競馬の配当金の計算方法とは。史上最高の配当と過去データの活用

2018.11.02

競馬での配当金の計算方法を知っていますか?億にも届く、大きな配当金が得られるレースも過去にはありました。ここでは、配当金の計算方法や史上最高額の配当金、過去のデータを活用した馬券術を紹介します。

競馬の配当とは?仕組みと税金

競馬の配当金とは、的中した馬券に払い戻されるお金(払戻金)のことです。では、実際に配当金はどのように算出されているのか計算式と配当率を確認してみましょう。

実際の配当金を算出する計算式と払戻率

実際に配当金を算出する場合には、競馬法施行規則に基づいて計算されます。計算式は以下の通りです。

(W+D/P)×R+A/P 「+A/P」は、WIN5において、キャリーオーバーがある場合 W 当該勝馬に対する勝馬投票券の総券面金額 D 出走した馬であって勝馬以外のものに対する勝馬投票券の総券面金額 P 勝馬の数 R JRAが投票法ごとに定めた率(勝馬投票法ごとの払戻率をご参照ください。) A WIN5においてキャリーオーバーがある場合の金額

出典:勝馬投票法ごとの払戻率 JRA

JRAが投票法ごとに決めた『配当率(払戻率)』は以下の通りです。

  • 単勝、複勝・・・80.00%
  • 枠連、馬連、ワイド・・・77.50%
  • 馬単、3連複・・・75.00%
  • 3連単・・・72.50%
  • WIN5・・・70.00%

この計算式に、開催されたレースの総券面金額や勝馬の数などを当てはめて算出されたものが、馬順が『確定』したときに表示される『配当金(払戻金)』です。

配当金を受け取ったら税金はどうなる?

配当金は、仕事のように継続することで得た収入ではないので『一時所得』という扱いをします。他にも、懸賞や福引の賞金品や競輪の払戻金、生命保険の一時金なども一時所得として計算されます。

この一時所得に当たる金額が、50万円を超えると『課税対象』として扱われます。競馬で得た配当金が一時所得として認められるのかは、決められた計算方法で判定されるので、次は計算式について確認していきましょう。

一時所得の場合50万円超で課税対象となる

一時所得の場合、50万円を超えると課税対象となるとお伝えしました。どのようにして計算するのかは、下記の計算式に当てはめると調べることができます。

総収入金額-収入を得るために支出した金額-特別控除額(最高50万円)=一時所得の金額

総収入金額の部分は『配当金』が、収入を得るために支出した金額の部分は『的中馬券の購入額』を入れて計算します。『はずれ馬券』は該当しないので注意しましょう。

算出された一時所得の金額が50万円を越えている場合、課税対象として認められます。いくら税金が必要なのかは、個人の税率が違うため『申告をして』から初めてわかるものです。申告をして、指定された金額の税金を納めるようにしましょう。

配当金の確認方法

購入した馬券が的中した時に確認したいのが『配当金』です。馬券を自動払戻機に入れる前から、配当金を確認することができます。配当金の確認方法について確認していきましょう。

競馬場内のテレビモニターやHPで確認可能

的中した馬券でいくらの配当金がもらえるのかは、テレビモニターやJRA日本中央競馬会のホームページで確認ができます。観戦しているテレビモニターや、レースのゴール付近に設置された『ターフモニター』、ホームページをみてみましょう。

このときに注意したいのが、必ず馬順が『確定』してからという点です。ターフモニターに『審(審議)』のランプが点灯している場合は、まだ確定していません。『確(確定)』のランプが点灯して初めて馬順が確定します。

ホームページなどに掲載されるときは、この確定のランプが点灯されてからなので注意してください。次は、配当金の見方について説明します。

馬券額面100円に対しての配当金が表示される

確定が点灯したら馬券と照らし合わせ、的中していた場合は配当金を確認しましょう。表示されている配当金は『馬券額面100円に対しての配当金』が表示されています。

例えば、単勝の馬券を200円で購入し、単勝の部分に500円と表示された場合は『1000円』が配当金です。配当金はオッズや馬券の種類で違うので、しっかりと確認しておきましょう。

中央競馬の高額配当金

中央競馬では、G1などのビッグレースが開かれているので『高額な配当金』が出ることも少なくありません。高額配当金と言われていますが、実際はどのくらいの額が出たのか確認していきましょう。

5レースの全1着を当てるWIN5では4億円超え

5レースの全てで1着を当てるWIN5は、その的中率の低さから高額な配当金が期待できる馬券の1つです。このWIN5で『4億円超え』の配当金がでたのが『札幌記念・テレビ西日本賞北九州記念』を含む5レースのWIN5でした。

2016年8月21日に行われたWIN5での的中者は1人で、1番人気の競走馬が敗れ『15番人気の競走馬』が勝つなどの波乱の展開での的中でした。配当金は『4億2012万7890円』で『過去最高額の配当金額』となったのです。

