釣り用クーラーボックスを手に入れよう。種類の違いや選び方を紹介

2019.09.18

クーラーボックスは釣りの必需品です。ですが、さまざまな種類があるので、どれを使ったらよいのか迷う人も多いのではないでしょうか?釣りスタイルに合ったクーラーボックスが選べるよう、サイズや機能・使い方について解説します。

釣り用と一般用との違い

釣りにはクーラーボックスが欠かせません。クーラーボックスは、釣った魚をおいしく安全に食べるためだけでなく、活きのよい餌を使ったり、釣りの途中で飲むドリンクを冷やしたりするのにも使えます。

安価で買えるレジャー用のものも豊富に販売されていますが、釣りには釣り専用に作られたクーラーボックスが最適です。釣り用とレジャー用のクーラーボックスはどこが違うのか、解説します。

断熱材などの保冷力

釣り用のクーラーボックスは、保冷力が高いものが揃っています。釣りは出かけてから帰るまでの時間が長いことが多いため、遠くの釣り場まで出かけると、早朝に出発して帰宅は深夜、ということも少なくありません。

その間、冷えた状態をキープできるように保冷力が高いのです。保冷力の違いは断熱材にあります。釣り用のクーラーボックスで使われている断熱材の種類は、下記の3種類です。

  • 真空断熱パネル
  • 発泡ウレタン
  • 発泡スチロール

特に保冷力が高い真空断熱パネルは、一般的なレジャー用ではなかなか見かけません。釣り用は、専用ならではの高い保冷力がある、という点に違いがあります。

釣り向きの形状

釣り用クーラーボックスは、形も一般的なものと違い、横長に作られています。細長い形状の魚が入れやすいように、形状も工夫されているのです。

クーラーボックスの蓋にある小さな投入口も、釣り用クーラーボックスならではの特徴といえます。小さい魚なら、投入口を開けて入れられるのです。蓋全体を開けないので、冷気が逃げにくいメリットがあります。

釣り場で座れる頑丈さ

釣り場では、クーラーボックスに腰かけているアングラーをよく見かけます。釣りの最中は腰かけるものがあると楽なので、ちょうどいい大きさのクーラーボックスをイスがわりにしているのです。

そのため、釣り用クーラーボックスの蓋は、一般的なクーラーボックスと比べて、頑丈で壊れにくいつくりをしています。

ステッカーなどの多彩なオプション

釣り用のクーラーボックスは、専用のオプションがたくさん揃っています。例えば、ロッドを立てておけるロッドホルダーや、小物を整理できる小物入れ、釣った魚のサイズが分かるメジャーステッカーなどです。

オプションを活用すれば、使い勝手のよいクーラーボックスにカスタマイズでき、自分好みのアイテムにすることができます。釣りをより快適に楽しめるでしょう。

クーラーボックスの選び方は?

釣りに持っていくクーラーボックスは、持ち運びのしやすさと容量で選びます。大きければ大物や大漁のときにも魚を入れられますが、重く持ち運びが大変です。小さいと持ち運びが便利ですが、容量が少なくなってしまいます。

重さと容量のバランスを考え、自分の釣りスタイルに最適なクーラーボックスを選びましょう。

大きさと重さで考えよう

釣り用クーラーボックスは、釣り場まで運ばなければいけません。そのため、大きさと重さが重要です。前述したように、大きければたくさんの魚が入りますが、車のスペースに入らなかったり、持ち運びに不便になったりします。

また、行きと帰りで重さが変わることも考えて選ばなければいけません。店で選ぶときには空のクーラーボックスを持ちますが、実際には、釣った魚や保冷用の氷も入ります。

持ち運びの便利さを求めるなら、ローラーつきのクーラーボックスを検討するのもよいでしょう。よく行く釣り場にもよりますが、うまく活用すれば負担を減らせます。

20L前後は使いやすくておすすめ

釣り用クーラーボックスの容量は、20L前後のものが多く選ばれています。堤防からの釣りにはもちろん、船釣りでも使えます。活用範囲が広いので、サイズで迷っているなら、まずは20Lを選ぶのが無難です。

