「数学」をテーマにしたおすすめ小説5選。数学が織りなす美しい物語

2019.09.03

何かと難しいと思われがちな「数学」ですが、その面白さや美しさが紡ぐ物語は、小説の中でも非常に人気のあるテーマです。世の中に出回っている数学に関する小説は、専門的な知識は特に必要なく、数学が苦手な方でも楽しめるものが多くあります。この記事では、そんな数学をテーマにしたおすすめ作品を紹介していきます。

人気の数学小説作品

数学をストーリーに取り入れた作品の中には、映画化やドラマ化されるほどの話題作となることもしばしば。数学が難しいといっても、一概に大衆に受け入れられにくいジャンルとは言い切れないのです。ここからはそんな数学小説の中でも幅広い層から人気を集める定番作品を紹介していきます。

天地明察

「天地明察」は冲方丁による時代小説であり、2012年には映画化もされた話題作です。

江戸時代初期に実在した学者「渋皮春海」を主人公として、当時最先端であった数学「算額」を用いて天体を観測し、暦(カレンダー)政策に挑む姿を描いています。作中には数学的描写が度々登場するものの、時代小説を基調とするストーリーは、数学が不得意な方でも楽しむことができます。

  • 商品名:天地明察(上)
  • 価格:525円(Kindle版)
  • Amazon:商品ページ

全てがFになる

「全てがFになる」は。「スカイクロラ」などで知られる推理作家・森博嗣による小説作品です。本作は森博嗣自身のデビュー作でもあり、スカイクロラとは毛色の違うタッチを楽しむことができます。

とある研究室の慰安旅行で島を訪れた主人公たちが、島に存在する最先端の研究施設において遭遇した不可解な殺人事件を数学的に解決していくという物語。

数学的な描写は少々難解なものの、ストーリーの本筋は本格的なミステリージャンルであるため、数学が苦手な方でも最後まで読み切ることができるでしょう。

  • 商品名:全てがFになる
  • 価格:648円(Kindle版)
  • Amazon:商品ページ

博士の愛した数式

「博士の愛した数式」は、2003年に出版された小説です。発売当時はベストセラーとなり、映画もされるなど大きな話題作となりました。

家政婦として働く主人公は、ある時とある年老いた博士のもとに働きに出ることになります。その博士は、かつて数学教授であり、事故により「自分の記憶が80分しかもたない」という病苦を背負っているのです。そんな博士と主人公、そして主人公の息子「√(ルート)」との心温まる日常を描く物語です。

数学にしか興味がない博士の愛すべき人柄、博士が教えてくれる美しい数学の話、「√(ルート)」と博士の交流といった心温まるシーンを軸に、数学者でありながら「80分以上前のことを忘れてしまう」という状況への苦悩と、徐々に進行していく博士の病状がなんとも物悲しく、美しくも切ないストーリーになっています。数学に詳しくない方でも間違いなく楽しめる感動小説、ぜひ手にとってみてください。

  • 商品名:博士の愛した数式
  • 価格:475円(Kindle版)
  • Amazon:商品ページ

とっつきやすい「数学×時代小説」作品

数学がまだ一般的でなかった時代の日本にフォーカスを当てた、「数学×時代小説」は、その読みやすさからか人気作も数多く存在します。そこでここからは数ある作品の中でもおすすめできる数学時代小説を2つピックアップして紹介していきます。

和算の侍

和算の侍は様々な数学時代小説を手がける作家「鳴海風」の小説作品です。本作は江戸時代中期の数学者である「関考和」に弟子入りした「建部賢弘」が、現代における円周率などの理論を極めていく姿を描くほか、江戸時代における様々な数学者のエピソードを楽しむことができます。

  • 商品名:和算の侍
  • 価格:605円(Kindle版)
  • Amazon:商品ページ

算法少女

算法少女は戦後の児童文学の第一人者「遠藤寛子」による時代小説です。本作の題名は江戸時代に女性名義で出版された同名の和算指南書と、ストーリーにおける主人公のダブルミーニングとなっています。その内容は江戸時代において天才的な和算の才能を持つ少女と、少女に恥をかかされて出世を阻もうとする人々を描く純粋な時代小説となっています。

  • 商品名:算法少女
  • 価格:571円(Kindle版)
  • Amazon:商品ページ

近年話題の数学に関する作品

様々なことが機械化されていく現代において、数学は最も重要なポストを担っています。そんな近年では、ここまで紹介した作品にも負けない数学小説が発表され、読書家の間で人気となっています。

ここからは、「小説」とは少し違いますが、近年話題となっている数学に関する書籍を紹介していきます。

世にも美しき数学者たちの日常

「世にも美しき数学者たちの日常」は、2019年に出版された新作の数学に関する書籍です。

数々の数学者たちにフォーカスを当て、数学とともに生活する天才たちの知られざる日常を垣間見るノンフィクション。数学に馴染みのない人でも非常にとっつきやすく、数学に対する考えを改めてみるきっかけになるかもしれない作品です。

  • 商品名:世にも美しき数学者たちの日常
  • 価格:1,361円(Kindle版)
  • Amazon:商品ページ

小説で楽しむ数学は一味違う

数学は難しい学問として捉えられがちです。しかし一旦活字として小説の中に落とし込めば、それは新しいエンタメとして様々な人を楽しませることができます。この記事の内容を参考に、数学に対する新しい楽しみ方を発見してみてはいかがでしょうか?

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME