司馬遼太郎の超有名作。「竜馬がゆく」はなぜ傑作なのか

2019.09.13

司馬遼太郎と聞いて「竜馬がゆく」を想像する方は多いのではないでしょうか?戦後に活躍した作家の中でも、時代小説を書くのに特に秀でた才能を持っていた司馬遼太郎の名著は、読書家ならば読了しておきたい作品でしょう。この記事ではそんな「竜馬がゆく」の基本情報に加えて、内容について解説していきます。

竜馬がゆくとは

時代小説を読まない方でも「竜馬がゆく」というタイトルを知っている方は多いはず。しかし長編小説ということもあり、まだ読んだことがない人にとっては手を出しにくい存在かもしれません。

書籍を手に取る前にどのような作品なのかを理解しておけば、その楽しみ方はさらに大きく広がります。そこでここからは竜馬がゆくとはどのような作品なのか、それを知るための基本情報を紹介していきます。

司馬遼太郎の最高傑作と呼び声高い名著

「竜馬がゆく」は、1962年から1966年まで産経新聞で連載された作品です。新聞連載から人気に火がつき、のちに書籍化された際には大ベストセラーとなりました。

名作揃いで知られる司馬遼太郎の作品群の中でもその知名度や人気はずば抜けており、司馬遼太郎ファンの一部では最高傑作との評価を受けています。執筆された時期は司馬遼太郎の執筆スタイルが確立された時期でもあるといわれており、文体も読みやすく、初めての司馬遼太郎作品としてもおすすめです。

  • タイトル:竜馬がゆく(一)~(八)
  • 著者:司馬遼太郎
  • 価格:2,700円(Kindle版)
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大河ドラマにも

「竜馬がゆく」はその爆発的人気から、1965年時点で連載が終了していないにも関わらずテレビドラマ化されたことでも知られています。

またその人気は衰えることなく続き、連載終了2年後に当たる1968年にはNHK大河ドラマとして2度目の映像化がなされました。またその後も年月を挟みながら度々テレビドラマとして映像化され、その時代時代の名俳優たちが集結して司馬遼太郎の世界を具現化してきました。

竜馬がゆくの内容

竜馬がゆくは連載終了に4年を費やした長編小説作品です。そのため長いシリーズが苦手な方は、書籍を手に取るのをためらってしまうかもしれません。

しかしある程度作品の内容を把握しておけば、飽きることなくテンポよく最後まで読み続けられるはずです。そこでここからは参考までに竜馬がゆくの内容について解説をしていきます。

坂本龍馬の生き様を描く

「竜馬がゆく」の内容はそのタイトルの通り、幕末ヒーローの一人である土佐出身の志士「坂本龍馬」の生き様を追った作品です。今でこそ広く知られるようになった彼の生涯を本作では少年時代の姿から描き、様々な問題を起こしながら大人、そして維新志士として成長していくまで描き切っています。

このシリーズを読めば坂本龍馬がどのような人物であったかを全て知ることができるため、「竜馬がゆくを読んで彼のファンになった」という方も多いようです。

世間への影響は

「竜馬がゆく」は当時の日本において、非常にセンセーショナルな作品でした。当時は幕末の維新志士程度の認識しかなかった坂本龍馬、そんな彼を一から調べ上げてから執筆したその内容は、司馬遼太郎のセンス溢れる文体と相まってより魅力的な存在へと昇華されていったのです。

現在一般化しているような、豪放磊落で先見の明に優れた「カリスマ坂本龍馬」という人物像は、「竜馬がゆく」によって世間に広く浸透したのだと言われています。

後世にまで多大な影響を与え、私たちの歴史上の人物に対するイメージまで変えてしまうほどの影響力を持っている傑作。それが「竜馬がゆく」なのです。

司馬遼太郎の世界は

司馬遼太郎の名著「竜馬がゆく」は間違いなく近代日本文学における傑作といえます。司馬遼太郎によって生み出された龍馬ワールドを活字で感じ取れば、幕末に生きた志士たちの息吹を間近で感じることができるでしょう。気になる方はこの記事を参考にしながら、誰もが知るその名作を手に入れてみてください。

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