卓球のカットマン対策集。弱点と効果的な練習方法を紹介

2019.09.08

手堅い守備で長いラリーに耐え一瞬のスキを突いて攻めてくる、そのようなカットマンを苦手とする選手は多いものです。カットマンの攻略には、強さの理由や弱点を理解することが大切になります。そこで、カットマン対策について解説しましょう。

卓球のカットマンとは

カットによって、強烈な下回転のかかったボールを返球するプレイヤーを『カットマン』と言います。拾って拾って拾いまくるイメージの強い守備型のスタイルです。

カットマンは、カットだけが得意な選手だと思われがちですが、決してそうではありません。それどころか、オールラウンダーとしての資質が必要です。

長いラリーを制する精神力や持久力をはじめ、コントロールなどを含めた多くの能力が求められます。それだけに、カットマンには多彩な技術と素質が備わった選手が多いのです。

カットマンの戦術

カットマンの戦術を一言であらわすと、『相手のミスを誘う』ことでしょう。サーブをすると、直後に後陣へと下がります。そして、相手からのボールに強い下回転をかけてひたすら返球し続けるのです。

粘り強くカットボールを返球し続けることで、相手は次第に感覚的に惑わされるようになり、それがミスを誘います。カットマンは、このミスを常に狙っているのです。

基本は守備型

カットボールでミスを誘うカットマンは、『究極の守備型』だと言われます。守り抜くことから、チャンスを生み出すスタイルです。

しかし近年は、カットマンの傾向にも変化が生まれています。それは、『攻撃』も意識した戦術を備えたプレースタイルが増えてきている点です。

チャンスにすかさずスマッシュを放つ、ドライブも織り交ぜて打つ、カットマンにもそのような返球の割合が増えてきています。

カットマンの強さを分析

カットマンを苦手とする選手が勝利を得るには、まずカットマンの強さを分析し傾向を探りましょう。そして、その傾向に則した対策をしっかりと取ることです。

まずは、カットマンの傾向を把握するために、その強さを分析してみます。

返しづらい打球

カットマンの最大の武器は『返しづらい打球』です。返しづらさの原因は『回転』にあります。

よく、強い回転による軌道がカットマンの武器だという意見を耳にします。しかし、それは最も大きな原因ではありません。

軌道よりも重要なポイントは、強い回転によって『ラケットに当たったときに跳ね返る方向が予測できない』ことです。そのため、返球が思わぬ方向に行ってしまい、相手が戸惑うのです。

一流の選手のカットボールだと、ラケット面に対して45度の角度まで跳ね返る方向が変わると言われます。どれだけ返しづらいことが武器であるか、知っておきましょう。

相手のミスを待つ粘り強さ

もう1つの強みは『粘り強さ』です。とにかく拾い続け、カットで返します。相手は根負けして、先にミスをしてしまうのです。

ドライブを得意とする選手に、カットマンを苦手とする傾向が目立ちます。なぜなら、強い回転がかけられたボールは、なかなか強打できないからです。

その打ちにくさから、ときにボールが浮いてしまいます。そこをすかさずカットマンにスマッシュされてしまうのです。

カットマンの弱点

対応しにくいイメージのあるカットマンですが、弱点もあります。カットマンが苦手とするプレーや、対応しにくい攻撃などもあるのです。

次に、カットマンの弱点を解説します。弱みを知って対策に役立てましょう。

速球には弱い

華やかさを持ち、独特な動きが目に留まりやすいカットマンですが、卓球プレイヤーの中では少数派です。その理由は、得点がしにくい点にあります。

ポイントを取るうえで、最も武器となるのは『速球』です。一定以上の速球は、誰でも打てるものではありません。そのレベルの速球は、相手の守備力を突破し、相手の攻撃力をも破壊する威力を持っています。

一方、カットマンは、あくまでも『相手に対応する』域を超えることはできません。そのため、ある程度の領域では相手に対応できても、速球に弱い一面がカットマンにはあるのです。

ミドル攻撃に対応しづらい

卓球では、ボールを打つ位置に『ミドル』というポイントがあります。ラケットと体の中間、つまりフォアハンドと体の間にできる空間の中間点です。

カットマンは、このミドルを狙われると対応しづらいと言われています。理由は、カットのためのラケットの振り方に、フォアかバックか迷いが生じるためです。

カットマン対策の練習方法

カットマンの傾向をつかんだら、次は対策です。カットマン攻略法と練習法について説明します。

ミドル攻撃を磨く

カットマンの弱点はミドルなので、ミドル攻撃を徹底して磨きましょう。有効な攻め方として、『前に振り、その後にミドルに向けて強打』というパターンが定説です。この流れを作ることが大切になります。

下回転に対するドライブの練習

カットマンは、強烈な下回転でボールを返してきます。この下回転のボールをドライブでしっかり返すことが、カットマン対策には欠かせません。

そして、攻めるドライブと繋ぐドライブを明確に区別した打ち方を身に付けておくことも重要です。その練習を徹底して行いましょう。

カットマンを必要以上に恐れない

いざ対戦する選手がカットマンだと、つい身構えてしまいます。慣れない相手には、強い警戒心が生まれるものです。

しかし、ここでカットマンが少数であることを思い出してください。確かに有効なスタイルですが、勝利への近道だとは言えないからこそ少数派なのです。

必要以上に恐れず、しっかりとカットマン対策をすれば攻略することは可能でしょう。

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