テントコットを便利に使おう。特徴や選び方、おすすめを紹介

2019.09.09

テントコットとは、コットの上にテントを乗せたような形状のアウトドア用品です。テントとコットそれぞれの長点を併せ持ち、野外でもより快適な睡眠を得られます。テントコットの特徴や選び方を解説し、おすすめの製品を紹介します。

テントコットについて知ろう

テントコットとはどのようなものなのか、テントとコットそれぞれの意味を確認し、テントコットについて理解を深めましょう。

テントとは

一般的に、キャンプなどで『テント』という場合は、屋根・壁・床で覆われた空間を作り、寝床を確保するために設営されたものを指します。

屋根や壁があることで風雨や強い日差しを防ぎ、さらに床が加わることで全面からの浸水を防ぐ効果が期待されます。

テントとよく比較される設営物で『タープ』と呼ばれるものがありますが、タープは基本的に屋根だけしかなく、開放感を損なわずにリビングスペースを作るためのアイテムです。

テントは一般的に「寝ることを意識して設営される」ものであるため、夜間に風雨・浸水・温度変化を防ぐ意味で、入り口を含め屋根・壁・床で完全に覆われることが求められます。

コットとは

『コット』とは、骨組みと生地でできた簡易ベッドです。コンパクトで持ち運びがしやすく、キャンプなどのアウトドアで主に利用されます。

コットの最も大きな特徴は、床面が骨組みで支えられ、地面から少し浮いた状態になることです。設営後の状態がいわゆる『高床式』の構造になるため、同じ寝具である寝袋と比べ寝心地が良いといわれます。

また、床が地面から浮くことで、寝る際に地面からの冷気が伝わりにくくなるうえ、地面の凸凹を直に感じることもありません。

しかし、基本的に屋根や壁がないため、外気の温度変化には対応できないというデメリットもあります。寒さ対策の面では、寝袋のほうが勝るといえるでしょう。

テントコットとは

『テントコット』とは、テントとコット両方の良い部分を取り入れたアイテムです。構造的には、コットの上にテントがある形状になります。

地面から床面が浮いた状態になるため、地面からの冷気や浸水を防げ、地面のでこぼこを直に感じることがありません。

また、屋根や壁があるため、風雨や外気の温度変化などに対応し、プライバシーも守られます。テントコットは、快適に寝ることをより追求した、便利なアウトドア用品といえるでしょう。

テントコットのメリットとデメリット

テントコットはテントとコットの良い点を併せ持ったアイテムですが、メリットだけでなくデメリットもあります。

テントコットのメリット

テントコットは高床式になっているため、地面からの浸水を防げるうえに、地面のでこぼこや冷気を感じることなく就寝できます。

また、設営や撤収作業が比較的簡単で、面倒なペグ打ちが不要なため、スペースさえあればアスファルトのような場所の上でも設営することが可能です。

全体が小さなテントのような構造で、風雨や外気の温度変化に対応し、プライバシーも守られます。ほとんどのタイプが4面メッシュを採用し、夏場でも風通しが良く、虫の侵入も防げます。

テントコットのデメリット

テントコットは重いものが多く、サイズも大きくなりがちです。製品によっては総重量が10kgを超えるものもあり、持ち運びが困難になるケースが考えられます。

また、ソロ用のテントなど、同じようなサイズのキャンプ用品と比較すると、やや高価になります。寝心地にこだわりがなければ、テントのほうがよりメリットが大きい可能性があるでしょう。

テントコットはテントと同じような構造であるため、寒い時期にはテント同様に結露が発生しやすくなり、対策が必要です。テントより内部が狭い分、外部からの影響を受けやすくなることも考慮しましょう。

テントコットの選び方

サイズ・生地の耐久性・コスト・組み立て安さの点から、テントコットの選び方を解説します。

サイズ

小型から大型までさまざまな種類があるテントと異なり、テントコットは一人用と二人用の2種類に限られます。

一人用のテントコットは、幅80cm前後のものが多く、少量なら荷物も中に入れることが可能です。幅150cm以上あれば2人でも使用できるでしょう。生地のサイズが広いほどゆったりと過ごせるうえ、荷物の置き場所も広く確保できます。

また、テントコットは高床式の構造なため、大きな荷物でなければ床の下に置くことも可能です。多少濡れてもかまわないような荷物を床下に収納すれば、内部のスペースをより広く確保できます。

生地と耐久性

テントコットは高床式の構造で、地面と生地が離れているため、できるだけ強度の高い生地の製品を選びましょう。

一般的なテントなら、破れたり穴が開いたりしてもリペアシートで補修できますが、テントコットの生地には強い力が加わるため、一度ダメージを受けるとリペアシートなどでの補修は困難です。

生地の強度を確かめる場合は、『D(デニール)』という単位で表される数値を確認しましょう。デニールの数値が高い生地ほど、糸が多く使用されていることになり、厚みを持ち強度が増します。

コストと組み立てやすさ

テントコットは近年さまざまなモデルが販売され、価格帯も幅広くなってきています。高性能・軽量なものほど高価になる傾向があるため、サイズや生地なども確認し、初めて購入する場合は手頃な価格の製品を購入するとよいでしょう。

車をキャンプサイトに横付けできるオートキャンプなら、軽量性やコンパクト性にそれほどこだわる必要はありません。使いやすそうな製品を価格重視で購入するのがおすすめです。

組み立てやすさも製品選びの重要な要素です。一般的に、テントコットはたくさんの部品が使われ、比較的設営が難しいものが多いため、できるだけ組み立てやすいものを確認して選ぶようにしましょう。

おすすめのテントコット

多くのメーカーから販売されているテントコットの中で、おすすめの製品を厳選して2点紹介します。

DESERTWALKER テントコット

『DESERTWALKER(デザートウォーカー)』が販売する『テントコット』は、高温多湿な日本の環境でも使えるように設計された、一人用のテントコットです。

テント部分を外してコットだけを使ったり、シェルターとして使ったりと、さまざまな利用方法がある製品です。

幅約66cmで、コットとしてはちょうど良いサイズといえます。長さが約200cmと、テントとして使うには少し狭いため、荷物は前室に置く形になるでしょう。

インナーはほぼメッシュでできており、フライシートにテントと同じベンチレーションがついているため、通気性が良く快適です。耐水圧もフライシートは約3000mmと高く、高床式のため雨が降っても床面が濡れず乾かしやすい構造になっています。

  • 商品名:テントコット
  • 価格:3万4997円(税込)
  • Amazon:商品ページ

KAMP-RITE コンパクトテントコットExtraLarge

『KAMP-RITE(カンプライト)』 が販売する『コンパクトテントコットExtraLarge』は、カンプライト社が提供する一人用テントコットです。

ベッドサイズが長さ約214cm、幅約84cmと広めで、高さも約54cmあるため、ソロの利用で十分すぎるほどのスペースがあります。

組み立ても簡単で、マニュアルが簡素に作られており、実際に10~15分あれば設営できるでしょう。慣れてくれば5分ほどで組み立てられます。

重量が約13kgとそれなりに重く、収納時のサイズも割りと大きいため、車で移動できるオートキャンプ向けの製品といえます。

  • 商品名:コンパクトテントコットExtraLarge
  • 価格:3万2800円(税込)
  • Amazon:商品ページ

テントコットを使ってみよう

テントコットは、テントとコットそれぞれの良さを併せ持ったアウトドアアイテムです。地面から床面が浮いた状態になるため地面からの冷気や浸水を防げ、屋根や壁があるため風雨や外気の温度変化などにも対応します。

自分に合ったテントコットを購入し、上手に活用してアウトドアライフを満喫しましょう。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME