収蔵品は100万点以上!中国国家博物館で4000年の歴史に触れる

2019.09.27

北京の中心、天安門広場に面した中国国家博物館は、100万点を超える収蔵品を誇る大規模博物館です。この記事では、中国国家博物館の基本情報や見どころをご紹介します。

中国国家博物館の基本情報

中国国家博物館は、天安門広場の東側という好立地に位置した広大な博物館で、2003年に中国歴史博物館と中国革命博物館が合併して設立されました。2011年に大規模改修を経てリニューアルオープンしていて、48の展示室を備え、収蔵品は約106万点を数えます。

中国国家博物館へは、地下鉄の天安門東駅より徒歩7分、前門駅からは徒歩約9分です。入場は無料で、パスポートなど身分証明書の提示とセキュリティチェックを受ける必要があります。開館時間は9:00am5:00pmですが、入館は4:30pmまでとなっていますのでご注意ください。月曜と国家の祝日は閉館しています。

中国国家博物館の見どころ

(画像はイメージ)

20万平方メートルもの広さを誇る中国国家博物館では、展示室をくまなく見て回るのも至難の技です。ここでは、中国国家博物館を効率よく回るために、その見どころをテーマを絞ってご紹介します。

中国古代の青銅器

地下1階の『古代の中国』展は、中国の長い歴史を2520点の展示品でたどる膨大な展示コーナーとなっています。そのなかで注目すべきは、中国古代の青銅器です。日本でも一部の美術館や博物館でしか見ることができない古代中国の青銅器の一級品が揃えられていて、そのサイズや種類も桁違いです。青銅器は、動物が象られていたり、不思議な文様があしらわれていたり、知識がなくても楽しめるところもおすすめです。

中国歴代の陶磁器

4階北区17番展示室で見ることができるのが、古代の陶磁器展示です。世界史の授業などでも学んだ唐三彩はもちろん、紀元前12世紀に始まる周の時代から清代までの陶磁器を一挙に鑑賞できます。南北朝時代の蓮文様の青磁や元代の雲龍文様の青白磁、乾隆帝や康熙帝時代の景徳鎮窯の名品など、華やかな中国陶磁史を優品とともにたどることができます。

中国の仏教彫刻

4階中央ホールに常設展示されているのが、古代インドやチベットの彫像から唐の時代の石彫などを多彩に取り揃えた仏教彫刻のコーナーです。中央アジア風の彩色された塑像や黄河中流域の木造彫刻、日本から返還されたという石彫などもあり、広大な国土と長い歴史を持つ中国ならではの多様性を見ることができます。宋代に作られた高さ2メートルの木造観音菩薩像は、なかでも精巧で貴重な作品とされています。

中国国家博物館で見るべきお宝3

先にテーマごとの見どころをお伝えしましたが、ここからは、中国国家博物館で見逃せない作品を3点厳選してご紹介します。

『四羊青銅方尊』(前1300 – 1046年)

方尊とは断面が四角形となる盛酒器のことで、この作品は口縁が大きく外側に反り返っているのが特徴です。古代には吉祥のシンボルであった羊の丸彫りが四方に施されているところが見どころで、穏やかで愛嬌のある表情と湾曲した角が精緻に表現されています。全体に施された繊細な模様も鑑賞のポイントです。

画像はこちら:四羊青銅方尊

『金銀象嵌雲文様青銅犀尊』(前206−208年)

古代中国に多く生息したというスマトラサイを象った巨大な青銅製の酒器です。目玉部分には黒い石玉がはめ込まれていて、空洞になっているお腹部分に酒を入れておき、尻尾を上にあげると、口の右側についた管から酒が流れ出る仕組みになっているそうです。胴体には雲の文様が、金銀の象嵌で嵌め込まれています。

画像はこちら:金銀象嵌雲文様青銅犀尊

『新中国初めての国旗』(1949年)

中国国家博物館では、アヘン戦争以降の中国の近現代史をたどる展示コーナー「復興の道」を見ることも出来ます。そのなかでも象徴的な展示物がこの国旗です。1949101日に毛沢東が天安門上で「中華人民共和国中央人民政府の成立」を宣言した際に広場に掲げられたもので、これが国家の初めての五星紅旗となりました。大きな星は中国共産党を、小さな星は、労働者、農民、資産家、知識人の4つの階級を示しています。

画像はこちら:新中国初めての国旗

中国の至宝は故宮博物院にも

古代王朝の名品が多い中国国家博物館に対して、故宮博物院には明清時代の中国絵画など、比較的新しい時代の名品が豊富に展示されています。故宮博物院はかつての宮殿内に設けられ、入場は原則インターネットでの予約制となっていますので、計画的に見学しましょう。

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