獺祭にはどんな種類がある?獺祭・全8種類の特徴や値段を解説

2019.09.24

山口を代表する日本酒『獺祭』は今や日本のみならず、海外でも有名なお酒です。『獺祭』には全部で8種類ありますが、今回は種類ごとのそれぞれの特徴や、値段などについて紹介します。ぜひ『獺祭』を購入するときの参考にしてみてください。

獺祭にはどんな種類がある?

『獺祭』には、日本酒の基本の製造工程と、『獺祭』ならではの特殊な工程があります。それぞれの工程とその特徴についてみていきましょう。

獺祭の基本となる磨き

『獺祭』に限らず、日本酒醸造には基本となる米の「磨き」があります。

「磨き」とは日本酒業界で「精米歩合」を指す言葉です。

日本酒で使う酒米は磨きによって、外側の苦味や雑味を削ります。この磨きで米を削れば削るほど真ん中の純粋な甘みの部分(心白)に近づき、おいしくなるのです。

しかし、米を削る割合を多くするほど、労力やコストが膨らむため、磨きの割合により日本酒のランクは変わります。

磨きの割合と日本酒のランクは以下の通りです。

  • 70%以上(玄米を30%以上削った状態):本醸造
  • 60%以上:吟醸
  • 50%以上:大吟醸

『獺祭』では精米歩合50%以上の酒は造っていません。作る酒を大吟醸に絞り、酒本来の味を追求するため、『獺祭』はこの日本酒の基本となる磨きにこだわっているのです。

特殊な製法で造られる『遠心分離』

『獺祭』では一部の商品で「遠心分離法」という製法を使って、もろみから原酒を抽出します。

通常はドロドロとした液体状のもろみを布袋に入れ、圧力をかけることで、こしながら原酒を搾ります。しかし遠心分離法では1分間に3000回転している遠心分離機にもろみを入れ、酒ともろみを無加圧で分離させているのです。

もろみに圧力をかけないため、ストレスがかからず、もろみ本来の香りやふくらみを生かしたまま、酒を丁寧に抽出することができます。

遠心分離機で抽出できる酒量は従来の方法の40%ほどで、生産効率が高くありません。しかし、こだわりの味を追求する『獺祭』ではこの方法が導入され続けています。

磨きの種類と特徴

『獺祭 磨き』にはいくつか種類がありますが、「磨き」のあとに続く数字によって精米歩合が異なります。それぞれの精米歩合と味の違いなどの特徴についてみてみましょう。

手頃な値段の獺祭45

『獺祭』の初心者の場合は、まず『獺祭45』から試してみるのをおすすめします。

値段も手頃ですが、すっきりとした辛口で、あとから来る甘みは『獺祭』ならではの味わいなので、『獺祭』を試すにはちょうど良いとされます。

もともと同じく入門編のお酒として『獺祭50』が販売されていましたが終売し、2019年から『獺祭45』として販売が始まりました。

精米歩合をさらに5%削ることで、スタンダードながらも、より繊細な味の日本酒に仕上がっています。

『獺祭』がこだわった5%の磨きを、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

  • 商品名:獺祭(だっさい) 純米大吟醸45 
  • 価格:3240円
  • Amazon:商品ページ

甘みを感じられる磨き 三割九分

『獺祭 磨き三割九分』は精米歩合が三割九分(39%)の酒です。通常50%の磨きで大吟醸のランクになりますので、そこからさらに踏み込んだ味わいが楽しめます。

多くの酒造メーカーは、大吟醸ランクギリギリの50%の磨きで醸造している場合がありますが、『獺祭 磨き三割九分』はそれよりも11%も磨いており数字からもこだわりが分かります。

味は上品な蜂蜜のような甘さと香りの高さが特徴です。

一つランクが上の『獺祭二割九分』の半値で買うことができるので、気軽に上質な日本酒を試したい場合にはおすすめです。

  • 商品名:獺祭(だっさい) 純米大吟醸磨き三割九分
  • 価格:5724円
  • Amazon:商品ページ

獺祭の中でもおすすめの磨き 二割三分

『獺祭二割三分』は精米歩合23%まで磨かれており、その磨き具合は、日本酒の中でも最高ランクに値するといわれています。

味は『三割九分』と同じように蜂蜜のような上品な甘さと香りが特徴ですが、さらに繊細な味と、ゆったりとした余韻も長く味わうことができます。

  • 商品名:獺祭(だっさい) 純米大吟醸 磨き二割三分 木箱入り [ 日本酒 山口県 720ml ]
  • 価格:5724円(税込)
  • Amazon:商品ページ

