有孔ボードとフックを組み合わせてDIY。活用方法を紹介

2019.09.16

部屋に収納場所を増やしたいときは、有孔(ゆうこう)ボードとフックを組み合わせた『壁面収納』に挑戦してみましょう。棚と棚の隙間や扉などの空きスペースが活用でき、無駄がありません。設置前に、有孔ボードの規格やフックの種類、耐荷重を確認しておきましょう。

有孔ボードとは

収納アイテムやインテリアをDIYするのに欠かせない『有孔ボード』は100均でも手に入ります。

有孔ボードという名前を初めて聞く人でも、その特徴や利便性を知れば、いろいろなDIYアイデアが湧いてくるでしょう。

一定間隔で穴の空いた板

有孔ボードは、等間隔で穴が空いた木のボードで、『ペグボード』や『パンチングボード』という名称で売られている場合もあります。

穴のサイズやピッチ、ボードの大きさはさまざまで、活用法は一つだけではありません。

収納面では、穴にフックや棒を掛けて使うのが一般的ですが、均一なサイズの穴に音を吸収させ、音の響きを減少させる『防音壁』としての使い方もあります。

壁面ディスプレイや収納を自作できる

自宅における有孔ボードの活用法としては、壁面ディスプレイや小物類の収納がメインでしょう。

大きめの有孔ボードを壁に設置し、好きな場所にフックを取り付けます。額縁やTシャツ、オブジェなどを飾れば『機能性』と『デザイン性』を備えた壁面ディスプレイが完成します。

『棚板』を組み合わせて小振りの観葉植物や写真立てを置くなど、フックだけではできなかった収納やディスプレイも可能になるでしょう。

バラバラになりやすい小物類やファイルホルダーは、有孔ボード専用の小物入れに入れて引っ掛けておくと、探し物の手間が省けます。

このように、有孔ボードは収納や空間づくりの面において、無限大の活用アイデアがあるといえます。

有孔ボードの魅力

壁面ディスプレイや収納面で役立つ有孔ボードは、ただの合板ボードとは異なります。有孔ボードの特徴とメリットを知り、DIYに生かしましょう。

安価で入手しやすい

有孔ボードは、主にホームセンターなどで取り扱っており、300×600mmほどの大きさであれば、1500~2000円程度で購入できます。

価格は材質や大きさによって変わりますが、DIYするにはちょうどよい価格帯といえます。収納棚やラックを購入するのと比べれば、お財布にも優しいです。

また、ダイソーやセリアなどの100均では、ノートサイズの有孔ボードを取り扱っています。何枚かを組み合わせ好きなサイズにして使うこともできますし、ちょっとした空きスペースに使ってもよいでしょう。

材質と色のバリエーションが豊富

有孔ボードにはさまざまな材質や色があり、部屋のインテリアとしての役割も担っています。主な材質は『金属製』『樹脂製』『木製』の三つです。

強度に優れた『金属製』は重い工具類をしっかり支えられ、サビや湿気に強い『樹脂製』はキッチンや洗面所などの水回りに設置するのに適しています。

『木製』は『シナ』『ヒノキ』『ラワン』『コルク』など種類が豊富で、独特の風合いとナチュラルさが魅力です。

表面をシャビーに加工したものや、ヴィンテージ風に仕上げたプリント合板など、色や加工方法も多種多様のため、設置する場所や用途によって選ぶのがおすすめです。

用途に合わせサイズや穴のピッチを選べる

有孔ボードの『穴径』とは穴の直径です。『ピッチ』は穴の中心から隣の穴の中心までの距離を指します。

メーカーごとに異なりますが、穴径は『5mm』『8mm』『12mm』で、ピッチは『25mm(アメリカ規格)』と『30mm(日本規格)』が主流です。

迷ったときは、穴径5mm、ピッチ25mmを選ぶとよいでしょう。取り付け金具のサイズが多い上、穴が小さく見た目が繊細です。

用途に合わせ、使いたいフック形状やサイズを決めてから有孔ボードの規格を選ぶのもよい方法です。

有孔ボードを専門的に扱う店舗の中には、穴径やピッチの加工を行っているところもあります。

有孔ボードとフックを組み合わせて使おう

有孔ボードはフックを穴の中に引っ掛けて使用します。フックを選ぶときは、どのような用途に使いたいかをイメージしながら形を選びましょう。

用途に応じてフックを選ぼう

フックと一口にいっても、さまざまな形状・サイズがあります。例えば、アクセサリーなどの小物を吊るすのと、CDや本などをディスプレイするのに使うフックの形は異なります。

一つのフックに複数のものを掛ける場合は長めのバーフックが必要ですし、観葉植物などを棚に乗せるときは、シェルフ専用のフックがあると便利です。

収納したいものをイメージしながら用途に合わせて選びましょう。

フックの形やサイズもさまざま

『J型フック』は、有孔ボード用フックの定番です。一般的な『シングルタイプ』と、有孔ボードの穴を2カ所使用して耐重性を強めた『ダブルタイプ』があります。

『バーフック』もよく用いられる形状で、何をどのくらい掛けるかで、バーの長さが選べます。見た目に影響するため、バーは長すぎないほうがよいでしょう。

そのほか、雑誌をディスプレイできる『ブックスタンドフック』や観葉植物の小さな植木鉢を固定できる『リングフック』があります。ボードに棚板を設置するときは専用の『シェルフブラケット』を使用します。

フックの選び方一つで、収納できるものの幅がぐっと広がるでしょう。

フック選びのポイント

吊り下げるものの『用途』のほかに、フックは『穴のサイズ』『ピッチ』『耐荷重』の3点が大事です。三つをしっかり確認するだけで、初心者でも失敗の少ないフック選びができるでしょう。

ピッチと穴の大きさを確認する

フック選びを間違えると「フックが有孔ボードの穴に入らない」「ピッチの間隔が合わず、スタンドフックが設置できない」などの失敗につながります。

フックを選ぶときは、有孔ボードの『穴径』と『ピッチ』を必ずチェックします。特に、スタンドフックやダブルタイプのJ字フックなど『2カ所以上で固定するタイプ』は、ピッチが合わないと使いものになりません。

デザイン性に優れたお気に入りのフックがあるときは『フックに合う有孔ボードを探す』という手もあります。

耐荷重を確認する

ガレージなどに有孔ボードを設置して、スパナやペンチなどの金属工具を収納したいと考える男性も多いですが、注意したいのが『耐荷重』です。

フックにはそれぞれの耐荷重が記載されています。重量をオーバーするとフックが曲がったり、外れたり、穴が破損したりするおそれがあるため確認を怠らないようにしましょう。

有孔ボードの取り付け方

有孔ボードは壁にネジで取り付けるのが一般的ですが、壁に穴を開けずに取り付ける方法もあり、賃貸住宅でも無理なく有孔ボードが使えます。基本の二つの取り付け方を確認しましょう。

壁にネジなどで直接取り付ける

ネジなどの取り付け金具を用いて、石膏ボードの壁に直接取り付ける方法が基本です。

『固定用ビス』『台座』『座金』『キャップ』などがセットになった『専用の留め具セット』が数百円で市販されているため、ホームセンターで探してみましょう。

留め具セットにも、耐荷重が記載されています。有孔ボードと各アイテムを吊り下げたときの大体の総重量を計算しておきましょう。

フックが引っ掛かるように、下地とボードの中間は15mmほど浮かせるのがポイントです。

賃貸でも安心。突っ張り棒と組み合わせる

賃貸では壁に直接ネジを打ち込めない物件がほとんどです。そのため『突っ張りウォールキット』や『ディアウォール』『ラブリコ』などの『突っ張り柱』を、天井と床の間に設置します。

突っ張り柱上に有孔ボードを直接取り付けるため、ボードの大きさに合わせて柱の位置を調節しましょう。柱にビスを打ち込んで電動ドライバーで固定すれば完成です。

木製の突っ張り柱ではなく、ステンレスや鉄製の『突っ張り棒』を使うときは、突っ張り棒とボードの穴に結束バンドを通して固定します。留め方が甘いとボード全体がぐらつくため、数カ所をしっかり固定しましょう。

最後に、有孔ボードの側面に、同じ長さにそろえた細めの木材を接着剤で貼り付ければ、横から突っ張り棒が見えず、見栄えがよく仕上がります。

有孔ボードとフックを使ったDIYの例

有孔ボードの活用方法は無限大です。扉や棚の横のデッドスペースを活用したり、いろいろな形状のフックや棚板を使ったりして、自由なアレンジを楽しみましょう。一人でも簡単にできるDIYの一例を紹介します。

扉を有孔ボードに取り替え収納増

キッチンや洗面所は、スペースが限られた狭い空間です。「収納場所を増やしたいけど、場所に余裕がない」というときは、収納棚の上の扉部分を有孔ボードに取り換えて、収納スペースを作ってみましょう。

ドライヤーやハンガー、調理器具など、棚にしまいにくいものがきちんと整理整頓できる上、取りやすさも抜群です。

棚板を取り付けてアイデアの幅が広がる

有孔ボードに専用のフックで棚板を取り付けると、収納できるものの幅が広がります。

横に長いシンプルな棚板なら、観葉植物やオブジェ、写真立てなど、さまざまなアイテムのディスプレイが可能になるでしょう。台所の壁に設置して、バラバラになりやすい調味料を見やすく並べておくのも便利です。

棚板をペンキでカラーリングすれば、世界に一つだけの収納棚に仕上がります。ほかのインテリアとのバランスを考えながらDIYを楽しみましょう。

有孔ボードを活用し部屋のおしゃれ度アップ

収納棚やラックが置けない限られた空間でも、有孔ボードを壁に取り付ければ、想像以上にたくさんの収納が可能になります。収納面だけでなく、部屋をおしゃれにすることにも繋がるので一石二鳥といえるでしょう。

有孔ボードをDIYするときは、穴径とピッチ、フックのサイズをしっかり確認し、最初に『どこに何を収納したいか』『どのような形状のフックを使いたいか』を考えておくと失敗が少なくなります。ぜひトライしてみてはいかがですか?

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