卓球のボールの大きさとは?ルールによる違いを知ろう

2019.09.06

卓球のボールの大きさは、硬式ボール・ラージボールなど種類によって異なります。大きさや重さによって変化する特徴を覚えれば、用途に合わせたボール選びができるでしょう。卓球ボールの歴史や、サイズごとのメリットも紹介するので、参考にしてみてください。

卓球ボールの大きさを知ろう

まずは、卓球で使われる基本的なボールサイズからチェックしてみましょう。大きさと一緒に、品質表示についても紹介します。

公式に使われるボールの大きさや重さ

公式戦などで使われるボールは『硬式ボール』と呼ばれ、『直径40mm・重量2.7g』と規定されています。

ボールのカラーは、白とオレンジの2種類で、年代や試合の内容、ユニフォームの色によって適切なボールを選択します。オレンジの硬式ボールは、主に中学生以下で使用するケースが多く、視認性が高く比較的打ちやすいものです。白の硬式ボールは、主に高校生から大人で使用するケースの多く、公式の試合でも白が採用されています。

ボールの色は、試合や練習環境によって変わりますが、公式試合でも使われる『白』で練習をしておくのがよいでしょう。初心者は、ボールの軌道が見やすいオレンジボールから始めるのがおすすめです。

ラージボールのサイズ

『直径44mm・重量 約2.20〜2.40g』で作られたボールは『ラージボール』と呼ばれており、硬式ボールよりも直径が大きいぶん空気抵抗を受けやすく、球速がゆっくりなのが特徴でしょう。

飛ぶスピードが比較的ゆっくりしていることと、ボールが大きくて打ちやすいことから、年配の方向けのボールとしても親しまれています。

また、硬式ボール・ラージボールのどちらも『無印から三つ星までの4段階』の性能表記があります。星が多いほど性能に優れたボールですが、値段も高くなるので注意しましょう。

公式の試合で使われているボールは、『白色』『三つ星』『硬式ボール』の条件を満たしたものというのも、知っておくと便利です。

ボールの大きさの歴史

では、卓球のボールの大きさはどのように決められてきたのでしょうか。

卓球ボールの大きさには、様々な変遷があります。卓球の歴史とともに、試行錯誤され変化した、ボールの歴史をご紹介しましょう。

38mmから変更

2000年にボールの大きさが現在のサイズに変更される前に主流として使われていたボールは『直径38mm・重量2.5g』のものでした。

当時卓球は、ラリー(連続してボールを打ち合うこと)が続かないことが問題視されており、競技性が低下していることからルールの見直しが盛んに行われていた時代です。

そして、視認性と防御のしやすさを高めて競技性を向上させるために、ボールのサイズを40mmに変更する案が出ます。

しかし、実際にサイズを40mmに変更してみると、初速が遅く、試し打ちした選手から違和感を指摘されてしまいます。その後、サイズと重さの変更を何度も繰り返し、試し打ちをする実験が繰り返されていきました。

最適な重さを導き出すために、40mmのボールと38mmボールの初速(打ち出された最初のスピード)が同じという条件のもと、実験が繰り返された結果、視認性の向上と競技性を高めたボールとして生まれたのが、現在使われている40mmのボールです。

打ち出したときの打球感、回転、スピードに違和感を与えず、38mmボールとの差が大きく出ないように、サイズと一緒に重量が調整され2.5gから2.7gへと変わりました。完成したボールは、シドニーオリンピック以降に公式球となる前提で採用され、現代の主流となっています。

現在のサイズはラリーが続きやすい

40mmに変更されたボールは、視認性が向上し、攻守のバランスが良くなりました。ラリーも続きやすくなり、競技としての面白さも向上したと言えるでしょう。

ラリーが続きすぎたときでも『レシーバーが13回返球したらサーバーの負け』というルールもあります。

ラリーが続きやすくなれば、攻め手は様々な工夫を凝らし、守り手は対応の幅を広げてプレーできます。結果、40mmボールの採用は卓球の競技性をより高め、卓球は多くの人が楽しめるスポーツとして今も愛されるスポーツになりました。

ボールの大きさの特徴

ボールは、その大きさによって特徴が違います。硬式ボール・ラージボールと呼ばれる2種類のボールの特徴を詳しくチェックしてみましょう。

40mm以下のボールの特徴

40mm以下のボールは、44mm以上のボールと比べると初速に優れています。また、回転もかけやすく、様々な球種を楽しめるのも利点です。38mmのボールはより早く、より回転数が上昇するためスピーディな卓球が楽しめます。

回転によってどのような動きをするのかの練習や、より早いボールに対応できる瞬発力をつけたい人におすすめのボールです。

44mm以上のボールの特徴

44mm以上のボールは空気抵抗が大きく。40mm以下のボールと比べるとゆっくりな球速が特徴です。回転をかけてもそこまで強くならないため、比較的ラリーがしやすいと言えるでしょう。

年配の人向けとは言われていますが、ラリーが続きやすいことで初心者がボールを打つ感覚を掴むのにも役立ちます。娯楽として楽しむときは、44mm以上のボールでも十分なので参考にしてみてください。

用途や経験に合わせて選ぼう

最初のうちは、誰でもボールをラケットに当てるのに苦戦します。球速が早くなればそれだけ当てにくいため、ラージボールを選択するのがよいでしょう。

試合などでは決められたボールを使いますが、練習の内容によってボールのサイズを変えてみるのもよい経験です。卓球で使うボールは、用途や経験に合わせて選ぶのがおすすめです。

卓球ボールの大きさは用途によって様々

卓球のボールの大きさは、用途によって様々なものが作られています。自分のプレースタイルに合わせて、適切なボールを選べば技術の向上のサポートも期待できるでしょう。

品質表示の星の数などもチェックしながら、用途に合わせて選ぶ参考にしてみてください。

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