哲学書は難しいものではない。入門書から最新話題作まで厳選5冊

2019.09.10

哲学書と聞くと、小難しくて理解しにくいものに感じてしまう人は少なくないでしょう。しかし実のところ、哲学書は選び方さえ間違えなければとても面白いもの。この記事では、哲学書の選び方のポイントと読みやすい哲学書を紹介していきます。

哲学書を選ぶうえで見ておきたいポイント

初めて哲学書を買う方やすでに何冊か哲学書を持っている方など、新たに哲学書を買おうとする方々のシチュエーションはさまざま。

せっかく哲学を学ぼうとしているのですから、購入の段階で失敗は避けたいものです。ここではまず哲学書の選び方をご紹介します。

流行りに惑わされない

哲学書はほかのジャンルの書籍と同じように、本屋に行くと平積みされていることがあります。ポップには魅力的な売り文句が書かれていますが、それを鵜呑みにするのはあまりおすすめできません。

何故なら、宣伝・広告の関係でとある書籍をイチ押しとして売り場に出しているケースもあるからです。

もちろん、一押しの本ではありますので面白い本が選ばれている傾向もあります。しかしながら、それが自分自身に一番合う哲学書とは限らないのです。

自分に合う哲学書を探し出すためには、「売れ筋」という言葉ばかりを追い求めるのはベストではありません。

初心者の方は「おすすめ」「読みやすい」といったワードに注目し、中級・上級者の方は「専門的」「網羅」といったワードに注目するといいでしょう。

初めから難しいものを選ぶ必要はない

哲学書をあまり読んだことがない方が哲学書を買うのであれば、あまり難しいものを選ぶことはおすすめできません。

哲学はとても奥が深い上に幅も広いもの。難しいものを手に取ることで、読む行為自体に挫折してしまうことがあるからです。

まず気にしたいのは、入門用であるかどうかということ。読みやすく図説がついていたりカラーになっていたりするものが適しています。

哲学書の読み方は読んでから理解するつもりで

哲学書の読み方はというのは一つではありません。歴史的な順番で哲学を追っていく方もいれば、哲学の概要だけを知りたい方、自分に置き換えて考えたい方など需要はさまざまです。

「哲学書はこう読むべき」といった決まりがないので、初めて哲学書を読む方は逆に迷ってしまうかもしれません。しかし、自由度が高いところも哲学書の魅力のひとつ。

固定概念を持たずに、自分なりに理解しやすい読み方というのを実際の読書を通して知っていくようにしてみてください。

哲学書初心者の方におすすめの入門哲学書

哲学書に慣れていない方にとって、哲学書はややハードルが高く感じがちかもしれません。しかし読みやすい哲学書、魅力的な哲学書も多く販売されています。

あらすじを通して自分に合うか哲学書なのかどうかをチェックし、ぴったりの初めての1冊を見つけてみてください。

哲学の概念を1から学べる『面白いほどよくわかる! 哲学の本』

「哲学とはそもそも何を指すのだろう?」という疑問が前提としてある方におすすめなのがこちらの1冊。哲学の概念から歴史的な流れまでを順を追って教えてくれる哲学書です。

一般的な哲学思想についての解説のほか、自分の心と向き合う項目も設けられています。まずは哲学というものを全般的に知っておきたいという方は読んでみてください。

  • 商品名:面白いほどよくわかる! 哲学の本 kindle版
  • ページ数:303ページ
  • 参考価格:1,225円(税込)
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実用的な哲学書として手元に置ける『武器になる哲学』

哲学は日常には使えない学問だと思っている方にこそ読んでほしいのが、こちらの実用的な哲学を主張した哲学書です。

哲学は思想そのもの。つまり、考えることをやめない日々の私たちの生活には欠かせないものなのです。

この本では特に、ビジネス社会の場においていかに生き残るかという観点から哲学を読み解いていきます。自己啓発にも近い置き換えになってますので、哲学書だからと身構えずに読むことができるでしょう。

  • 商品名:武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50
  • ページ数:368ページ
  • 参考価格:1,728円(税込)
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一度は読みたい哲学書の名著やベストセラー

入門書として出されている哲学書を読んだ方や、そもそも哲学そのものにもっと触れたいと感じた方には名著もチェックしてほしいところ。

ベストセラーがすべてではありませんが、売れているということは魅力的な理由があるということです。ここでは入門書の次に読みたい哲学書をご紹介します。

作家からの推薦コメントつき!最新話題作『哲学と宗教全史』

2019年8月の発売以来、瞬く間に注目を集めベストセラーとなった哲学書がこちら。池谷裕二氏や宮部みゆき氏による推薦コメントで飾られた帯が目を引きます。

こちらは入門書と明記されているわけではありません。しかし、タイトルの固さに反して内容は大変わかりやすく噛み砕かれ、哲学や宗教の流れを概観するのに非常に優れた名著です。

哲学の思想を教養として取り入れ、それを日常生活に役立てたいと考えている方におすすめしたい読み応えのある1冊です。

  • 商品名:哲学と宗教全史
  • ページ数:468ページ
  • 参考価格:2,592円(税込)
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日本で生まれた偉大な哲学書『学問のすゝめ』

哲学は西洋だけの学問ではありません。日本を含めた東洋でも多くの哲学や哲学書が生まれてきました。

ここでおすすめしたいのは、福沢諭吉の書いた「学問のすゝめ」。日本人なら誰でも一度はタイトルを聞いたことがある有名な哲学書です。

昔の本だからと身構えがちの方は、現代の口語調に訳された内容に目を奪われることでしょう。社会の中で生きていくために必要なものを教えてくれる1冊です。

  • 商品名:学問のすすめ 現代語訳
  • ページ数:251ページ
  • 参考価格:886円(税込)
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哲学書のわからないことはこれで解決『哲学用語辞典』

哲学書の初心者でなくとも、哲学書を読み進めているとたまに行き詰ってしまうことがあります。そんなときに読んでほしいのがこちらの1冊。

哲学用語が図鑑として集められたこの本では、さまざまな難しい哲学用語がわかりやすく解説されています。

400を超える哲学用語を掲載したこの本があれば、買ってみたはいいけれど挫折してしまった哲学書の面白さを再発見できるかもしれません。

  • 商品名:哲学用語図鑑
  • ページ数:352ページ
  • 参考価格:1,944円(税込)
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哲学書には自己啓発的な要素が詰まっている

哲学書を読んでみたいと思ったのであれば、身構える必要は一切ありません。その興味こそが哲学の始まりそのものなのです。それは日常生活にも役に立ち、自分自身を変えるきっかけにもなりえます。

まずはあらすじや冒頭、目次などを見てみて、読みやすいと思ったものを購入して見ましょう。きっとお気に入りの1冊が見つかるはずです。

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