車用スピーカーの取り付け方。依頼したときの費用と自分で行う方法

2019.09.28

カーオーディオの音質に不満はありませんか?どれだけイコライザーをいじっても『純正スピーカー』を使っている限りは音質は改善しません。社外スピーカーに交換して劇的な音質向上を体験しましょう。スピーカーの交換、取り付け方法を紹介します。

車のスピーカーを取り付けるための基礎知識

カーオーディオの音質を向上させるには大掛かりな改造は必要ありません。純正スピーカーを市販品の社外スピーカーに付け替えることを考えてみましょう。

車のスピーカーを交換するのはなぜ?

車に取り付けられているスピーカーは、自動車メーカーが製造した『純正スピーカー』が一般的です。

これは燃費効率・走行性能などを重視した軽量・低出力のものであり、オーディオブランドのスピーカーのような高音質が得られるものではありません。

ここで市販品の社外スピーカーに交換すれば、低価格帯のものでも劇的な音質向上が期待できます。

フロントドア用のスピーカーは、ツィーター(高音域)・ミッドレンジ(中音域)・ウーファー(低音域)といったスピーカーユニットが一つにまとめられた『コアキシャルスピーカー』が一般的です。

音の直進性がよい高音域を耳に届けやすくするなら、別体のツィーターをダッシュボードに置ける『セパレートスピーカー』をおすすめします。

バッフルボードとは?

『バッフルボード』(インナーバッフル)は、ドアのスピーカー取り付け口にスピーカー本体を取り付けるためのマウント(土台)です。加えて、振動を制御して音質向上を図るための部品でもあります。

純正スピーカーはインナーバッフルと一体型になっているものが多く、取り外すと穴が空いているだけでスピーカーの土台がありません。

スピーカー交換の際には、ドアを改造しなくて済むようにスピーカーとインナーバッフルをセットで準備するのが基本です。

インナーバッフルの素材は木製が多く、スピーカーのネジ穴の位置が合わなくてもねじ込むことができます。硬質な音が好みなら、スピーカーに合うアルミニウムや大理石のものを選ぶとよいでしょう。

取り付けにかかる費用や時間

スピーカーの取り付けを自分で行うのは、DIYに慣れた人なら難しいことではありませんが、下手に手を出すと車を傷付けるケースもあります。ディーラーやカー用品店で取り付けてもらうことを考えてみましょう。

ディーラーや業者に依頼したときの費用

自分でスピーカーの取り付け作業を行う際には、複数の工具と多少のテクニックが必要になります。ここでディーラーやカー用品店に取り付け依頼をすれば、費用はかかるものの、安心確実で手間もかかりません。

ディーラーに依頼する場合は、1万〜2万5000円程度が相場です。カー用品店の場合は若干安い程度で、店舗で購入したスピーカーをそのまま取り付けるなら、オプション扱いで半額ほどになります。

ただし、これらは基本料金です。交換にかかる時間や手間によって料金割増があるため、車種・スピーカー・インナーバッフルの構成を伝えて見込み料金を聞いておきましょう。

取り付けにかかる時間

取り付け時間は、スピーカーの構成によって前後します。左右一対のコアキシャルスピーカーを純正スピーカーと取り替えるだけなら、配線の手間もなく容易であるため30〜60分程度です。

セパレートスピーカーの取り付けや、サブウーファーをウォークスルーに設置したりサテライトスピーカーを天吊りしたりと、3ch以上の構成になってくると配線が複雑になるなどして1時間を超えるケースもあります。

時間がかかるほど料金も高くなるため、予算は交換費も含めて計算するようにしましょう。

車スピーカーの取り付け方

スピーカー取り付けの例として、コアキシャルスピーカーとセパレートスピーカーの場合を見てみましょう。

ドアの内張りを外す

スピーカーの交換を行うには、まずはドアの内張りを外すことになります。ここで『内張りはがし』とプラスドライバーが必要です。

車種によってネジの位置や数は異なりますが、概ねカバーで隠されています。これを内張りはがしを使ってはがし、ネジ頭を露出させて取り外しましょう。

ネジがすべて取り外せたら、内張りの下部から内張りはがしを差し込み、内張りが浮いたら持ち上げて取り外して完了です。

バッフルボードとスピーカーの交換

純正スピーカーはインナーバッフルと一体型になっていることが多いため、スピーカーを取り外すにはインナーバッフルのネジを外すことになります。

ここで、車種によってはネジ頭もねじ切りもない『リベット』でかしめられている場合があり、ドライバーでは取り外せません。

電動ドリルやインパクトドライバーに5mm程度のキリを差してリベットを削りましょう。残ったリベットの芯はニッパーでもぎ取れます。

次に、純正スピーカーに接続されたカプラーを外し、手持ちのインナーバッフル・スピーカーを付属の金具で装着しましょう。純正カプラー経由で専用カプラーを接続すれば交換完了です。

ツィーターを設置する

ツィーターを設置する場合は、ダッシュボード端辺りにある純正ツィーターと交換することになります。

配線がドア枠のピラー内張りに収められている場合はこれを外し、純正ツィーターのスピーカーグリルも取り外しましょう。

純正ツィーターがボルト締めされている場合はレンチなどで取り外し、カプラーを抜き、ツィーター付属の専用カプラーと接続します。

ツィーターによっては『パッシブネットワーク』が付属しているため、これを経由してギボシ端子接続でツイーターと接続すれば交換は完了です。

設置位置は純正ツィーターの位置に戻してもいいですが、よりクリアな音声を求めるならダッシュボードに両面テープで貼り付けてもよいでしょう。

配線作業と内張りの取り付け

セパレートスピーカーの場合はツィーターの交換作業が必要ですが、コアキシャルスピーカーならこれは必要ありません。

配線されていることを確認したら、内張りを戻す前にエンジンをかけて鳴りを確かめてみましょう。音のビビりや割れがあればインナーバッフルの取り付けが甘い可能性があります。

また、音が途切れるならカプラーの接続不良があるかもしれません。正しく設置できていることを確認したら、初めの手順の逆に内張りを戻して作業完了です。

新しい車スピーカーを取り付けよう

純正スピーカーはパソコンやTVの内蔵スピーカーのようなもので、一応は鳴りますが高音質とはいえません。

音楽体験にこだわるなら、市販品の社外スピーカーに付け替えてみましょう。音質が良くない、ドライブもより楽しめるでしょう。

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