映画鑑賞の魅力と楽しみ方。あなたは映画館派?あるいは家派?

2019.09.04

映画にはさまざまなジャンルがあり、比較的お金をかけずに楽しめるのが魅力です。近年は、レンタルに代わる動画配信サービスにも人気が集まっています。映画鑑賞の魅力に迫り、家や映画館で映画を見る際の楽しみ方を紹介します。

映画鑑賞の魅力

映画鑑賞にはさまざまな魅力があります。多くの人に親しまれる映画の主な魅力を紹介します。

さまざまなジャンルがある

映画は、分け方の種類により、さまざまなジャンルに区別できます。

例えば、邦画と洋画、アニメと実写のように、内容に関係なく大まかに二分できるようなジャンルがあります。フィクションとノンフィクションもこれに該当するでしょう。

また、アクション・コメディ・ミステリー・ロマンス・SF・ファンタジーなど、内容で分けられるジャンルもあります。細かく区別すれば相当数のジャンルが存在するでしょう。

このように、1本の映画は必ず複数のジャンルに該当し、内容別に見ても、アクションコメディやSFファンタジーなど、大半の映画は複数のジャンルに属しています。

ジャンルの多さだけでなく、例えばアニメを好きな人がアニメの歴史映画に感動し、実写の歴史映画にも興味を持つというような流れを生み出すことも、映画の魅力といえるでしょう。

比較的お金を掛けずにできる

スポーツ・旅行・コレクションなど、大人に人気の趣味は何かとお金が掛かります。しかし、映画鑑賞は、比較的お金を掛けずに楽しめる趣味の一つといえるでしょう。

旧作なら1本100円程度で見られるDVDレンタルや、月々の定額料金内で見放題のDVD宅配レンタルなど、映画を安価で楽しめるサービスはさまざまな形で存在します。

最近では毎月定額のストリーミング配信が主流になってきているため、DVDプレーヤーが手元になくてもPCやスマホさえあれば映画を見放題で視聴できます。

オンラインでのレンタルサービスを利用することで、映画自体を安価で楽しめるだけでなく、映画館やレンタルショップに足を運ぶ時間や移動費が節約できることもメリットといえるでしょう。

知識が深まる

映画は、読書と同じように、さまざまな知識を得たり他人の経験を疑似体験できたりすることも、大きな魅力の一つといえます。

例えば、海外の映画を見ることで、その国の歴史や文化などを学べるヒントが得られます。人々の暮らしや価値観なども分かり、簡単な言葉を覚えられる場合もあるでしょう。

また、歴史的な人物などの一生をストーリーとして描いた内容の映画を見れば、その人物が経験した、およそ知りえないような人生を疑似体験することも可能です。

さらに、ある映画で得た知識や経験から別の分野へ興味が派生し、その分野に関する映画からまた別の分野へ興味が生まれるなど、見識を広げられる楽しさも見いだせます。

映画は本と違い、さまざまなことが可視化されているため、内容に含まれる知識や経験を理解しやすいことも特徴です。

映画を楽しむためのポイント

ただ単に画面やストーリーを追って楽しむ以外にも、映画にはさまざまな楽しみ方があります。

考えながら見る

映画の製作者は、ほとんどの場合、何かしらの意図を持って映画を作っています。家族の絆や友情の大切さ、展開の面白さなど、伝えたいことは映画によってさまざまです。

また、大半の映画は、約2時間という制限の中で、映画として表現することに意味やこだわりを持たせています。

単に最初からストーリーを追い、表面的な満足感に浸るだけでなく、製作者が真に伝えたいことを考えながら見ることも、映画を楽しむポイントといえるでしょう。

さらに、映画のストーリーには、さまざまな伏線が隠されていることがほとんどです。会話や出来事の中だけでなく、何気ない背景にも重要な伏線が隠されている場合があります。