3連単で約3000万円。不人気馬が制したレース

他にも、過去には高額な配当金がでたレースが『メイクデビュー新潟』です。不人気馬が上位を独占することで、3連単の『約3000万円』というJRA払戻金ランキング1位に輝いた配当金がでました。

このレースでの的中者は1人で、レースは1着・2着同着という結果で幕を閉じています。もしこのレースの結果が、2着同着ではなかったら『約6000万円』の配当金がでていた可能性もあり、多方面で大きく取り上げられました。

地方競馬の高額配当金

中央競馬での高額配当金がでたレースを紹介しましたが、地方競馬でも高額配当金が出たレースが存在しています。次は、地方競馬で高額配当金が出たレースを確認していきましょう。

史上最高配当はSPAT4の50円馬券で

地方競馬での史上最高配当は『SPAT4LOTO』と呼ばれる50円から購入できる『指定された3レースの1着・2着を着順通りに当てる』馬券での配当金です。的中者がない場合はキャリーオーバーが行われる馬券で、高額配当を狙う人も少なくありません。

そんな中、2018年2月22日に東京都・大井競馬場で行われた『SPAT4LOTOのトリプル馬単』で50円馬券が『約1億5000万円』になるということが起こりました。前日のキャリーオーバー額が9000万円もあったことで、多くの人が挑戦していましたが、的中者は1人だけでした。

この記録が出る前の最高配当金は『約9200万円』だったので、記録を大幅に塗り替える結果となりました。

3連単の高額配当は?

地方競馬で行われたレースで3連単の最高配当を確認してみましょう。

2018年6月21日に行われた『地方競馬・田園競馬7R』の3連単で兵庫競馬史上1位の『約1000万円』の高額配当がでています。不人気馬が上位に入り込む激戦が繰り広げられ、的中者が1人だけという大穴が当たったケースです。

他にも、2008年12月25日に地方競馬で行われた『第15回大井競馬場第1日第1競走』で、3連単で『約1500万円』の高額配当金がでました。東京シティ競馬(TCK)での過去最高額である『約1300万円』を超え、TCK史上1位の配当金額が出たのです。

このように、中央競馬だけではなく、地方競馬でも高額配当は期待できるのです。

配当金のデータを利用した競馬分析

配当金のデータを活用することで、狙うべきレースやそれぞれの馬券のリスクを知ることができます。期待値の高い買い目を見つけることで狙いやすくなるほか、高いリスクを避けて『期待値の低い買い目』を避けることができます。

まずは、配当金のデータを利用した競馬分析をする方法を紹介します。

データの入手方法

中央競馬の成績データを確認してみると、実際に投票された数や馬券ごとの配当金を確認することができます。JRAでは、年度別に全成績表を掲載しているので活用してみましょう。

年度別全成績(PDF) JRA

地方競馬の場合も同じで、成績データから配当金を確認することができます。地方競馬の払戻金の確認は以下のページの『成績』からチェックしてみましょう。

年間開催日程 | 南関東4競馬場|nankankeiba.com

中央値ではなく配当レンジで分析

データを確認したら『想定できる配当金の範囲』を決めて『期待値の高い買い目』を探していきます。これが『配分レンジ』と呼ばれるものです。下限と上限の配当金の範囲を決めることで『狙うレース』を絞っていきます。

狙うべきレースが見えてくる

配分レンジを決めておくと、荒れそうなレースを避ける・堅そうなレースを見極めることもできるようになってきます。荒れそうなレースや高すぎる配当金のレースは的中率もそれなりに低くなるので、上限の配当金を決めることは、無謀な賭けを減らし狙いを絞ることに繋がります。

下限の配当金を決めておくのは、期待値が低く『配当金』があまり期待できないレースを避けることで『狙う範囲』を狭める目的です。この配分レンジを考えていけば、狙うべきレースが見えてくるのです。

大穴馬はどの馬券もリスクが高い

大穴馬を狙って高額な配当金を狙う方法は、たしかに利益としては大きいですが『リスク』がとても高くなるのです。長期的に考えていくと、大穴狙いでは損をしてしまうことが多く『賭け続ける』には不安が残ります。

危険がわかっていても、大穴馬を狙って一攫千金がしたいという人もいるとは思いますが、徐々に予算を増やして『安定して稼ぐ』場合にはおすすめできません。

過去の配当金から見える夢と狙い目

高額配当金は、競馬を楽しんでいる人の多くが、1度は手にしてみたいと思うものです。しかし、実際には(当たり前ですが)その的中率の低さから『手にしている人は少ない』のも事実です。

夢の万馬券と、実際の狙い目は大きく違うこともあります。手堅く稼ぐのか、一攫千金を狙うのかは自由ですが、無理のない範囲で競馬を楽しむようにしましょう。

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