焼酎と日本酒の違い、ちゃんと説明できる?共通点と違いを徹底解説

2019.10.01

焼酎と日本酒、どちらも日本を代表するお酒ですが、それぞれまったく異なる性質を持っていることをご存知でしょうか?一見すると似ている焼酎と日本酒の特徴について、製法や味わい、飲み方の観点から比較し解説します。

焼酎とは

焼酎とは、米や麦、芋などを原料にした蒸留酒のことを指します。焼酎の製法や味わい、飲み方について解説します。

焼酎の製法

焼酎の原料は米や麦、サツマイモなどの穀物類が多く使われ、他にも黒糖や紫蘇、そば、栗、じゃがいもといった各地の特産品が使われることもあります。

また、焼酎の仕込みには黒麹や白麹が使われるのが一般的です。焼酎が九州地方を中心に作られているのは、黒麹や白麹は温暖湿潤な気候に強いという理由が挙げられます。

焼酎は蒸留によって作られる蒸留酒です。蒸留とは加熱によって液体を蒸発させ、発生した気体を冷やすことで液体に戻すことを指し、蒸留することにより、純度の高いアルコールを取りだすことができます。

焼酎の味わいや度数

焼酎は主原料の風味が強く残っているのが特徴のお酒です。サツマイモから作られる芋焼酎は、ややクセのある独特の香りと甘さに特徴があります。

麦焼酎は芋焼酎に比べるとクセがなくて飲みやすく、米を主原料とする米焼酎は爽やかな味わいが特徴です。

焼酎のアルコール度数には法律によって規定があります。芋や麦などを原料とする本格焼酎(乙類)は45度以下、甲類焼酎は36度未満です。一般的な本格焼酎の度数は25度前後になります。

焼酎の主な飲み方

焼酎はさまざまな飲み方ができるお酒です。原料の香りや風味を最も力強く感じることができるストレートや氷になじませつつ味の変化を楽しむロックは代表的な飲み方だと言えるでしょう。

また、寒い時期であればお湯割りもおすすめです。お湯で温められることによって、焼酎の持つ豊かな香りが一段と深まります。

焼酎はアルコール度数が高いお酒なので、水割りにするのも良いでしょう。水で割ることによって、焼酎の風味を残しつつ、スッキリとした味わいを楽しむことができます。

日本酒とは

日本酒は米を原料とした醸造酒です。日本酒の製法や味わい、飲み方について解説します。

日本酒の製法

日本酒の原料は米です。食用に用いられる米とは異なる『酒米』と呼ばれる米を使います。酒米は食用米に比べ粒が大きく、日本酒にとって雑味となるタンパク質や脂肪分が少ないのが特徴です。

黒麹や白麹を使う焼酎に対し、日本酒は黄麹を使用します。高温多湿に弱い黄麹ですが、フルーティーで華やかな香りを生み出すという特徴があるため、日本酒づくりには欠かせない存在です。

日本酒は醸造酒に分類されます。醸造酒とは穀物に酵母菌を混ぜ、アルコール発酵させたお酒のことを指し、日本酒は米を発酵させた醸造酒です。

日本酒の味わいや度数

日本酒は銘柄や蔵元によって味が異なりますが、寒冷地域の日本酒は辛口、温暖地域の日本酒は甘口の傾向にあるのが一般的です。

また、日本酒は辛口・甘口という区分だけでなく、淡麗・濃醇といった区分もあります。淡麗とは口当たりがさっぱりとしたみずみずしい感じがする一方、濃醇とは深い味としっかりとしたコクが特徴です。したがって日本酒には大きく4種類の味が存在します。

日本酒のアルコール度数は22度未満と酒税法で規定されていますが、一般的に飲まれる日本酒は15度前後であることがほとんどです。

日本酒の主な飲み方

日本酒の特徴は華やかな香りと米の持つ深い味わいです。したがって氷を入れたり、他の飲み物で割ったりすることは基本的にはありません。

常温で飲んでもおいしい日本酒ですが、温度の変化によって一層香りや風味を楽しむことができます。同じ銘柄の日本酒でもキリッと冷やして冷酒として飲んだり、ぬる燗や熱燗にして飲んだりすると、日本酒の持つ奥深さを感じることができるかもしれません。

焼酎と日本酒の比較

焼酎も日本酒も日本を代表するお酒ですが、その性質は大きく異なります。両者の相違点や、カロリーなどについて解説します。

両者の共通点と相違点

焼酎も日本酒も無色透明な見た目や、仕込みに原料・麹・酵母・水とを使うという点では共通していますが、これまでにも述べてきたように、原料や製法、味わい方や度数など、さまざまな相違点が見られます。

焼酎と日本酒の主な違いをまとめると以下の通りです。

焼酎 日本酒
原料 米や麦、芋などの穀類 米(酒米)
黒麹や白麹 黄麹
製法 蒸留酒 醸造酒
味わい 原料の風味が豊かに残る 米の深い味わいと芳醇な香り
飲み方 ストレートやロック、お湯割りなど 冷酒や燗酒など
度数 45度以下 22度未満

カロリーや糖質の比較

焼酎は日本酒に比べるとカロリーや糖質が低いお酒です。これは蒸留することによって糖分などの成分が取り除かれることによります。

焼酎と日本酒、100mlあたりのカロリーは以下の通りです。

  • 焼酎(乙類):146kcal
  • 焼酎(甲類):206kcal
  • 日本酒:103kcal

また、焼酎と日本酒、100mlあたりの糖質は以下の通りになります。

  • 焼酎(乙類):0g
  • 焼酎(甲類):0g
  • 日本酒:3.6~4.5g

焼酎はカロリーも糖質も低いお酒ですが、アルコール度数が高いため飲み過ぎには注意が必要です。

違いがわかる大人に

焼酎も日本酒、似ているようでそれぞれにまったく異なる特徴があるお酒です。両者の違いを正しく理解し、お酒の違いが分かる大人を目指しましょう。

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