遠心分離の種類と特徴

遠心分離を『獺祭』が日本酒の工程で初導入したことにより、日本酒の醸造方法の常識が変わったといっても過言ではないでしょう。そんな遠心分離法で作られた『獺祭』には、どのような種類があり、特徴があるのかみてみましょう。

香りが濃縮された三割九分 遠心分離

『獺祭 遠心分離 三割九分』は、遠心分離により、雑味が取れてよりフルーティーな味わいが濃縮された味わいになっています。

遠心分離で抽出した癖のないクリアな酒と、通常の方法でもろみを搾って取った酒を半分ずつブレンドし、雑味がなくクリアな味わいにもパンチが出るように工夫されています。

飲んだ瞬間に鼻から抜ける香りが上品で、米の甘みもしっかりと感じることができます。

  • 商品名:獺祭(だっさい) 純米大吟醸 遠心分離 磨き三割九分 1800ml
  • 価格:7787円(税込)
  • Amazon:商品ページ

華やかさと繊細さを持つ二割三分 遠心分離

『獺祭 遠心分離 二割三分』は、三割九分よりもより繊細さがあり、上質な甘さを味と共に香りでも感じることができます。

ジュースのようなフルーティーな飲み口で飲みやすい、という声もあり、日本酒が苦手な人も試しやすいかもしれません。

その香りは栓を開けた瞬間から感じることができ、高価な酒ではありますが、味わってみれば十分にその価値が分かるでしょう。

  • 商品名:獺祭(だっさい) 純米大吟醸 遠心分離 磨き二割三分 720ml
  • 価格:8343円(税込)
  • Amazon:商品ページ

そのほかにもある獺祭の種類

『獺祭』には紹介してきた種類以外にも特殊な種類がいくつかあります。『獺祭』のほかの種類にはどのようなものがあるのでしょうか。

最高ランクの磨き その先へ

『獺祭磨き その先へ』は、日本酒でも最高クラスの『獺祭 磨き二割三分』からさらに磨きをかけたもので、その精米歩合は公表されていません。

二割三分が日本最高クラスの磨き、といわれてもそれにおごらず、まだその先へと味を追求して進んでいく、という『獺祭』の思いが強く込められた酒です。

10年以上の歳月を費やして開発され、日本酒の中でも最高級クラスの価格が付けられています。

海外のワインが種類やものによって数万するものがあるの対し、日本酒も手塩をかけて作る分、そのような酒があっても良い、という考えでした。

海外市場も考えたこの『獺祭磨き その先へ』は、世界における日本酒のあり方の指針になるような1本です。

入手困難なほど人気商品で、『獺祭』ファンの中でも憧れの酒です。

  • 商品名:獺祭 磨きその先へ 720ml
  • 価格:3万2400円(税込)
  • Amazon:商品ページ

爽やかさのあるスパークリング

にごり酒を使って作られている『獺祭スパークリング』は、飲みやすく女性にもおすすめのお酒です。

スパークリングというと、スパークリングワインを思い浮かべる人も多いですが、『獺祭スパークリング』はスパークリング日本酒です。

パーティーシーンなどに使いやすく、みた目もきれいなのでシャンパングラスに入れて、そのみた目に加えてキレとまろやかな甘みが楽しめます。

日本酒が苦手な人でも飲みやすいでしょう。

  • 商品名:獺祭 純米大吟醸 スパークリング45
  • 価格:2244円(税込)
  • Amazon:商品ページ

アルコールが苦手でも飲める『獺祭 甘酒』

『獺祭』に使用されている『山田錦』の粒揃いが悪いなどの理由で等級のつかない米(等外品)で、『獺祭』の甘酒ができました。

アルコールは含まれないので、日本酒が苦手な人や、子どもでも飲むことができます。

『獺祭』の技術でできた甘酒をぜひ試してみてはいかがでしょうか。

獺祭全8種類を飲み比べてみよう

『獺祭』には全8種類あり、全てがそれぞれに特徴のある、こだわりの日本酒です。

今や山口だけではなく、日本を代表する日本酒として世界に進出している『獺祭』をぜひ飲み比べてみてはいかがでしょうか。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME