ビールは瓶より缶の方が美味い?容器別の違いを徹底比較!

2019.09.04

ビールには、缶を始めとしてさまざまな容器があり、それによって持ち運びのしやすさや味に差が出てくるものです。容器の種類やグラスへの注ぎ方、味に違いが生じる原因について説明します。より美味しくビールを楽しめるよう、覚えておきましょう。

缶ビールの基本情報

まずは、缶ビールの基本的な情報について、その特徴と注ぎ方を含めて紹介します。

最も定番な形 缶ビール

ビールを飲むことができる場所は数多くあり、その形態もさまざまですが、最も手軽に飲めるのが缶ビールではないでしょうか。仕事帰りにコンビニやスーパーで購入し、家で飲むという人も多いでしょう。

実際のところ、ビールの容器別出荷のデータによれば、缶の出荷量は、瓶や樽およびタンクを大きく引き離し、『全体の半分近く』を占めていることが分かります。

そんな缶ビールに、主に使われているのがアルミ缶です。次は、そのアルミ缶の特徴をチェックしてみましょう。

原料のアルミ缶の特徴

缶ビールに用いられているアルミ缶は、製缶会社で品質や衛生面に配慮されて生産されたものが使われています。

アルミ缶を缶ビールに採用している大きなポイントが、品質を左右する『光と空気を遮断』することで劣化のリスクを減らせる点です。

作りたてのビールの美味しさを手軽に購入して味わえるということで、多くの人が利用する理由の一つとなっています。

また、缶は瓶よりも軽量で、効率的に運搬できるという点もメリットです。簡単に持ち運べることで、友人同士で集まる場合やアウトドアなど、いろいろなシーンで活躍するでしょう。

アルミは『ほぼ100%のリサイクルが可能』という点も見逃せません。環境にもビールにも、アルミ缶は好影響を与えていることがわかります。

缶ビールの正しい注ぎ方

缶ビールを注ぐ際には、『3度注ぎ』と呼ばれる美味しさを引きたてる注ぎ方が提唱されています。3段階の手順を確かめてみましょう。

  1. 空のグラスに徐々に勢いをつけながら注ぎ、グラスの半分程度を泡で満たす
  2. 泡が減ってきたら、グラスの縁まで丁寧に注ぐ
  3. 泡の量が全体の3割ほどになったら泡を持ち上げるように残りを注ぐ

液体と泡の理想的な量は『液体7:泡3』です。最初は失敗してこぼしてしまうこともあるので、こぼれても問題のない状態を整えてから行いましょう。グラスを冷やしておくと、より美味しく注ぐことができます。

その他知っておきたい缶ビールの豆知識

缶ビールの基本情報をチェックしたら、関連した知識も一緒に覚えておきましょう。缶ビールの価格や大きさの規格の豆知識についてご紹介します。

缶ビールは他と比べて値段が割安

缶ビールは、瓶ビールなどの他の容器のものと比べると値段が安い傾向があります。例えば、通販サイトで同じ500mlの瓶ビールと缶ビールを比較してみると、以下のように差があるのが一般的です。

  • 瓶ビール:300円前後
  • 缶ビール:250円前後

味にも違いがあり、その点は好みにもよりますが、価格だけを見てみると缶ビールの方が割安で提供されています。

リサイクルできることや、軽量化によって容器代を抑えられることなど、安価に提供できる環境が整っているのが、格安提供の理由と言えるでしょう。

小容量で小さい缶はシニアや外国人に人気

缶ビールの規格では500ml、350mlの缶が多く普及していますが、今ではもっと小さな『135ml缶』なども販売されています。この背景にあるのは、シニア層への配慮や、外国人旅行者の増加といった近年の状況です。

まず、シニア層では、350mlでも多く感じてしまう人が多くいることが分かっています。小さめの135ml缶は、飲みきりサイズとしても重宝し、持ち運びにも優れていることから人気を集めたのです。

外国人旅行者が手軽なお土産として135ml缶を選ぶという事情もあります。日本のビールを手軽に持ち帰れる容量として活用されており、こうした需要はこれからも伸びていくことでしょう。

