獺祭『磨き その先へ』の魅力とは?飲み方や保存方法も紹介

2019.09.14

銘酒と呼ばれる日本酒を尋ねられ、すぐに『獺祭(だっさい)』が頭に浮かぶ人も多いでしょう。日本酒ファンならば一度は口にしてみたいと思うお酒です。獺祭ブランドの中でも最高峰に位置する『獺祭 磨き その先へ』の魅力を探っていきましょう。

獺祭の基礎知識

『獺祭 磨き その先へ』は、日本酒愛好家のみならず、お酒を愛する人たちにとって垂涎(すいぜん)の的となっている銘酒です。希少性が極めて高く、手にすることが困難なお酒といえます。

幻の銘酒といわれるお酒を生み出した『獺祭ブランド』ですが、獺祭と名が付く日本酒は、おしなべて高い評価を受けています。まず、獺祭についての基礎的な情報を押さえていきましょう。

そもそも獺祭とは

『獺祭』は、山口県岩国市の酒蔵である『旭酒造』によって製造されている日本酒です。酔うために売るのではなく、味わいを求める人に届けたいという理念をもとに酒造りに取り組まれています。

旭酒造が拠点を置く岩国は、かつては獺越(おそごえ)と呼ばれる地域でした。清らかな水を生む獺越の地への畏敬の念を込め、獺祭と名付けられています。

獺祭の製造には、酒米の王様とされる『山田錦』のみが使用されています。酒米にこだわることから、高品質の日本酒作りが始まっているのです。

そのうえ、23%という最高水準の精米歩合も、獺祭の魅力を生んでいます。通常は50%程度であることと比較すると、『磨き二割三分』の獺祭がいかに丹念に作られているかが分かるでしょう。

このようにして丹精込めて作られた純米大吟醸酒が、獺祭なのです。

獺祭が人気な理由

23%という精米歩合は、丹念に酒米を磨くことによってもたらされるものです。この業界屈指の作業によって、一切の雑味を取りのぞき、透明感のある味わいがもたらされます。

獺祭ブランドにはいくつかの品種があります。そのどれもがすっきりとした風味と味わいを楽しめる背景には、この精米歩合が鍵を握っているといえるでしょう。上質の白ワインに通じる品格があります。

そのような特徴を持った獺祭は、さまざまなジャンルの料理にもマッチすることでも人気を集めます。お肉・お魚・季節の野菜など、料理の味をスマートに引き立ててくれるのです。

また、純度の高い日本酒であるため、どのような飲み方にも高い水準で対応してくれます。冷やしてもよし、燗をつけてもよしと、スタイルや季節にとらわれることなく透き通るようなおいしさを味わえるのです。

「獺祭 磨き その先へ」とは?

獺祭ブランドそのものが、もはや日本を代表する銘柄へと成長したといえるでしょう。その中で多くの人を魅了する『獺祭 磨き その先へ』とは、どのようなお酒なのでしょうか。

獺祭の中でも最高級の逸品

ワインが、葡萄の生産地を超えて世界中で愛されているその理由は、欧米社会において緻密に組み立てられてきたマーケティングによるところが大きいといえます。

ワインも品質に応じて、原料や製造工程が異なります。そして、良いワインは高く評価され、高いお金を払ってでも飲みたいというファンを各地に数多く生んでいるのです。

獺祭の蔵元である旭酒造は、日本酒に、いわばワインのように世界に通じる普遍的な価値を与えることを目指し、最高級の酒造りに取り組むようになりました。その姿勢の結晶ともいえるのが『獺祭 磨き その先へ』です。

精米歩合は非公表

酒米を二割三分で精米することが重要なポイントである上位ランクの『獺祭 磨き 二割三分』ですが、『磨き その先への精米歩合』は非公表です。その製造工程は明らかにされていません。

獺祭ブランドのラインナップを見ると、『磨き 二割三分』『磨き 三割九分』というように、精米歩合が分かる商品名になっています。ところが、『磨き その先へ』は、見ての通り名前から精米歩合を知ることができません。

獺祭の最高峰に君臨する同酒の製造方法は、ベールに包まれています。どのような工法で醸造されているのかにイメージを馳せながら最高級の日本酒を味わう、そんな楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか。

二割三分との飲み比べがおすすめ

獺祭の極めて高い品質に欠かせない要素が、二割三分の精米歩合です。獺祭ブランドの中に、その技法を銘柄に冠したものがありますが『獺祭 磨き二割三分』もその一例といえます。

『獺祭 磨き その先へ』単体で、そのおいしさを味わうこともよいでしょう。それと合わせて、『獺祭 二割三分』と飲み比べることもおすすめです。

使用する酒米やお水などが同一であっても、その風味や味わいは大きく違ってきます。それぞれの表情の違いを感じることで、『獺祭 磨き その先へ』が獺祭の最高峰に君臨する理由を改めて理解できるでしょう。

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「獺祭 磨き その先へ」のおいしい飲み方

丁寧に精米され醸造された『獺祭 磨き その先へ』は、徹底して雑味を廃し、清々しさをたたえています。そのため、どのようなシーンでどのように飲んでも、そのおいしさが損なわれることはありません。

そのような同酒ですが、その魅力を最大限に引き出すためのヒントをお伝えします。

グラスは小ぶりなワイングラス

日本酒を味わう器といえば、お猪口(おちょこ)を思い浮かべます。しかし『磨き その先へ』の魅力を存分に堪能するには、小ぶりなワイングラスを使用することをおすすめします。

ワイングラスは、深く豊潤な香りを楽しむための設計がなされています。気化した香りをグラス内に留めておくために、中心部は広く、飲み口はすぼまった形状にしているのです。

精米や発酵などが緻密に行われた磨き その先へは、口に含むまでの芳香もぜひ楽しんで欲しいものです。それゆえ、ワイングラスで飲むと、よりその魅力を引き立ててくれるでしょう。

適温は12度程度

世界で愛好されるワインがそうであるように、獺祭にも多彩なバリエーションがあります。生酒として販売されているタイプもあれば、スパークリングもラインナップされているのです。

それぞれに適した温度は異なります。スパークリングタイプは、シャンパンなどのように氷水に20~30分浸して冷やしておくとよいでしょう。

『磨き その先へ』を味わうならば、冷やしておいた同酒を飲む10分ほど前に冷蔵庫から出し、12度ほどで飲むことをおすすめします。

冷たいとグラス内で気化するのに必要な時間を確保することで、スッキリと喉を通るでしょう。また、常温だと気化しやすく、濃密な香りがより感じられます。

そのどれもが異なるおいしさですが、白ワインのようにまずは12度程度で味わってみてはいかがでしょうか。

おつまみは香りがあるものがおすすめ

『磨き その先へ』には、行き過ぎた主張を抑えた、控えめながら豊かな香りが漂います。しっかりとした味わいですので、同様に香りが芳醇なメニューやおつまみがマッチするでしょう。

鴨肉や白子などのような濃厚な味わいをもたらす料理に合わせてみます。すると、同酒の奥行を感じさせる風合いで、料理と日本酒それぞれの味わいに長い余韻をもたらしてくれることうけ合いです。

また、和食に欠かせない魚料理でも活躍します。食材の繊細な味わいを、キリっと引き立ててくれる役割を果たしてくれるでしょう。

また、爽やかさと濃厚さを合わせ持っているため、フルーツやクリームとの相性も抜群です。ですので、1品目の献立から始まりデザートに至るまで、食事全体を通して色を添えてくれる日本酒といえます。

「獺祭 磨き その先へ」の保存方法

最高峰の日本酒は、どのように取り扱うべきでしょうか。その保存方法について解説します。

冷蔵庫で保存を心掛けよう

磨き その先へは、精米の段階からとても丹念に仕込まれて醸造された日本酒です。それゆえ、とても繊細な面を持っているお酒でもあります。

お酒は、日光や温度の変化による影響を受けやすい面を有しています。ですので、冷蔵庫での保存を心掛けましょう。

購入後は早めに飲もう

日本酒にとって、酸化は大敵です。そして、時間が経つとともに、酸化のリスクは高まります。

そのため、製造されてから1カ月程度、長くても2カ月以内には飲むようにしましょう。また、開封後に関しては、2~3日以内には飲み切るのが理想的です。

最高級の日本酒を飲んでみよう

2013年、ユネスコの無形文化遺産として登録された和食は、世界にその価値を広めました。そして、日本の食文化を支えてきた日本酒も、大きな魅力と高い価値を持っています。

世界に誇る日本酒を代表する銘柄といっても過言ではない獺祭ですが、その最高峰に位置しているのが『獺祭 磨き その先へ』です。この機会に、ぜひ極上の日本酒を味わってみてはいかがでしょうか。

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