伏線の意味は、基本的に映画が終わるまでには明かされますが、自ら伏線を探しつつ映画を見ることで、同じ内容の映画を何倍も楽しむことが可能となるでしょう。

カメラワークなど雰囲気を楽しむ

映画は優れたストーリーを楽しむだけのものではありません。カメラワークや音楽など、映画ならではの雰囲気を味わうことも、映画を楽しむポイントの一つです。

セットの作りや登場人物のメイク・衣装、広く知られているCGや近年流行りのVFXなど、映画が製作される現場ではさまざまな技術が導入され、時代と共に進化しています。

これらの要素は、書籍などからは得られない映画特有のものばかりで、ストーリー以上に見どころとしてフォーカスされる映画も数多く存在します。

映画によってはメイキング映像が公開されている場合もあり、撮影の裏側でどのようなことが行われているのかを知れるため、本編の後に見ることでさらに理解が深まるでしょう。

他の作品のオマージュや原作との違い

エジソンが映写機を1891年に発明して以来、人類はこれまでに数え切れないほどの映画を作ってきました。

世の中に映画が増えていく過程において、過去作を意識し新たな見せ方を示したり、過去作への敬意を表したりする、いわゆる『オマージュ』が隠された映画も数多く作られています。

他作品へのオマージュは、見る人がオマージュだと分かった際の達成感を抱けるようなものであるべきとされ、意図的に見つかりにくくされていることがほとんどです。

また、映画の中には、原作となる小説などを基に作られた作品も多く、原作の内容を忠実に再現しているものから、かなりの脚色が加わったものまで、仕上がりはさまざまです。

1本の映画におけるオマージュや原作を知ることで、何の予備知識もない状態で見る場合と比べ、より興味深く鑑賞できるでしょう。

映画を見るなら映画館と家どっち?

映画鑑賞は、映画館と家のどちらでも楽しめます。それぞれのメリットを比較してみましょう。

映画館は大迫力で楽しめる

映画館で映画鑑賞する大きなメリットの一つとして、話題作をいち早く見られることが挙げられます。

近年は話題作のDVD化が以前と比べ早くなったとはいえ、劇場での初公開から4カ月程度は待つ必要があります。安価で見られる旧作になるのはさらに数カ月後です。

また、迫力のある大きなスクリーンや臨場感のある音響の効果を最大限に感じられることも、映画館の魅力といえるでしょう。

専用のメガネをかけて立体映像が楽しめる3Dに加え、鑑賞中に座席が動いたり水しぶきが飛んだりする4Dを導入している映画館も増えてきています。

他にも、映画館独特の雰囲気を味わえることや、映画の印象が残りやすいこと、一緒に見る人との思い出になりやすいことなどが、映画館で映画を見る利点といえるでしょう。

家は手軽に見られるのが魅力

家で映画を見るメリットの一つとしては、作品ごとの上映時間が決まっている映画館での鑑賞と違い、時間を選ばず手軽に見られることが挙げられます。

また、映画を安く楽しめることも、家で映画を見る利点の一つです。映画館なら1本で1500~2000円かかりますが、レンタルDVDなどを家で見る場合は、1本100円以下で見られる可能性があります。

他にも、寝転んだりしながらリラックスした姿勢で見られることや、早送り・巻き戻し・一旦停止などの操作ができることなど、映画館で見る場合のように周りの目を気にする必要がないことが、映画を家で見る魅力といえるでしょう。

映画館での楽しみ方

映画館で映画鑑賞をする場合は、座席・上映方法・音響にこだわることで、より楽しく見られます。

いい座席の位置を知ろう

映画館で座席を選ぶ場合は、長時間の鑑賞で首が疲れないよう、スクリーンを見上げる縦の角度と、スクリーンが小さく見え過ぎない程度に収まる横の角度が重要です。

最もスクリーンが見やすい位置は、座席数が50~150席程度の劇場なら前から7列目付近、150~250席程度の劇場なら前から9列目付近です。

2階席がある映画館なら2階席を優先し、中央の最前列か、できるだけ前側の列を選びましょう。2階席はスクリーンを見下ろす状態になり、より楽な姿勢で鑑賞できます。

左右の人が気になる場合や、中央付近に空席がない場合は、中央より後方の通路側を選ぶとよいでしょう。

また、左右の視力に偏りがある場合は、右の視力が良ければ中央から右寄りの座席を選ぶなど、視力の良い方にずれて座ると、より見やすくなります。

最近はラグジュアリーな座席も

最近は、全席がリクライニングシートになっている映画館や、革製のラグジュアリーシートが選べる映画館など、座席にこだわった映画館が増えています。

また、独立した座席でゆったりとくつろげる、サイドテーブル付きのプレミアシートや、カップルでプライベートな空間を楽しめる特別ルームが併設されている映画館もあります。

