幅広い年齢層に親しまれる『ソルビン』は、韓国・釜山発のかき氷です。見た目のインパクトに加え、あっと驚くようなトッピングと新食感が話題になり、オープンから数年経った今でも行列必至です。日本第1号店となる原宿店で人気のメニューも紹介しています。
ソルビン原宿の特徴と人気の秘密
韓国全土で約500店舗と前代未聞の人気を博する『ソルビン』は、日本でも新感覚のスイーツとして話題になっています。
若者だけでなく、幅広い年齢層に人気の秘密は『伝統とモダンの融合』にあるといえるでしょう。
フォトジェニックなメニュー
ソルビンにはフォトジェニックなメニューが多く、SNSにアップする若い女性の姿も多く見受けられます。
日本の従来のかき氷との違いはトッピングの豊富さで、フルーツや伝統菓子、アイスクリーム、チョコレートなどさまざまものが使われます。
フルーツを大きくカッティングしてみずみずしさを強調したり、デコレーションケーキを連想させる盛り付け方にしたりと、写真写りの良さを意識したアイディアが詰まっているともいえるでしょう。
外からは氷部分が全く見えないので、一見、かき氷なのかパフェなのか見分けがつきません。丼のような器を使っているので、大きさが強調され、インパクト大な見た目です。
目で見て、食べて、みんなにシェアして楽しめるのがソルビンの魅力といえますね。
ソルビンは韓国の釜山で生まれた
韓国語でかき氷は、『パッピンス』または『ビンス』といいます。ソルビンは、韓国語で『雪氷』と表記し、店の名前にもなっています。かき氷の総称ではないので注意しましょう。
2013年、韓国の釜山に『雪氷』の第1号店をオープン、瞬く間に韓国全土に広がり、現在は日本にも5店舗を展開しています。
もともとソルビンは『韓国の伝統菓子であるきなこ餅を若者にも愛してもらいたい』というオーナーの思いから作られました。幅広い年齢層が親しみやすいのがポイントです。
韓国かき氷はさらふわ系でボリューミー
韓国のかき氷は、日本のような氷のシャリシャリ感が少なく、驚くほどサラサラなのが特徴です。
かき氷の粒が微細なため、ふんわりしていてボリューミー。時間が経っても水っぽくなることがありません。さらに、ソルビンのかき氷には、水を凍らせた氷ではなくミルクフレーバーの氷が使用されているので、雪のように真っ白に見えます。
また、韓国のかき氷は、上から食べるのではなく、さまざまなトッピングを氷と混ぜて食べるのが一般的です。2人でシェアして食べるのを前提に、サイズをひと回り大きくしているケースもあります。
ソルビン原宿のかき氷メニュー
ソルビン原宿では、10種類以上の定番ソルビンの他に、期間限定のソルビンやサイドメニューを提供しています。
日本での第1号店となった『ソルビン原宿』ではどんなメニューが人気なのでしょうか。
定番のきなこ餅ソルビン
看板メニューの『きなこ餅ソルビン』は、韓国でも日本でもダントツの人気です。
パウダースノーのようなサラサラした氷はミルク味で、その上には、きなこがたっぷりとトッピングされています。
さらに、スライスアーモンド、小さくカットされたお餅がアクセントになっていて、それぞれ違った食感が楽しめるのが魅力です。
果物をふんだんに使ったマンゴーチーズソルビン
インスタ映え抜群で、若い女性に大人気なのが『マンゴーチーズソルビン』です。
完熟したアップルマンゴーとチーズケーキがゴロゴロ入った贅沢な1杯で、爽やかなヨーグルト味のアイスが名脇役となっています。
かき氷とは思えない濃厚な味わいは、幅広い年齢層に人気があります。
爽やかな酸味のブルーベリーチーズソルビン
ミルクのかき氷に、丸ごとのブルーベリーをぎっしり敷き詰め、その上に1口サイズにカットしたチーズケーキとヨーグルト風味のアイスクリームをトッピングした1杯です。
ヨーグルトの爽やかさとブルーベリーの甘酸っぱさ、チーズケーキの濃厚さが上手くミックスして、飽きのこない味に仕上がっています。
気になる混雑状況と待ち時間
『ソルビン原宿』は、16年にオープンして以来、行列ができる人気店として有名です。混雑する時間帯を避けるポイントを解説します。
スマホを利用した便利な整理券
ソルビン原宿では、混雑を避けるために、整理券を発行する場合があります。
整理券に印字されたQRコードを読みとると、待ち時間の確認ができるというもので、呼出メールを設定することも可能です。呼出から20分経過すると自動的にキャンセル扱いになるので注意しましょう。
公式HPによれば、整理券を発行していないとの記載があるので、かなりの長蛇の列にならない限りは、整理券はないと思った方が良さそうです。
予約はできないが比較的空く時間帯がある
ソルビンでは席の予約は不可です。そのため、時間帯によっては待ち時間が15分~1時間になることがあるようです。
週末は開店1時間前から行列ができ、混雑のピークは15~16時です。14~17時も人が多いので、この時間帯はできるだけ避けた方がいいでしょう。
逆に人が少なめなのが18時以降です。平日ならさらに人が少ないので、仕事帰りや夕食を済ませた後に立ち寄るのが理想でしょう。
待ってでも食べたい、新食感が体験できる店
韓国で500店舗を展開する人気のかき氷店なので、待ってでも食べる価値はあるといえるでしょう。
期間限定メニューもありますが、すぐに完売してしまうので、お目当てのものがあるときは、早めの来店をおすすめします。