財布は使いやすいものを選ぼう。使いやすさのポイントを解説

2019.09.09

デザイン性の優れた財布は魅力的ですが、毎日使う財布だからこそ機能面で使いやすいものを選ぶことが重要です。マチやカード入れなど財布の構造についての理解を深め、コンパクトかつ収納性の高いものの選び方を覚えていきましょう。

財布の使いやすさを決めるポイント

見た目で選んだ財布が実用面でイマイチだった、という経験はないでしょうか?ビジネス・カジュアル問わず快適に使える財布を選ぶために、財布の見方を基礎から押さえていきましょう。

携帯しやすいコンパクトさ

財布は鞄に入れて持ち歩くなら大ぶりな長財布が使いやすいですが、ジャケットやパンツのポケットに入れる場合には軽量・コンパクトであることが重要です。

ただ、小型であるほど内部構造がシンプルで収納力に乏しいものが多くなるため、財布選びの際は素材や色よりまず機能性を確認しましょう。チェック項目は以下の4点です。

  • 財布の大きさ : ポケットに無理なく収まるサイズ・厚みであること
  • 札入れの数 : 小額紙幣と高額紙幣、あるいは紙幣と領収書を分けて収納するには二つ以上が望ましい
  • 小銭入れの大きさ : 現金派はコインの種類・量が多くなるため、視認性と取り出しやすさをチェック
  • カードポケットの数 : 薄いカードポケットに2枚以上のカードを入れると取り出しにくいため、必要なカード数と同数以上を確保したい

小銭やカードが入る収納性

財布に収納力ギリギリの小銭やカードを詰め込むと型崩れを起こし、ポケットに入れた際のシルエットを損なうばかりか財布の寿命を縮めます。ここで財布の『マチ』を見るという視点を覚えておきましょう。

マチとは収納ポケットの両サイドに設けられた『遊び』を指し、ポケットが四角形に開くことで収納スペースを無駄にせず、開いたときの視認性と取り出しやすさを高めます。

  • 笹マチ(ささまち) :  マチが上部から下部にかけて細くなっていくため厚みが出にくい
  • 通しマチ : 財布の底までマチの大きさが変わらず、笹マチより収納力が高い
  • 風琴マチ(ふうきんまち) : 蛇腹状に開くマチで、ポケットの両端が波の外側になるため、収納力があり取り出しやすい
  • 函マチ(はこまち) : 後述する『ギャルソン財布』に採用される、ボックス型に大きく開く収納力・視認性の高いマチ

収納力の高さはどこでわかる?

財布の収納力はポイントさえ押さえれば商品画像から判断できます。収納力を見極める三つのポイントを、実用面での使いやすさを踏まえてみていきましょう。

小銭入れの大きさや形状

コンパクトな財布の多くは小銭入れが『マチなし』になっています。スーツの型崩れを防止する目的やミニマリストには向きますが、収納力や使用感でいえば笹マチや通しマチのものがベターです。

ただ、マチ付きの小銭入れはコインの量が多くなると柔軟に広がるため、コインが札入れ側にこぼれるケースがあります。

特に3辺ファスナーの『ラウンドファスナー財布』では開いた瞬間コインを落とすことがあるため、小銭入れはファスナー付きのものを選ぶと良いでしょう。

コインの収納力を重視するなら『ギャルソン財布』がおすすめです。これは小銭入れが函マチになっているため大容量で、財布を開けるとコインが一覧できる上、幅広のマチがコインの脱落をカバーします。

札入れ部分は2つあるか

財布の中には3種類の紙幣だけでなく、領収書やクーポン券を入れる場合があります。使用頻度の高い小額紙幣と高額紙幣、あるいは紙幣と領収書を2カ所に分けて収納し、視認性と取り出しやすさを確保するのがベターです。

コンパクトな『二つ折り財布』や『三つ折り財布』の場合は、紙幣を折り畳んで収納するため、財布を開いても一目では目的の紙幣が判別しにくくなっています。手前を小額紙幣、1番奥をレシート類と決めておくと良いでしょう。

長財布の場合は、札入れ部分がマチ付きのものがおすすめです。マチなしだと収納ポケットを指で開く動きが必要になることがあるため、スマートな支払いのためにも内部空間の広さはチェックしておきましょう。

カード類の収納量もチェック

小銭入れや札入れも重要ですが、カードポケットの数が足りない場合、やむなく同じポケットに2枚のカードを入れたり、札入れに収納したりということになりがちです。

こうなると利便性が損なわれ型崩れの原因にもなるため、日常的に必要なカードが全て収まる数のカードポケットがあることを確認しましょう。

カードの数が多い人には『ハニーセル』タイプの財布がおすすめです。これは複数のカードポケットがひし形に開く構造で、視認性と収納力を両立させたものです。

また、ポケット部分が合皮素材だと腐食によりカードが張り付くことがあり、横幅が狭いと圧着します。取り出しやすさも加味してチェックすると良いでしょう。

使いやすい財布の形はどれ?

目的やシーンによって使いやすい財布は異なります。さまざまな形状の財布を、その特徴と利便性の違いから区別してみましょう。

収納性が高く高級感もある長財布

『長財布』は収納力や開いたときの視認性が高いだけでなく、黄金比に近いサイズと重厚感からファッションアイテムとしても機能します。

加えて、表面積が大きいため、『コードバン』や『ブライドルレザー』といった高級皮革を使った財布では存在感が抜群です。

反面、分厚い皮革を用いた収納力のある長財布はポケットに入れることを想定されていないものが多く、携帯性は二つ折り財布に劣ります。

携帯性の高さが魅力の二つ折り

携帯性を求めるなら『二つ折り財布』がおすすめです。ビジネスでもカジュアルでも鞄を持たないシーンは多いため、シャツの胸ポケットやパンツのポケットにスッと収まるサイズ感のものを一つは持っておくと良いでしょう。

牛革のブライドルレザーや馬革のコードバンは非常に硬い素材ですが、財布の硬さが気になる人にはシープスキン(羊革)や豚革といった柔らかい素材がおすすめです。

携帯性を追求するなら、小銭は『コインケース』に、紙幣やカードは『マネークリップ』に分けて収納する方法もあります。

二つの中間にあるL字ファスナー

『L字ファスナー』は2辺ファスナーの財布で、見た目以上の収納力と携帯性の高さを両立させたタイプです。

ファスナーを開ければ内容物が一覧できる視認性の高さも利点で、財布の隙間からのカードやコインの落下を防ぐこともできます。

コインやカードを入れ過ぎるとファスナーが閉じられなくなりますが、見方を変えてみれば、財布の中身を整頓することを促し、厚みを一定に保ちやすいともいえるでしょう。

使いやすい財布のメンズブランド

コンパクトでスリムな使いやすい財布を取り扱う、おすすめメンズブランドを紹介します。

シンプルで使いやすいゾンネ

『ゾンネ』はシンプルデザインのレザー製財布に特化した、抜群の収納力と低価格が特徴的なブランドです。

二つ折り財布・長財布ともにポケットが多くマチもしっかり取られており、視認性や取り出しやすさに対する配慮も行き届いています。

高級素材のブライドルレザーを使った財布を含め、豊富なラインナップのほとんどが1万円台で購入できるという低価格も魅力です。

コードバンの財布だけは高価になるとはいえ、他のレザー専門ブランドに比べ、かなり価格は抑えられています。

sonne(ゾンネ)公式サイト

紳士ブランドの定番ダンヒル

パリ・コレクションの常連ラグジュアリーブランド『ダンヒル』のウォレットラインは、上質なレザーとエレガントなデザインで英国紳士だけでなく日本のビジネスマンにも人気です。

フォルム・裁断・縫製とデザイン性は一級品ですが、マチは最小限のためコインやレシートを詰め込む使い方には向かず、洗練されたスマートな利用に向いています。

ダンヒルを代表する『エンジンターン』パターンや絵画的な装飾が施されたシリーズも展開されており、画一的なデザインに飽きた人におすすめです。

dunhill 日本 オンラインストア | メンズウェア&レザー アクセサリー

薄手でコンパクトなエッティンガー

『エッティンガー』は特別なブライドルレザーを使った手作業での製品作りを続ける、英国王室御用達のレザーブランドです。

エッティンガーのためだけに仕立てられた上質なブライドルレザーとパネルハイド(財布内側の革)は、マイスターたちの手によって他のブランドでは真似できないツヤとハリのある財布に仕立て上げられます。

無駄のないスッキリとしたデザインで、さりげなく色気を覗かせるデキる大人のスーツスタイルに似合うブランドです。

ETTINGER |

財布の使いやすさはコンパクトさと収納性

使いやすい財布を選ぶには、サイズがコンパクトであることと、収納性が十分であることをまずチェックしましょう。

使用するシーンや必要なカード類の多さなどによって、必要十分な収納力が異なります。機能面でのイメージが定まったら、デザインに惑わされず、目的に適うものを選び取りましょう。

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