これらの座席は追加料金なしで利用できる場合もありますが、基本的には通常の座席料金に比べ割高です。

映画館ごとにさまざまな趣向が凝らされているため、同じ映画館に通い続けるだけでなく、座席の違いなどで楽しむ映画館めぐりをしてみるのもよいでしょう。

上映方式や音響もチェック

映画館で映画鑑賞する際は、映画館の特徴が分かりやすく示された要素といえる、映画ごとの上映方式やホールの音響もチェックしてみましょう。

例えば、洋画の字幕スーパー版と吹き替え版の違いは、昔からよく知られている上映方式の違いです。

最近では、立体映像を楽しめる『3D』の他にも、座席が揺れたり香りが漂ったりする『4D』や、大きなスクリーンと大迫力の音響が特徴的な『IMAX』などの上映方式に対応する映画館が増えています。

また、音響にもさまざまな方式があり、6台のスピーカーから構成される『5.1ch』や、さらに2台増やした『7.1ch』のほか、天上から音を出す設備や音を移動させる表現を可能にした設備が備わった映画館もあります。

家で映画を見るならVODがおすすめ

VODは、従来のレンタルサービスに代わる、近年注目の人気動画配信サービスです。VODの基礎知識やメリット、利用に関する注意点などを解説します。

VODとは?

『VOD』とは『Video On Demand(ビデオ・オン・デマンド)』の略で、映画やドラマなどの映像コンテンツをインターネット上で選び、視聴できるサービスです。

VODで利用できる主なデバイスは、PC・スマホ・タブレットの三つです。インターネット環境さえあれば、場所を問わず動画を視聴できます。

料金体系は基本的に月額制で、サービスによりさまざまなプランが用意されていますが、月々1000円前後が通常プラン料金の目安となります。

サービス内の配信動画は基本的に見放題ですが、作品によっては課金しなければ視聴できないものもあるため、目当ての作品がある場合は見放題の対象かどうか確認する必要があるでしょう。

VODをおすすめする理由

VODのさまざまなメリットから、主なものを以下に紹介します。

  • PC・スマホ・タブレットとネット環境さえあれば、電車での移動中や旅行中の宿泊先など、時間や場所を問わず動画を楽しめます。
  • 月額制で見放題のプランを設けているサービスが多く、大半は月々1000円前後で利用できます。
  • レンタルショップに行く必要がないうえ、定額見放題であれば延滞料金がなく、貸出中によるレンタル切れも発生しません。
  • ほとんどのVODでは、無料で有料会員と同じサービス内容を試せるトライアル期間が設けられているため、複数のサービスを比較する際に便利です。
  • VODで提供される動画コンテンツには、テレビのようなCMをはさむことがなく、最後まで一気に作品を楽しめます。

毎月の見る本数が少ない場合は注意

VODで利用できる月額制プランは、見る動画の数が多いほどお得ですが、全く動画を見なかった月も料金を請求されます。

見る動画の本数が少なければ、動画1本あたりの料金が割高になる可能性があるため、毎月のように多くの動画を見る予定がない場合は注意が必要です。

VODには、月額制の見放題プラン以外に、個別課金で動画を楽しめる、『PPV』といわれるプランも用意されています。

わざわざレンタルショップへ足を運ぶ必要がなく、延滞料金やレンタル切れの心配も要らないVODのメリットを活かすなら、PPVの利用も検討しましょう。

おすすめのVODサービス

数あるVODの中から、特におすすめできる人気のサービスを厳選して三つ紹介します。VOD選びの参考にしましょう。

家族間で共有できるU-NEXT

『U-NEXT』は、有線放送大手として知られる『USEN』のグループ企業が運営する、国内最大級のVODサービスです。

月額1990円で13万本を超える見放題作品を楽しめるうえ、有料コンテンツを利用できるU-NEXTポイントが毎月還元されるため、実質の月額料金はさらに低くなります。

