言語学オリンピックって知ってる?種目の内容や過去問について紹介

2019.09.24

言語が存在する限りなくなることのない学問、それが言語学です。世界で話されている言語の数だけその分野の振り幅は広がり、翻訳技術が進んだ現代においても一層の盛り上がりを見せています。そんな「言語を分析する能力」を競い合う科学の祭典が「言語学オリンピック」です。この記事ではそんな言語学オリンピックの種目やルール、過去問などについて紹介していきます。

言語学オリンピックとは

オリンピックはスポーツだけのものではありません。科学、文化、学問と様々な分野において世界的な競技大会が催されています。その中の一つである言語学オリンピックは一体どのようなものなのでしょうか?

国際科学オリンピックの1つ

言語学オリンピックは、全世界における中高生を対象にした「国際科学オリンピック」の1つです。その種類は全部で12ジャンルに分かれており、化学、天文学、数学、哲学と学問の一大ジャンルを総括しています。まさに世界的学問の祭典と呼べるイベントです。言語学オリンピックが国際科学オリンピックに認定されたのは2003年からであり、約50年の歴史を持つ国際科学オリンピックの中では比較的新しいジャンルとなっています。

始まりは1965年

言語学オリンピックが国際科学オリンピックに認定されたのは2003年からですが。祭典自体は1965年に始まっていました。主催者はロシアに在住していた言語学者アルフレッド・ジュリンスキーです。当初はロシア国内のみの祭典でしたが、その後世界中で同様の祭典、組織が発足し20世紀末ごろには世界中の国から参加者を募る大々的なものに発展していきました。

言語学オリンピックのルール

言語学オリンピックと聞いてまず初めに気になるのがその競技内容でしょう。ここからは言語学オリンピックの競技内容とルールについて解説していきます。

個人競技と団体競技

言語学オリンピックは、主に個人競技と団体競技の2種目に分けられています。個人競技では5つの問題を6時間以内に全て解くタイムアタック形式であり、反対に団体戦では4名からなる国の代表チームで1つの難問に挑戦する形式をとっています。これらの方式は国際科学オリンピックの中でも珍しく、他ジャンルのオリンピックでは見られない白熱した頭脳戦が展開されます。

団体競技の難易度

団体競技で出題される難問は、中高生対象の問題とは思えないほど高度なものです。選手は3時間程度の制限時間の中で、知識を応用して難問に挑むのです。回答は、様々な他の言語に翻訳した際にも、その意味が伝わるものでなければいけないなどの制約があり、ハードルの高い厳しいルールとなっています。

言語学オリンピックの過去問

言語学オリンピックに興味のある方は過去問も気になるところでしょう。最後に過去問の入手方法についてご紹介します。

公式ホームページで入手できる

言語学オリンピックの過去問は、言語学オリンピック委員会が運営している公式ホームページで入手することができます。内容は各国の予選から大会のものまで揃えてあり、ダウンロード料金は無料となっています。気になる方はぜひ手に入れてみてください。

  • 日本言語学オリンピック公式ホームページ:こちら

言語のオリンピックは過酷な頭脳戦

言語学オリンピックは国際科学オリンピックにおける12ジャンルの内の1つです。その競技内容は持てる知識を最大限まで生かして戦う、スポーツとはまた違う過酷さをはらんでいます。その出題内容に興味が湧いた時には、ぜひ公式ホームページから過去問をダウンロードして挑戦してみてください。

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