競馬のG1賞金には夢がある。賞金の内容と世界最高峰のレース

2018.11.07

中央競馬で行われるG1レースは名馬が集まり、賞金も最高峰のレースです。実力のある競走馬が一堂に会する貴重なレースと賞金の内容についてご紹介します。競馬の魅力がたくさん詰まったG1レースを楽しみましょう。

競馬のクラスと賞金

競馬のレースはグレードによって格付けされ、クラス分けが行われています。分けられたそれぞれのレースでは賞金が設定され、クラスの格が上位のレースほど賞金も増えるシステムです。

中でもトップクラスのレースの『G1』は、実力のある競走馬が出走する大きなレースなので賞金も1着だと数億円単位です。

クラスや賞金の金額、配当など知るためにも、まずは、クラスと賞金について確認していきましょう。

G1はトップクラスのレース

中央競馬で行われるG1のレースのGとは『GRADE』の頭文字を取ったもので、G1・G2・G3などに分けられています。G1レースは格付けの中でも最も高いトップクラスのレースで、出馬するには下のクラスから上り詰める必要があります。

競馬場のレースでのクラス分けは、『G1・G2・G3・オープン・1600万以下・1000万以下・500万以下・新馬、未勝利』で区切られています。どれだけ良い血統を持った馬でも『最初は新馬・未勝利』からスタートして最高グレードのG1を目指していくのです。

また、クラス分けは2019年夏季競馬から『降級制度を廃止』することで呼び名が変わります。呼び名が変わるだけなので、レースの格などは変化しません。

  • 500万以下→1勝クラス
  • 1000万以下→2勝クラス
  • 1600万以下→3勝クラス

総合賞金で区切られていた区分が、勝利度数によるクラス分けに変わっていくので覚えておきましょう。シンプルに勝利を重ねるとがっていきます。

収得賞金とは

収得賞金とは、競走馬が今まで出馬したレースで1位を獲得し稼いだ賞金のトータルのことです。クラス分けで表示されている『500万以下』などは、この収得賞金の額によってクラス分けされています。

レースのグレードが高いものほど賞金が増えるので、勝利を重ねれば自然と収得賞金は増えていくため、クラスが上がっていきます。

現在行われている取得賞金でのクラス分けは、2019年の降級制度の廃止が行われた後、『純粋に勝利した数』でのクラス分けに変更されるので注意しておきましょう。

賞金の内容

出走馬のうち第1着馬から第5着馬の馬主に対して交付されるのが『本賞金』と呼ばれるものです。金額はレースの条件や格によって違い、1〜5着までの賞金の割合が決まっています。

他にも、レースに挑戦して第1〜8着に交付される『距離別出走奨励賞』があります。次は、これらの賞金をどのように分けているのかを確認していきましょう。

馬主が受け取れる賞金とは

競馬場で行われているレースで設定された『本賞金の総額を馬主・調教師・騎手・厩務員で振り分け』ます。それぞれの取り分の比率も決まっており、馬主が約80%、調教師が約10%、騎手と厩務員が約5%ずつです。

例えば、1着で3億円の本賞金をもらった場合は、馬主の取り分は約80%なので約2億4000円が受け取れます。距離別出走奨励賞を含めると金額が前後するほか、決められた割合で分けることもあるため『目安』として覚えておきましょう。

騎手が受け取ることができるのは?

騎手の収入は『レースで獲得した本賞金の約5%』です。この5%の取り分のことを『進上金』と呼んでいます。他にも、レースに騎乗すると支払われる『騎乗手当て・騎手奨励手当て』も騎手の収入です。

騎乗手当てと騎手奨励手当ては、レースのランクによって設定されている金額が支払われます。G1のレースだと約4〜8万円程度が相場です。これらの賞金や手当て全てを合わせると、中央競馬の騎手の平均年収は『1000万円前後』と言われています。

地方競馬の騎手だと、賞金金額が低いので年収が減っていきます。数百万円前後と低いですが、実力を付けて騎乗する回数が増えれば自然と収入が増えていきます。

余談ですが、厩舎に所属していれば毎月お給料がもらえるので騎乗できなくても力を付けながら生活することができます。

G1の賞金額を見てみよう

最高峰のレースが繰り広げられるG1クラスの賞金額は、名誉にふさわしい額が用意されています。1レースで億単位の金額が動くほどの大きなレースだからこそ、つい力が入る人も少なくありません。

G1レースは一体どのくらいの賞金額なのか確認していきましょう。

有馬記念、ジャパンカップは優勝賞金3億円

G1クラスの最高峰とも呼べるレースが芝・2500mで行われる『有馬記念』です。1着の賞金額はなんと『3億円』で、格も賞金額もとても高いレースです。多くの競走馬が目指す目標としても有馬記念は大きな意味を持ったレースと言えます。

他にも、2015年から増額されることで有馬記念と同等の賞金額が設定されているのが芝・2400mで行われる『ジャパンカップ』です。G1クラスでの格も有馬記念と同等で、多くの競走馬が目指す目標にしています。

日本ダービーは優勝賞金2億円

G1クラスで東京競馬場の芝・2400mでおこなわれる『日本ダービー』の賞金は2億円です。競馬の祭典とも呼ばれ、日本ダービーでの優勝は『最高の栄誉』とされています。有馬記念・ジャパンカップの次に賞金額が多いレースです。

ご紹介した3つの大きなG1レースは、ファンの間でも注目されているため多くの観客で賑わっています。選ばれた競走馬が、力を全て振り絞って得る名誉と金額はそれだけの価値があるというのがわかります。

世界のG1賞金額ランキング1位のレース

日本の大きなレースに注目してきましたが、世界に目を向けてみると、G1賞金額ランキング1位のレースは有馬記念やジャパンカップではありません。もっとも賞金額の大きい『ペガサスワールドカップ』についてチェックしていきましょう。

海外競馬のペガサスワールドカップ

世界最高の賞金総額と言われている海外競馬のG1レースが『ペガサスワールドカップ』です。世界から優秀な名馬が集められ、ダート・1800mで争う12頭立てのレースが注目されています。

今までの世界最高賞金レースは『ドバイ・ワールドカップ』でしたが、それを上回る賞金額でより多くの人が注目しているレースを確認していきましょう。

優勝賞金が凄い

ペガサスワールドカップ第1回では賞金総額1200万ドル(約14億円)、1着賞金700万ドル(約8億円)を懸けて行われました。第2回では世界最高の賞金総額1600万ドル(約18億円)、1着賞金は700万ドルで行われています。

日本の有馬記念やジャパンカップよりも優勝賞金が格段に跳ね上がりますが、競馬のワールドカップと考えるとそれだけの価値があるとも言えます。

多くの人の夢を乗せて走る競馬

競馬場では、たくさんの人の思いを乗せて走る競走馬が魅せるレースがG1だけに限らず頻繁に行われています。優勝賞金額やレースの大きさなどにこだわらず、競走馬と騎手の勇姿を楽しむのも醍醐味だと思います。

競馬にはレースの他にもたくさんの魅力が詰まっています。自分だけのこだわりや応援馬などを見つけて楽しんでみましょう。

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