缶以外の容器の種類とサイズ

これまで缶ビールを中心に見てきましたが、それ以外の容器にはどのような種類があるのでしょうか。瓶ビールやサーバーによるビールなど、特徴や容量などを見ていきましょう。

缶に続いて一般的な瓶ビール

缶に続いて根強い人気を誇る瓶ビールは、大瓶(633ml)、小瓶(334ml)などのサイズで販売されています。いささか中途半端な容量となっている理由は、1940年3月に作られた新しい酒税法に対応するためでした。

この新たな酒税法により、当時の各メーカーの間で瓶ビールの内容量を統一することになったのですが、その際『もっとも小さい瓶』だった3.51合(633ml)が基準となり、現在まで使われている、というわけです。

『王冠栓』と呼ばれるフタが特徴的な瓶ビールは、缶ビールでは味わえない強い炭酸と、深みのある旨味を楽しめるでしょう。

居酒屋の定番 ジョッキやグラスビール

缶や瓶と並んで、忘れてはならないのが、居酒屋で飲むジョッキやグラスビールでしょう。これらは、樽を利用して保存され、提供時に注がれるビールです。

サーバーを使ってきめ細やかな泡を生み出せることから『店舗ならではの味』を感じられるでしょう。ビールに最適な環境で保存できるのも強みです。

居酒屋で提供されているジョッキには、おおむね以下のサイズがあります。店舗によっての違いはありますが、飲みたい量を選べるのは嬉しいポイントでしょう。ジョッキ以外にも200〜250mlのグラスビールと呼ばれるものもあります。

  • 大ジョッキ:700ml、800ml、1l
  • 中ジョッキ:360ml、380ml、400ml、435ml、500ml
  • 小ジョッキ:300ml

容器によって中身のビールに差が出る?

『容器によって中身のビールは違う』とは、しばしば言われることです。しかし、それは真実なのでしょうか。はっきりさせてみましょう。

瓶ビールやグラスビールも中身は同じ

缶ビール、瓶ビール、グラスのビールなどで味に違いを感じるかもしれませんが、メーカーによれば、実は『全て中身は同じ』ものです。

味わいの違いは、保存する容器によって保たれているガスや温度、鮮度の違いによって生み出されると考えるべきでしょう。

ビールの味は、同じ缶ビールでも、冷やされたものか、常温保存されたものかで変わってしまうほど繊細なものです。容器よりも保存の仕方などに注意を払った方が、美味しく飲める可能性は上がると言えるでしょう。

缶のままとグラスに注ぐのでは味が変わる?

保存方法に加え、どのように飲むかも重要なポイントです。これもよく話題になることですが、『缶から直接飲むのと、グラスに注ぐのとでは味が違う』という説は本当でしょうか。

両者の違いを検討してみましょう。缶のまま飲む場合は、ビールの炭酸ガスがほとんど抜けないまま口に入ります。缶に口を付けるので、金属味がビールの味わいに影響するという意見も、的外れではないでしょう。

一方、グラスに注ぐ場合は、泡の状態から炭酸ガスの状態まで注ぎ方で大きく変わります。味の面でも、缶から直接飲むのとでは違いが出てくると言えるでしょう。

美味しく飲みたいなら鮮度にこだわる

ここまでで、容器や注ぎ方によってビールの味は変わってくる、ということが分かりました。ただ、美味しいビールを飲みたいと考えたとき、こだわりたいのは、やはり『ビールの鮮度』ではないでしょうか。

缶や瓶といった容器による味の差も多少はありますが、それは好み次第と言えます。また、保存法や注ぎ方・飲み方を工夫する余地もあるでしょう。

しかし、鮮度に関しては新鮮なものを選ぶ他ありません。新しいビールを適切に保存し、上手に注ぐことで、その美味しさを最大限に引き出すことができます。

ビールの容器の特徴を知ろう

缶を始め、ビールにはいくつかの容器があり、用途に合わせて選べるようになっています。そうした違いに目を向けると、自分好みの味を見つける手掛かりになるかもしれません。

ビールの鮮度と、容器や保存法、注ぎ方までこだわって、理想の飲み方を探してみてはいかがでしょうか。

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