おつまみに人気『メンマ』の由来知ってる?歴史とともに紹介

2019.09.09

ユニークな風味や独特のコリっとした歯ごたえが堪らないメンマ。日本ではラーメンに欠かせない具材でもありますが、おつまみとしての食べ方も人気です。このメンマの由来を皆さんは知っていますか?原料やその歴史とともにメンマの由来をご紹介します。

メンマの原料と名前の由来

メンマの原料と、その名称が使われるようになった背景をご紹介します。

メンマの原料は麻筍(マチク)

メンマの原料は麻筍と呼ばれる植物です。麻筍は竹の若芽であるタケノコの一種で、中国の南部や台湾などで多く採れます。

竹は大きく分けて温帯性、熱帯性、亜熱帯性の3種類に分けられますが、麻筍は亜熱帯性に属します。日本に多く存在する温帯性の真竹(マダケ)とは質感が異なります。

麻筍は台湾の嘉義県や南投県などで食用として多く利用されます。1メートル近く育った麻筍を収穫して皮を剥ぎ、いわゆるタケノコ程度のサイズに切り出した後、蒸してから塩漬けなどにして発酵させます。

発酵が済んだら細かく粉砕して天日乾燥し、食用にします。天日乾燥させた麻筍は現地では筍干(スンガン)と呼ばれ、市場に流通しています。

メンマの名前の由来

メンマという名前は、台湾出身の経営者によって考案されたものです。ラーメンの上に載せられた麻筍(マチク)ということで、ラーメンの「メン」と、マチクの「マ」を組み合わせてメンマと名付けました。

メンマは戦前頃までは支那竹(しなちく)と呼ばれていましたが、終戦後に台湾と中国の対立関係の影響によって、台湾産にも関わらず支那という名称が使用されていることについて台湾政府から抗議があり、新しい名称としてメンマが考案されたものです。

メンマという名前は一つの企業が名付けたものですが、当時の他の商品に名前が似ていたため、商標登録されることなく使われました。それによって業界用語から広く普及し、テレビCMでも使用されたことから一般的な名称になりました。

日本と台湾におけるメンマの食べ方

日本でのメンマの食べ方と、主な原産地である台湾での食べ方をご紹介します。

日本のメンマの食べ方

メンマは乳酸発酵によって独特な香りを発するのが特徴の一つです。ラーメンのトッピングとしてメンマが使われるようになったのは明治頃とされています。

柔らかさを基本としつつ、しなやか噛み応えもあるというユニークな食感によって、味付けをしてお酒のつまみとしてもよく食されています。

台湾でのメンマの食べ方

現地台湾でのメンマの主な食べ方は、乾燥したものをまず水で戻し、肉や野菜と一緒に煮込むか豚肉などと一緒に炒め物にします。食べやすいように柔らかくしたものや、味付けをしたものもあります。

ラーメンのような汁かけの麺の具材として使用する習慣は現地にはなく、ラーメンの具として使用するのは日本独特のものとなっています。

ラーメンにメンマが使用されるようになった頃から、日本では台湾産のものが多く流通してましたが、当初は中国経由で輸入されており、台湾現地から仕入れたものではありませんでした。

その後、中国経由のメンマが現地の食べ方とは異なる麺の具材として人気を得ていたことに台湾の貿易商が衝撃を受け、日本に対してメンマを直接輸出するようになり、メンマの普及に貢献することとなりました。

おつまみにぴったりなメンマの種類

おつまみに便利なメンマの加工の種類についてご紹介します。

塩漬けメンマ

塩漬けメンマとは、塩蔵することによって菌の増殖を抑制し、高い防腐作用を獲得したものです。塩漬けを改良したものとして塩水漬けにする場合もあります。

塩水漬けは従来の塩漬けに比べると保存性ではやや劣りますが、塩抜きに必要な原料や時間が節約できる、使用される塩の量が少ない、などの特徴があります。

乾燥メンマ

メンマは乳酸で発酵させることによって、しなやかな食感と独特の風味を得るようになります。発酵後に乾燥させたものが乾燥メンマです。

乾燥させることで発酵成分がさらに濃縮し、味わい豊かなメンマに仕上がります。また、乾燥メンマは他の加工法の基礎となるものです。

ラーメン以外でも多様なアレンジができるメンマ

日本ではラーメンの具としても用いられているメンマは、主な生産地である台湾では炒め物の具などに使用されています。独特の風味や食感が楽しめるメンマはおつまみとしてそのまま食べてもアレンジを加えても美味しい食材です。

ぜひいつもとは違う食べ方で、その歯ごたえを味わってみてください。

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