実際に選ぶときには、クーラーボックスのサイズと容量の違いに気をつけましょう。クーラーボックスは断熱材の厚みがあるので、外側のサイズと内側の容量に差があります。そのため、容量とサイズの両方を必ずチェックしてください。

3辺の合計が120cm程度のサイズだと扱いやすく便利です。

船釣り、大物狙いは30L以上

船釣りを本格的にやりたい・大物を狙いたい・獲物をたくさん狙いたい、というときには、30L以上のクーラーボックスを選びましょう。容量30Lのクーラーボックスなら、イカやアジが大漁でも十分な容量です。

また、マグロやカツオを狙う、泳がせて大物を狙う、といった場合には、さらに大型の45L以上のクーラーボックスを選びます。大物でもしっかり保冷して持ち帰れるでしょう。

季節に合わせて保冷力も確認

釣り用クーラーボックスは保冷力も大切です。保冷力は季節によって左右されるので、どのシーズンをメインに釣りをするかによっても、適しているクーラーボックスが変わります。断熱材ごとの保冷力の違いと、使う季節を考慮して選びましょう。

定番は発泡ウレタン

釣り用クーラーボックスの断熱材で一般的なのは、発泡ウレタンです。発泡スチロールのおよそ1.5倍ある保冷力で、夏場でもボックス内を冷たく保ちます。

発泡ウレタンの保冷力は厚みが増すほど高くなりますが、その分だけ発泡ウレタンの量が増えるので、重くなってしまいます。厚さ6cm前後だと、扱いやすいでしょう。

発泡ウレタンのクーラーボックスは、比較的、保冷力と価格のバランスがよいのが特徴です。発泡ウレタンの厚みの分だけ価格が高くなることを知り、保冷力とコストが見合っているか考えて選びましょう。

最も安いのは発泡スチロール素材

最も安価なのは、発泡スチロールのクーラーボックスです。数千円で買えるので、傷や破損を気にせず使えます。試しに釣りをしてみたいというときに購入するのにも向いています。

ただし、保冷力では他の種類に劣るので注意が必要です。気温の低い冬や、短時間の使用なら、氷をたっぷり入れることで対応できます。しかし、真夏の暑い時期に長時間使用するのは難しいでしょう。

また、保冷力が低い分、氷をたくさん入れておかなければいけません。そのため、同じ容量の発泡ウレタンや真空断熱パネルのクーラーボックスに比べ、魚を入れるスペースが少なくなる、ということも知っておいてください。

最高の保冷力 真空断熱パネル

釣り用クーラーボックスの中で最も保冷力が高いのは、真空断熱パネルのクーラーボックスです。夏に釣りに行くときでも、安心して長時間使用できます。

真空断熱パネルは内部が真空のため、高い保冷力で外気からガードしてくれます。魔法瓶に入れた飲み物が、冷たいまま保たれるのと同じ状態なのです。そのため、夏の長時間の釣りでも、冷気を保ちます。

ただし、真空断熱パネルのクーラーボックスには、高価・繊細、というデメリットがあります。高い保冷力がある分高価で、しかも一部でも破損すると保冷力がなくなってしまうのです。

合わせて検討したい追加機能

釣り用クーラーボックスには、さまざまな追加機能があります。便利な追加機能があるクーラーボックスを選び、釣りをより楽しみましょう。

投入口付き

蓋に投入口がついているクーラーボックスは、特に真夏の釣りに重宝します。クーラーボックスの蓋を開けると冷気が一気に逃げてしまいますが、投入口のみを開けることで、冷気を保ちやすいのです。

投入口付きのクーラーボックスには、2カ所投入口があるものや、ワンタッチボタンで開閉できるものなど、いくつかの種類があります。釣りのスタイルに合わせ、使い勝手のよい、投入口付きクーラーボックスを選びましょう。

特に、堤防から小さな魚を釣るときに便利ですよ。

水抜き用の栓

釣りの最中は、クーラーボックスの中に海水と氷を入れておき、魚を氷締めできる状態にしておくことが多いです。そして、海水は帰るときに流します。

このときに役立つのが、水抜き用の栓です。栓を開けるだけで、簡単に排水できます。

また、水抜き用の栓は、クーラーボックスを洗うときにも役立ちます。浸け置き洗いをした後、栓を開けて水を抜けば、重いクーラーボックスを持ち上げる必要がありません。

両開き、ワンタッチ開封など

クーラーボックスの蓋は、開き方にも種類があります。両開きでどちらからでも開くものや、ワンタッチで簡単に開けられるものなどです。

両開きの蓋なら、釣り場でどこに置いたとしても、さっと開けられます。ワンタッチなら蓋を開ける手間が減り、スピーディーに次の準備に取りかかれるでしょう。

両開きの蓋は、クーラーボックスを洗うときにも便利です。全てはずして丸洗いできますし、乾燥するまでそのまま干しておけます。隅々までしっかり洗えるので、汚れが気になりません。

クーラーボックスの使い方

クーラーボックスは、魚の鮮度を保つために使います。では、具体的にどのように使うのでしょうか。小さな魚を釣るときと、大きな魚を保冷するときの、クーラーボックスの使い方を解説します。

小物は氷水でそのまま締める

小さな魚はクーラーボックスに入れ、キンキンに冷やした海水で氷締めにしましょう。小さな魚は冷たさで即死するため、新鮮な状態で持ち帰れます。氷締めの手順は下記の通りです。

  1. クーラーボックスに海水と氷を入れる
  2. 釣った魚をクーラーボックスに入れる
  3. 帰るときにクーラーボックスから水だけ抜く

氷締めに海水を使うのは理由があります。第1の理由は、塩分の入った海水は水温が下がりやすいからです。そして第2の理由は、浸透圧の影響で魚が水っぽくなるのを防げるからです。

また、海水を冷やす氷は、板氷だと溶けにくく最適といえます。自宅で用意するなら、ペットボトルに水を入れて凍らせておくとよいでしょう。

中型以上は血抜き後に海水氷漬け

中型以上の魚は、生臭くなるのを防ぐため、血抜きをしてから海水氷漬けにします。クーラーボックスに海水と氷を入れて十分に冷やしておくのは、小さな魚の場合と同じです。

中型以上の魚が釣れたときは、下記の手順で、まず血抜きをします。

  1. ハサミやナイフで魚の延髄を切り、締める
  2. 締められると、口が開いた状態で目をむく
  3. エラを取り、血を抜く

時間が経つと血が固まって抜けなくなってしまうため、締めた後の血抜きは、できるだけ手早く行いましょう。

あると便利なグッズ

さまざまなグッズを活用することで、クーラーボックスをより便利に使用できます。釣り用のクーラーボックスを活用するのに役立つグッズを、いくつか紹介しましょう。

保冷剤

クーラーボックスには氷を入れておいてもよいですが、保冷剤があるとさらに保冷力が持続しやすくなります。保冷剤の中には、溶けにくく冷たさをより長く保てるものがあるからです。

また、釣りの最中に海水を冷やす場合、氷を入れていると段々薄まってしまいます。保冷剤なら、海水を冷やしながらも、薄まることがありません。

ただし、保冷剤にはデメリットもあります。事前に凍らせておかなければいけない・使用後は洗わなければいけない、といった手間がかかるのです。

洗浄剤

クーラーボックスを清潔に使い続けたいなら、洗浄剤を使用しましょう。

魚のニオイはなかなか落ちません。使い終わった後すぐに洗剤で洗って天日干しをしたとしても、完全にニオイが落ちきらないこともあるのです。

クーラーボックスの専用洗浄剤なら、気になる生臭さがすっきりと落ちます。同時に除菌もできるので、洗剤を使って洗うだけではできないお手入れが可能です。

ロッドホルダー

ロッドホルダーは、ロッドの置き場所がない釣り場で重宝します。クーラーボックスにつけておくだけで、ロッドを立てかける場所ができるからです。

ロッドやリールは高価なものですので、直接地面において、傷ついたり破損したりするのを避けるためにも、ロッドホルダーを活用しましょう。また、釣りの仕掛けを作っているときに両手があくので、作業がはかどります。

おすすめのメーカー

釣り用のクーラーボックスは、さまざまなメーカーが展開しています。アングラーの使い勝手を考えた、機能性の高いタイプや、保冷力にこだわったタイプなどもあります。

紹介するおすすめメーカーを参考に、釣りのスタイルに合ったクーラーボックスを選びましょう。

豊富なデザイン ダイワ

釣り具メーカーのダイワは、豊富なデザインと機能のクーラーボックスを展開しています。保冷力は『真空断熱パネル+発泡ウレタン』『発泡ウレタン』『発泡スチロール』の3種類から選べるので、保冷力と価格の両面から選択可能です。

機能性の高さもダイワの魅力といえます。両開きタイプや投入口・水抜き栓・小物トレーなど、便利なグッズが付属しているものもあるのです。投げ釣り専用クーラーボックスには、便利なロッドホルダーやシンカーホルダーも付属しています。

別売りのグッズを使えば、より使いやすくカスタマイズすることも可能です。

デザイン性の高いダイワのロゴマーク入りクーラーボックスは、見た目のよさも注目されています。

  • 商品名:ダイワ クールラインαII S1500
  • 価格:7217円(税込)
  • Amazon:商品ページ

横長タイプが充実 シマノ

シマノのクーラーボックスは、アングラーから高い支持を得ており、利用率が高いのが特徴です。多くのアングラーが使用しているということは、それだけ釣りに使い勝手がよいということでもあります。

老舗メーカーならではの研究された設計で、横長タイプのクーラーボックスは魚が入れやすくさまざまな種類の魚にフィットします。

抜群の保冷力も人気のポイントです。例えば下記で紹介している『シマノ フィクセル ライト2 LF-222N』であれば、35時間もの間、内容量の20%の氷を保持できます。

  • 商品名:シマノ フィクセル ライト2 LF-222N
  • 価格:1万3709円(税込)
  • Amazon:商品ページ

海外でも有名 イグルー

イグルーはアメリカで人気のあるクーラーボックスメーカーです。人気の理由は、保冷力と価格の安さにあります。手頃な価格で購入できる高品質のクーラーボックスは、釣りを始めるときに試しに使うのにもおすすめです。

釣り用クーラーボックスではありませんが、さまざまなサイズがあります。そのため、使い勝手のよいサイズを選べば、釣りにも便利に使えるのです。また、軽く作られているので、持ち運びしやすいのも嬉しいポイントといえます。

デザインがおしゃれなクーラーボックスなので、見た目重視で選びたい人にもおすすめです。

  • 商品名:イグルー アイランドブリーズ 28
  • 価格:5977円(税込)
  • Amazon:商品ページ

釣りのスタイルに合わせて探してみよう

魚を新鮮なまま持ち帰るためにクーラーボックスは欠かせません。保冷力のあるクーラーボックスで、釣った魚をおいしく楽しみましょう。

クーラーボックス選びでは、保冷力はもちろん、釣りのスタイルも考慮してサイズや機能を決めます。どんなシーンにも万能に使える20Lを目安に選んでください。機能では、投入口や水抜き栓があると便利です。

紹介したクーラーボックスのメーカーを参考に、ぴったりのクーラーボックスを選びましょう。

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