黄金桂ってどんなお茶?味や香り、初心者でもできる入れ方を解説

2019.09.29

黄金桂はまろやかな風味でキンモクセイのような華やかな香りがするお茶です。安渓四大銘茶のひとつとされており、海外にもたくさん輸出されています。この記事では黄金桂の特徴やおいしい入れ方について解説します。

黄金桂とは

黄金桂は烏龍茶の一種ですが、ごく一般的な烏龍茶とは色や香り、味が違います。どんなお茶なのかみていきましょう。

黄金桂の特徴

黄金桂は、福建省泉州市安渓地区で生産されている烏龍茶(半発酵させた青茶)の一種です。生産量は少ないものの、安渓四大銘茶のひとつとされており海外にも輸出されています。黄旦という品種から作られていて、とくに春茶は爽やかな風味が特徴です。

水の色は一般的な烏龍茶よりも薄く、黄金色に近いです。黄金桂にはカフェインが含まれており、たくさん飲みすぎると「茶に酔う」と言われています。「茶に酔う」とはカフェインの作用によって胃が荒れたり、寝つきが悪くなることを指します。

味と香り

黄金桂はキンモクセイの香りに似ており、非常にかぐわしくて華やかです。黄金桂の「黄金」は黄旦から、「桂」はキンモクセイから名付けられ、香りに特徴があるお茶と言えます。味はすっきりとしており、わずかに甘みがあっておいしく飲めます。

黄金桂と鉄観音との違い

中国茶には鉄観音というお茶がありますが、黄金桂との違いは何なのでしょうか。

鉄観音とは

鉄観音は黄金桂と同じく烏龍茶の一種で、福建省泉州市安渓地区で栽培されています。フルーティーで甘みのある味で、桃や蘭などの華やかな香りがします。苦みや渋みがないので飲みやすく、水の色はきれいな杏子色です。台湾でも取れるので、中国や台湾のお土産としても知られています。

鉄観音との違い

黄金桂と鉄観音は同じ地区で栽培されていますが、茶葉の種類に違いがあります。鉄観音は鉄観音というチャノキの品種から取れた茶葉を使用し、大きくて硬いのが特徴です。

一方、黄金桂は黄旦という品種から収穫した茶葉を使用しており、茶葉の形は丸みを帯びています。香りも鉄観音が桃や蘭などの甘い香りに対し、黄金桂はすっきりとしたキンモクセイの香りです。

水の色は鉄観音のほうが茶褐色に近く、黄金桂のほうがきれいな黄金色をしていますに。味は鉄観音のほうがのど越しが強いのに対し、黄金桂はまろやかで軽い口当たりです。

このように、鉄観音と黄金桂は茶葉の種類、香り、水の色、味に違いがあるため、好みで選びましょう。

黄金桂のおいしい入れ方

黄金桂の茶葉を手に入れたら、ぜひ自宅で入れてみてください。

用意するもの

  • 茶壷:中国茶用のポットです。ない場合は急須で代用可能です。
  • 茶杯:中国茶用の湯呑です。ない場合は日本茶を飲むときの湯呑でかまいません。
  • 茶盤:茶器を置くためのトレーのような道具です。穴が開いているので、お湯を捨てることができます。茶壷にめいっぱいお湯を注いでもテーブルの上が水浸しになりません。ない場合はボウルで代用しましょう。

入れ方

  1. 茶壷にお湯を入れて温めたら、茶杯に移して同様に温めます。
  2. 茶壷のお湯を捨て、茶葉を入れます。目安はお湯100ml程度に対して茶葉約4g~5gです。好みに応じて量を調整してください。
  3. 茶壷にお湯を注いで30秒~1分程度蒸らし、茶杯に注ぎます。

お湯を繰り返し注ぐことで、2煎目以降もおいしく飲めます。2煎目は1煎目に比べて茶葉が開いているので味や色が出やすく、短めに蒸らすのがポイントです。

黄金桂をおいしく飲もう

烏龍茶の一種である黄金桂はキンモクセイのようなすがすがしい香りのお茶です。水の色は黄金色で、まろやかな口当たりでおいしく飲めます。鉄観音も烏龍茶の一種ですが、茶葉や水の色、香り、味に違いがあります。

黄金桂の茶葉が手に入ったら、ぜひ自宅で入れてみましょう。やさしい香りで心も体も和みます。

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