おいしい甘酒を手作りしてみよう。失敗しないための注意点も紹介

2019.09.29

甘酒はアルコールが入っていないものであれば、小さな子供でも楽しめるおいしい飲み物です。甘酒を飲むことで得られるメリットは魅力的で、市販のものを買わなくても、自宅で簡単に作ることができます。甘酒の作り方についてまとめていきます。

甘酒の基本について知ろう

日本では正月など冬の時期によく飲まれるイメージがある甘酒ですが、通年で販売されている上に、自家製のものを作ることもできます。

では、そんな甘酒とは具体的にどのような飲み物なのでしょうか?まずは、基本的な知識について見ていきましょう。

甘酒は大きく分けて米麹と酒粕がある

甘酒には、大きく分けて『米麹甘酒』と『酒粕甘酒』の二つの種類に分けることができます。

米麹甘酒は、日本酒などと同じように、麹の発酵作用を利用した米麹から作ります。米麹で出来た甘酒は、米のデンプンを麹が糖分に変えていますので、アルコールも入っておらず、甘みがあるのが特徴です。

酒粕甘酒は、日本酒の製造過程で作られて出来た粕(かす)を使用しているため、甘酒自体にアルコールが含まれていることがあります。

米麹のものと違い、アルコールが苦手な人は注意が必要です。また、酒粕の甘酒は甘みがないのが特徴であり、甘さを出すためにも砂糖が加えられ、カロリーも高いという特徴があります。

栄養面や美容にもメリットがある

甘酒には、栄養面や美容にもメリットがあるとされています。

甘酒に含まれている麹菌には栄養の消化吸収を助ける働きがあるので、効率良く栄養を吸収し、エネルギー変換できるという特徴があります。

また、ビタミンB群が豊富に含まれているのも甘酒の魅力です。血行と代謝を促進させることもでき、体内の老廃物も排出しやすくなるというメリットがあります。

このため、甘酒は『飲む点滴』や『飲む美容液』とも呼ばれています。

手作りの場合の賞味期限は1週間程度

市販されている甘酒もありますが、手作りで楽しむこともできるのも特徴です。状況によって異なりますが、手作りの甘酒の賞味期限は、冷蔵保存で約1週間程度とされています。

また長期間保存がしたいという人は、冷凍保存をすることをおすすめします。冷凍保存の場合は1カ月程度の賞味期限とされています。

市販で売られている甘酒は加熱処理がされており、加熱することにより甘酒に入っている麹菌を死滅させている状態となります。そのため、長いものだと6カ月ほどの賞味期限があるものがありますが、開封すると直後から空気に触れるため、早めに飲むのが良いでしょう。

簡単に作れる甘酒のレシピを紹介

市販されている甘酒を購入しなくても、材料を揃えることができれば自作の甘酒を楽しむことができます。甘酒は、どのようにして作ることができるのでしょうか?基本的で簡単なレシピを紹介します。

事前に用意するものとは

手作りの甘酒を作る際、必要な材料は以下の通りです。

  • 米:1合
  • 生の米麹:400g
  • 米を炊くための水:360ml
  • 冷ます用の水:360ml
  • 炊飯器・温度計・濡れ布巾

炊飯器で簡単に手作りできる

  1. まず、炊飯器を使って米を炊き、炊きたての米の中に冷ます用の水を加えていき、米を冷ましていく
  2. 麹菌は60℃以上で死滅してしまうため、温度計で温度を測りながら60℃をキープする
  3. 麹菌が死滅しない温度まで冷やせたら、麹を加えて全体をしっかり混ぜ込む
  4. 炊飯器の蓋を開けたまま、きれいな濡れ布巾をかけて約8時間保温する
  5. 途中で乾燥しないように布巾を濡らしながら様子を確認する
  6. ヘラですくってドロッとペースト状になっていれば完成

ヨーグルトメーカーや魔法瓶でも可能

炊飯器の代わりに、ヨーグルトメーカーや魔法瓶を使って甘酒を作ることもできます。ヨーグルトメーカーとは、温度や時間を管理しながら、一定の温度で加熱できる調理器具のことを指します。保温が少し面倒だと感る人は、ヨーグルトメーカーがおすすめです。

一般的にはヨーグルトを作るために使われますが、牛乳やヨーグルトの代わりに米や麹を使用すれば、簡単に甘酒を作ることができます。

ヨーグルトメーカーを持っていない人は、魔法瓶で代用することもできます。作り方も簡単で、炊飯器の場合と同じように米と麹を混ぜたら、魔法瓶に入れて8時間置いて完成します。魔法瓶特有の保温力で甘みのある甘酒を作ることができるでしょう。

甘酒作りに失敗しないためには

甘酒を作る際の基本的なレシピについて紹介してきましたが、実際に作り始める際に失敗しないためのポイントをまとめていきます。おいしい甘酒を作るためにも、いくつかの大切なポイントを押さえていきましょう。

温度管理を徹底しよう

先ほども触れたように、甘酒作りでもっとも重要なポイントは『温度管理』です。麹が米を糖に分解する際に、活動してくれる温度が60℃とされています。

60℃以上の温度に上がってしまうと、甘酒に含まれる植物性乳酸菌が働き、乳酸を作り出してしまうので、酸味が強い甘酒に仕上がってしまいます。

逆に温度が50℃以下に下がってしまうと、雑菌が増えてしまうというデメリットもあるので、60℃を目安に温度を保持することが大切です。

保温中の衛生面にも注意をする

炊飯器で甘酒を作る場合、温度管理の関係上、蓋を閉めて置いておくことができません。炊飯器での作り方で紹介したように、蓋の上からは清潔な濡れ布巾をかぶせて、ホコリなどが入り込まないように注意しましょう。

また、発酵が進むと、甘い香りにつられて害虫が寄ってきてしまうという可能性もあります。万が一の場合に備え、布巾の上から網目の荒いザルをかぶせておくと安心でしょう。

オリジナルの手作り甘酒を飲んでみよう

甘酒は、栄養面や美容にもメリットがあり、自宅でも簡単に作れる飲み物です。手作りの甘酒にはアルコールが入っておらず、子供と一緒に飲むことができるものうれしいポイントです。

米と麹の力によって作られる甘酒を堪能し、健康面に気にしながら飲んでみてはいかがでしょうか。

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