人間心理の交錯するスリル。「心理学」が登場する傑作映画とドラマを紹介

2019.10.01

心理学は人の心を解き明かす静かなる科学です。その研究成果にはエンタメ要素にもなり得るバラエティ豊かなものも含まれており、近年ではそれらの要素にフォーカスを当てた映画作品も多く製作されています。この記事ではそんな心理学が登場する映画作品を、様々なジャンルからピックアップして紹介していきます。

心理学を題材にした名作映画

心理学を題材にした映画はサスペンスジャンルに分類されることが多く、スリリングなストーリー展開が魅力となっています。人の内面を描くそれらの作品は派手なアクションとシリアスなシーンの強弱が絶妙であり、その起伏豊かな構成は見る人を飽きさせない力を持っています。ここからはそんな心理学を題材にした映画作品の中でも、世界的なヒットを記録した名作を2つピックアップして紹介していきます。

es

esは2001年にドイツで、翌年には日本でも公開された映画作品です。1970年代にアメリカのスタンフォード大学で実際に行われた有名な心理学実験「スタンフォード監獄実験」を元に製作されています。

その内容は擬似的な監獄を設置した上で看守役と囚人役を用意し、それぞれの変化を観察するというものであり、日程が消化されていくごとに人々の深層心理が露わになっていく様子を描いています。なお本作はドイツで製作された映画のため、アメリカで実際に行われた実験環境とは多少の誤差が生じています。

エグザム

エグザムは2009年にイギリスで製作された映画作品です。そのストーリーは多額の報酬を提示している企業の採用をかけた最終試験という設定のもと、密室となった空間で繰り広げられる心理戦を描いています。

大まかな内容は無機質な部屋でひたすらに繰り返される会話劇ながらも、試験に合格するため様々な策をめぐらし、徐々に人間関係が崩壊していく様は低予算ながらもクオリティが高く、一度たりとも目を離せない緊張感あふれる仕上がりとなっています。

心理学が登場する邦画

心理学は題材としてだけではなく、ストーリーにおける重要な役割を果たす場合があります。派手なアクションなどは少なめながらも、俳優たちの細かな演技や作り込まれた演出で見る人を楽しませてくれる心理学は、意外性や急激な展開においての起点となり、作品の根幹をなすこともあるのです。

ここからはそんな心理学が登場する邦画作品を2つピックアップして紹介していきます。

脳男

脳男は日本の推理作家「首藤瓜於」による著作を映画化した作品です。

本作は感情を持たず驚異的な身体能力と圧倒的な知能を持つ謎の男「鈴木一郎」と、彼が関与した連続爆破テロの解決に乗り出す警察、精神科医が織りなすサスペンス作品となっています。

全く実態がつかめない鈴木一郎の思考や、誕生の経緯などから読み取れる人間の感情の本質などの要素は、心理学に精通していなくとも楽しめる完成度の高さを誇っています。

サイコパス

サイコパスは急激な技術発展によって、人々の心理状態が数値化された近未来を舞台に猟奇的な事件を巻き起こす犯人追う公安警察の姿を描いた作品です。

本作は2012年にアニメ作品として製作され、その後3作目の続編として映画作品が2015年に公開されました。ショッキングな展開が多いものの、繊細な心理描写とアクションシーンの起伏ある展開で世界規模でファンを獲得している人気作品です。

心理学が登場するドラマ

ここからは番外編として心理学が登場するドラマ作品を紹介していきます。短編ではなく長期的なシリーズが見たいという方はぜひチェックしてみてください。

メンタリスト

「メンタリスト」は2008年から2015年にかけて放送されたアメリカのドラマ作品です。

元詐欺師で卓越した推理力を持つ警察官の主人公のパトリック・ジェーンが、その能力を駆使して様々な難事件の犯人を追い詰めていく姿を描いています。7年間にも及ぶ期間で放送された話数は151話もあるため、見応え十分なボリュームがあります。

心理学は映像作品の1ジャンル

心理学は人の内面を捉える科学です。その要素を映画作品へと落とし込めば、高度な心理戦、複雑な心理描写などを含む完成度の高い作品となります。心理学はもはや映像作品における1ジャンルとなっているのです。この記事で紹介した作品の中で気になるものがあれば、ぜひ一度チェックしてみてください。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME