻しが受けられます。予想した馬券と引き換えに払い戻しを受けるので大切に保管しておきましょう。

発払機に馬券を入れて払い戻しを受ける

計算が難しくても発払機に馬券を入れて払い戻しを受けるだけで良いので簡単です。馬券の破損や汚損が酷い場合には無効となってしまうので、熱中しても馬券は大事に握っておくようにしましょう。

ちなみに、初めて当たった馬券やデートの記念にしたいという人のために馬券のコピーを先にとってもらえる有料サービスが提供されています。発払機に入れてしまうと戻ってこないので思い出の保存は早めにしておくのがおすすめです。

払い戻し期限は60日間

的中してもすぐに払い戻しできない場合は、レース翌日から60日の間であれば払い戻しが可能なので忘れずに向かいましょう。期限が切れてしまったあたり馬券は、取り扱いができないので注意してください。

わざわざ足を運びたくなる、魅力あふれる競馬場

競馬と言えばギャンブルというイメージが強くありますが、1人・家族・デートでも楽しめるスポットとイベントが満載です。初めての人でもわかりやすく楽しめるように工夫されている競馬場も多くあります。

初心者から上級者まで楽しめる、そんな魅力あふれる競馬場に足を運んでみてはいかがでしょうか。慣れれば慣れるほど楽しみが広がってきますよ。

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