テントの数え方を知ってる?歴史や種類などの豆知識を紹介

2019.09.05

近年のキャンプブームで注目されているテントにはさまざまな種類があり、使う人や見る人を楽しませるだけでなく、多くの情報交換がされています。そんなテントについて、数え方や歴史、種類など知っておくと役立つ基礎知識を解説します。

テントの数え方と由来

キャンプなどでおなじみのテントですが、テントの数え方について考えたことがある人はそれほど多くないのではないでしょうか。テントの数え方や意味、その由来について解説します。

数え方と意味

テントの数え方は「一張り(はり)、二張り」と数えます。『張り』は骨組みと布でできていて、解体して持ち運ぶことができるものを数えるときに使う単位です。

テント以外にも傘や幕、提灯、蚊帳なども骨組みと布でできているので「一張り」と数えます。基本的にテントは張るものですから、一張りと覚えておくと良いでしょう。

なお、ここで言うテントはキャンプや登山に使うものだけではありません。遊牧民の住居やサーカス小屋、運動会などで使われるテントも含まれます。

数え方の由来

テントの数え方に使われる『張』という文字は、『弓』と『長』の文字から成り立っています。『弓』はそのままの意味で弓矢の弓を、『長』は髪の長い人を指す象形文字です。

『弓』と『長』が組み合わさることで弓の弦を長く伸ばす、つまり弦を張ることを表す『張』の文字が成立したと言われています。

『張』には弓の弦や幕を張るという意味以外にも、大きく広げる、ぴんと伸ばす、設置するといった意味があることも覚えておくと良いでしょう。

テントの歴史

私たちがキャンプで使っているテントは、一体いつ頃から使われだしたものなのでしょうか?テントの歴史を世界と日本の視点から解説します。

テントの発明

テントの歴史は古く、狩猟を基本としていた旧石器時代には、狩りで仕留めた獲物の骨や皮を使って簡易的なテントが作られていたと言われています。

ローマ時代になり各地で戦争が頻発すると、兵士の休息や野営を目的としたテントが作られるようになります。ちなみにテントの語源はラテン語で軍事用テントを表す「テントリューム」だそうです。

また、砂漠地帯などでは遊牧民族により持ち運び可能なテントが使われるようになりました。

18世紀のイタリアでは、商店の入り口や窓に日よけのテントが使われるようになります。日差しから商品を保護するだけでなく、購買意欲を刺激し、街に彩りを与える効果があったそうです。

20世紀の半ばをすぎると、コットン製テントから軽量で扱いやすい化学繊維製のテントが生まれ、今に至っています。

日本の歴史とテント

日本の歴史にテントが登場するのは『古事記』や『日本書紀』の時代です。これらの書物の中には『帷幕(いばく)』と呼ばれるテント状の幕が登場します。

『古事記』も『日本書紀』も8世紀に書かれたものですから、少なくともこの時代にはテントのようなものがあったと言えるでしょう。

商店の軒先に設置するタイプのテントが日本の歴史に登場するのは終戦後からです。高度経済成長期には各個人商店がこぞって軒先にテントを設置し、テント専門店が全国に5000~6000軒ほどあったと言われています。

テントの種類

テントと言うと一般的にはキャンプ用テントのイメージがありますが、キャンプ以外にもテントが使われるシーンは多くあります。それぞれのテントの種類について解説します。

キャンプ用

キャンプ用テントはある程度の広さがある平地に設営することを想定しています。そのため構造や形状など、幅広いバリエーションの中から比較的自由に選ぶことができるのが特徴です。

軽量でコンパクト、構造が簡単で設営も数分でできるタイプのテントはソロキャンプやツーリングに便利ですし、ロッジ型テントのように数人が宿泊できる高い居住性を備えたタイプもあります。

用途や人数に合わせ、最適なテントを選ぶことがポイントです。

山岳用

山岳用テントはキャンプ用テントに比べ、持ち運びのしやすさや耐風性・防水性・設営の簡単さに重点を置いています。

天候が崩れても1人ですぐに設置できるよう、構造がシンプルなドーム型テントが主流です。基本的には1~2人が入れる程度の大きさのものが使われます。

軽量化を図るために薄い素材が生地に使われていることが多く、ちょっと引っ掛けただけで破損する可能性があり、取り扱いには注意が必要です。

運動会などの業務用

運動会や商店街などで、日よけや雨よけに使われるテント屋根もテントの一種です。基本的には三角形の屋根と4~6本の脚で構成されており、背が高く突風に弱いという特徴があります。

また、通路の雨よけや駐車スペースなどの簡易屋根にもテント屋根は使われ、こちらは地面に固定した脚に丈夫なテント生地を張ることが一般的です。

経年により耐久性は劣化していきますが、比較的簡単に張り替えることができるというメリットがあります。

テントで過ごす時間を楽しく

近年のテントは軽量・コンパクトで設営も簡単なものが増えています。騒がしい都会を離れて自然の中へ出かけ、テントの中で過ごす時間を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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