獺祭三割九分とは?遠心分離との違いや美味しい飲み方を解説

2019.09.28

『獺祭』は山口県の旭酒造が醸造しているこだわりの日本酒です。日本ではもちろん、海外でも日本酒ブームに乗り人気です。『獺祭』の中でも『獺祭 三割九分』とはどのような日本酒なのか、遠心分離との違いやおいしい飲み方について紹介します。

獺祭三割九分とは

 

数ある『獺祭』の中でも『獺祭 三割九分』とは、どのような日本酒なのでしょうか?その数字の意味や内容を解説します。

精米歩合39%の獺祭

『獺祭 三割九分』とは、精米歩合39%まで磨いた米(山田錦)を醸造した日本酒です。

『獺祭』では精米歩合50%以上の酒は製造していません。

『獺祭三割九分』では、香り高く、蜂蜜のような上品な甘さと、余韻が長いため、純米大吟醸ならではの味わいが楽しめます。

  • 商品名:獺祭(だっさい) 純米大吟醸 磨き三割九分 1800ml
  • 価格:5724円(税込)
  • Amazon:商品ページ

精米歩合の意味

獺祭人気の生命線ともいえる『精米歩合』ですが、どのような加工をするかご存知でしょうか?

一般的に精米歩合とは米を削る割合のことを指します。日本酒に使う酒米は削るほどに心白(しんぱく)と呼ばれる、真ん中の甘いでんぷん質が残ります。

心白の比率が高いほど、雑味が取れ、おいしい日本酒となるのですが、米を正確に削るには労力やコストがかかるというネックもあります。

通常50%削れば大吟醸ランクになり、50%ギリギリを削って大吟醸を造っている酒造メーカーも多く存在しますが、『獺祭』はさらに極限まで削っています。

『獺祭 三割九分』の場合、61%を削り、『獺祭 二割三分』の場合は77%もの米を削っているのです。

獺祭三割九分 遠心分離とは何が違う?

『獺祭 三割九分』には『遠心分離』と書かれているものと、そうでないものがあります。通常のものと『遠心分離』は何が違うのでしょうか?ここでは『遠心分離』を解説します。

遠心分離製法で作られる

『遠心分離』は遠心分離機という機械を使って日本酒を作っていますが、酒造メーカーで遠心分離機を導入したのは『獺祭』の酒造メーカーである旭酒造が初めてです。

通常、日本酒はもろみが入ったどろどろの白い液体を、布袋に入れて圧をかけてこし、原酒と酒粕に分離します。

しかしこの遠心分離法では、遠心分離機の1分3000回という回転でもろみと液体を分離させるのです。

圧をかけない分、もろみにストレスなく純度の高い日本酒が取れるとされていますが、生産量だけで考えると、従来の応報と比べて40%しか取れないので、決して生産率が良いとは言えません。

しかし、それでもこの方法を導入しているのは『獺祭』が酒の味を追求しているからです。

より香りの密度が高くなるのが特徴

遠心分離法を使うことにより、通常の『三割九分』と比較していても、ふくよかな香りがより密度も高く、上品に仕上がります。

これは、もろみに圧をかけて搾らないようにすることで、もろみ本来の香りやふくらみが生かされているからです。

ぜひ、『遠心分離法』と通常の『三割九分』を飲み比べてみてはいかがでしょうか。

獺祭三割九分の美味しい飲み方

『獺祭 三割九分』を飲むときに、少し工夫するとさらにおいしく飲むことができます。その方法について紹介します。

温度は10度前後で飲むのがおすすめ

『獺祭 三割九分』を飲むときの温度は10度前後が良いとされています。

ワインクーラーがあればベストですが、冷蔵庫から出して10分くらい置いておくと、ちょうど10度前後になります。

冷たさを感じながらも、まろやかさや日本酒独特の口当たりをおいしく楽めるでしょう。

冷蔵庫から出してすぐや熱燗には向かない

『獺祭』はフルーティーな香りと口当たりの柔らかさが特徴ですが、冷蔵庫から出してすぐの場合は、口当たりの柔らかさが感じにくいので、あまり向いていません。

また、熱燗の場合はフルーティーな香りが飛んでしまい辛口になってしまうためあまり向かないとされています。

まずは10度前後で試してみて、いろいろな温度変化を楽しみながら飲み比べてみてはいかがでしょうか。

グラスにもこだわれば香りを楽しめる

『獺祭』は小さめのワイングラスと相性がよく、『旭酒造』からも『獺祭』の文字が入ったワイングラスが販売されています。

ワインと同じくらいの温度で飲むことからも、ワイングラスで飲むとよりおいしいく飲めるでしょう。

また、薄口のグラスを使えば、より口当たりも感じることができて、深くおいしさを感じることができます。

二割三分との飲み比べもおすすめ

『獺祭 三割九分』は、『二割三分』と比べて手頃な値段になっているため、より手軽に楽しむことができます。

しかし、上品な香りと蜂蜜のような甘さは『三割九分』より、『二割三分』はいっそう強く感じられます。

ぜひ『二割三分』と『三割九分』とを飲み比べして、繊細な仕上がりの違いを舌で感じてみてはいかがでしょうか。

獺祭三割九分を味わってみよう

こだわりの『獺祭三割九分』は、ほかの種類の『獺祭』に比べて手軽に変える値段設定でありながら、『獺祭』独特のフルーティーな風味と口当たりを味わうことができる日本酒です。

よりおいしく飲む工夫を取り入れながら、じっくり『獺祭三割九分』を味わってみてください。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME