ヘッドホンを5.1chで楽しむ。サラウンドヘッドホンの仕組みとは

2019.09.18

ヘッドホンでも立体的なサウンドを楽しみたい…そういうときに役立つのが、サラウンドヘッドホンです。では、大きな音を出せない場面でも立体的なサウンドを楽しめるサラウンドヘッドホンの仕組みは、どのようになっているのでしょうか。

5.1chヘッドホンの基礎知識

人間は、音を聴く時には左右の耳を使っています。ある一つの音は、右耳と左耳からそれぞれ聴こえますが、音源からの距離が微妙に違うために、鼓膜に音が届くまでにわずかですが時間がずれます。

この時間差により音源がどこにあるかわかるのですが、5.1chヘッドホンでもこの音の到着時間のずれを利用しています。

5.1chの仕組み

5.1chサラウンドシステムとは、前方左右に2本、センターに1本、後方に2本のメインスピーカーを設置し、重低音専用のサブウーファー1本を追加して構成されるサウンドシステムです。

5.1の「5」はメインスピーカーの数を表し、「.1」はサブウーファーのことを指します。

サブウーファーを分離しているのは、人間の聴覚が150Hz以下の超低音の方向を認識できないことから、サブウーファーが担う周波数だけを分けているからです。

このように、低音域のスピーカーを分けて、中・高音域のスピーカーを最も効果的に耳に届くようサラウンド状(立体音響)に設置することで、ハイクオリティな音質を目指したものが5.1chとなります。

7.1chとの違い

7.1chはその名の通り、5.1chよりもスピーカーを2本追加したシステムになります。具体的には、前後左右にそれぞれ1本の計4本、センターに1本、後方に2本、そして重低音専用のサブウーファーで構築されます。

5.1chヘッドホンを選ぶときのポイント

サウンドの広がりを追求するのであれば、ホームシアターを設置するという選択肢もありますが、気軽に5.1chの世界を楽しむためには5.1chヘッドホンを購入するという方法があります。

では、5.1chヘッドホンはどのようなポイントでセレクトすれば良いのでしょうか。

有線とワイヤレス

まずは、有線かワイヤレスかという判断基準があります。

有線モデルは接続環境が安定しているので、サウンドの遅延や断絶が少なくなるのが特徴です。サウンドの劣化も少ないため、安定した高音質を楽しむことができます。

一方、ワイヤレスモデルの魅力は音源から少し離れていても視聴でき、線がないため自由に動くことができるのがメリットです。

しかし、ワイヤレスは接続方式によっては遅延・断絶・音質の劣化などが発生するリスクがあることは覚えておきましょう。

密閉型と開放型

続いて、密閉型と開放型について説明しましょう。

ドライバーユニットを密閉したタイプを密閉型モデルと呼びます。外部からの遮音性が高く音漏れが少ないことから、小さい音も聴き取ることができて、サウンドに集中しやすいモデルといえます。

一方、開放型モデルはイヤーカップの後方に細かい穴がたくさん空けることで、サウンドの反射を抑えて自然なサウンドを追求しています。イヤーカップを軽量化することで、装着時のストレスの軽減にもつながっています。

バーチャルサラウンドとリアルサラウンド

このようなヘッドホンで5.1chを楽しむことを『バーチャルサラウンド』と呼んでいます。ヘッドホンなのに360度方向からサウンドが聴こえるように、5.1chのサラウンドサウンドを仮想的に再現するのです。

一方、ホームシアターのようにスピーカーを構築するスタイルを『リアルサラウンド』と呼びます。スピーカー5本とサブウーファー1本で構築し、立体的な音響と高い臨場感を生み出すのです。

ヘッドホンと比較すると、ホームシアターはコストと場所が必要になります。

おすすめの5.1chヘッドホン

ここからは、5.1chを楽しめるヘッドホン3種類を紹介していきます。それぞれ個性的な製品ですので、自分に合うヘッドホンを探してみましょう。

BUFFALO ゲーミングヘッドセット 5.1chサラウンドシステム

片耳に4つずつのスピーカーを内蔵し、合計8つのスピーカーで5.1chサラウンドを実現したヘッドセットです。USBで接続する有線タイプで、使用環境に応じて好みの音質の調整が容易な『Xear 3D Soundドライバー』も付属しています。

商品名は『ゲーミング』となっていますが、ライブ音源や映画などのコンテンツも楽しめます。

  • 商品名:BUFFALO ゲーミングヘッドセット 5.1chサラウンドシステム
  • 価格:3103円(税込)
  • Amazon:商品ページ

Astro Gaming A40 TR + MIXAMP Pro

アストロオーディオの技術者とプロゲーマーが協力して、高音質を追求して開発された5.1chヘッドホンです。

装着時のストレスを軽減するために、素材・構造・軽量化にこだわると同時に、付属しているマイクの高性能化も実現しました。

  • 商品名:Astro Gaming A40 TR + MIXAMP Pro
  • 価格:3万989円(税込)
  • Amazon:商品ページ

Parrot Zik 3 密閉型 ワイヤレスヘッドホン

フランス人のデザイナー、フィリップ・スタルクがデザインしたことで話題になったBluetooth対応のワイヤレスヘッドホンです。

曲送りや音量の調整等は、本体の側面のあるタッチ式のコマンドパネルで行い、ヘッドホンを外すと自動時にサウンドがストップするという機能も搭載しています。

ちなみに、USBで 接続するとハイレゾ音源にも対応します。

  • 商品名:Parrot Zik 3 密閉型 ワイヤレスヘッドホン
  • 価格:2万9500円(税込)
  • Amazon:商品ページ

5.1chで臨場感のあるサウンドを

ホームシアターを構築するとなると少しハードルが高いかもしれないですが、ヘッドホンであれば気軽に5.1chサウンドを楽しめます。

より本格的なサウンドを追求したい人は、5.1chヘッドホンにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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