31日間の無料体験開始時にも、通常の半分にあたるU-NEXTポイントが付与されます。

U-NEXTは、有料コンテンツとして扱われる最新作の配信がどこよりも早く、DVDレンタルの開始と同時に配信が開始されることが最大の特徴です。

また、一つの契約で最大4個までアカウントを増やせるため、家族4人で利用した場合は1人あたり約500円で利用でき、複数人での利用にもおすすめのサービスです。

U-NEXT

登録者1億人を超えるNETFLIX

『NETFLIX』は、全世界に1億人超の会員数を抱える人気VODサービスです。

アメリカでは、全世帯の約4分の1が加入し、テレビのリモコンに専用ボタンが設けられることもあるほど、国民の間に浸透しています。

画質と同時視聴台数の違いにより三つのプランが用意され、それぞれに1カ月の無料体験が付き、最も安いペーシックプランは月々1000円以下の料金で利用できます。

NETFLIXの大きな魅力は、クオリティーの高いオリジナル作品が続々と公開される点が挙げられます。

他のVODでもオリジナル作品は作られ始めていますが、NETFLIXでは有名俳優を起用したり映画並みの大迫力で作ったりと、作品の質の良さが群を抜いていることが特徴です。

また、NETFLIXには有料コンテンツが一切なく、全ての作品が見放題コンテンツです。

NETFLIX

低価格で使えるAmazonプライムビデオ

『Amazonプライムビデオ』は、Amazonプライム会員が利用できるさまざまな特典の一つで、低価格で利用できる点が特徴的なVODサービスです。

Amazonプライム会員は年会費3900円で利用できるため、Amazonプライムビデオのみを利用する場合でも、月額換算すると他のVODサービスに比べ最も安くなります。

30日間の無料トライアル期間が設けられ、人気のオリジナル作品も含め、用意された動画コンテンツが全て見放題で視聴できます。

Amazonを利用するしないに関係なく、コスト重視でVODサービスを選びたい人におすすめです。

Amazonプライムビデオ

2019年公開 注目の邦画

2019年に公開される邦画の中から、話題性の高い注目作品を3点紹介します。

『君の名は。』の新海誠監督の最新作『天気の子』

『天気の子』は、2016年に公開され社会現象にもなった映画『君の名は。』で一躍脚光を浴びた新海誠監督による、3年ぶりの最新アニメーション映画です。

離島から家出し東京にやってきた少年が、天気を操れるという不思議な能力を持った少女と出会うことから物語は始まります。

綺麗な情景描写と併せて、2人の美しく切ない恋模様が描かれるストーリーに引き込まれる作品です。

『君の名は。』に引き続きRADWIMPSが音楽を担当し、オープニングだけでなく作中全ての音楽に関わることで、前作以上に歌とストーリーを密につなげていく試みも注目です。

大ヒット漫画原作の『キングダム』

『キングダム』は、累計発行部数が3600万部超えという大ヒットを記録した、中国の春秋戦国時代を舞台に描かれた人気漫画『キングダム』を実写化した映画です。

大将軍になることを夢見ながら鍛錬に励む戦災孤児の少年と、中華統一を目指し、後に秦の始皇帝となる若き王の活躍を描いたストーリーが展開されます。

撮影はダイナミックなセットを用い、原作の舞台でもある中国で行われ、大迫力の映像を楽しめます。

また、漫画を読んだ後に鑑賞すれば、原作の有名なシーンやセリフがどこまで映画に反映されているのかなど、違った楽しみ方ができることも魅力です。

名作の誕生秘話を描く『人間失格』

『人間失格』は、日本の近代文学を代表する作家『太宰治』を主人公とし、彼の名作『人間失格』の誕生秘話をフィクションとして描いた映画です。

太宰治の波乱万丈な人生と、関係のあった3人の女性を描き、小説『人間失格』を世に送り出した後、39歳という若さでこの世を去るまでのストーリーが展開されます。

太宰治の小説『人間失格』を原作としたものではなく、太宰治自身にスポットが当てられた内容であるため、当時行きつけのバーで実際に撮影が行われたり、残された写真のポーズを忠実に再現したりするなど、随所にこだわりがあることも見どころです。

映画観賞を楽しもう

映画にはさまざまな魅力や楽しみ方があり、家での鑑賞と映画館での鑑賞にもそれぞれメリットがあります。

最近は、VODといわれる動画配信サービスも、手軽に映画を見られる方法として人気です。ライフスタイルに合ったサービスを選び、新旧問わず多くの映画を楽しみましょう。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME