世界遺産を学ぼう『フランス編』。一度は行きたい観光名所

2019.09.07

フランスといえば何を思い浮かべますか?料理、芸術、革命など、人それぞれあると思います。そんな多彩なイメージを持つフランスには、どんな世界遺産があるのでしょうか?文化・自然・複合遺産の中から紹介します。

フランスの文化遺産

フランスといえば、カトリックや芸術、革命などが有名です。まずは、フランスの文化遺産から紹介します。

モン・サン=ミシェルとその湾

モン・サン=ミシェルはフランス西海岸「サン・マロ湾」上に浮かぶ孤島の修道院です。カトリックの巡礼地の一つとなっています。

サン・マロ湾は潮の満ち引きが激しい湾で、当時の巡礼者たちの障壁の一つでもありました。「モン・サン=ミシェルに行くなら遺書を置いていけ」という言い伝えが残っているほどで、多くの巡礼者が亡くなっていたのです。そのため、モン・サン=ミシェルは「西洋の驚異」とまで言われていました。

しかし、1877年に地続きの道路が造られそのような心配は無くなります。現在では土産物屋や料理店も多く、観光地でにぎわっています。

修道院内部は主にゴシック様式ではありますが、増築や改築によって複数の様式が使われています。モン・サン=ミシェルを観光するだけで、各時代の技術を見ることができるのです。

修道院としての神秘的な美しさだけではなく、建築技術による洗練された美しさも堪能することができるでしょう。

ロワール渓谷

ロワール渓谷はロワール河流域に広がる渓谷のことです。渓谷には、「アンボワール」「モンソロー」「オルレアン」など、歴史上重要だった都市が点在しているほか、数々の古城も見かけることができます。

中でも、有名なのが「シャルボール城」です。かの有名な「シュノンソー城」や「シンデレラ城」のモデルの一つとなったといわれており、その美しい外見から「シャンボールの城と領地」として単独で文化遺産登録も行われています。

ロワール渓谷が有名というよりも、そこに点在する城を一まとめにした世界遺産です。それ故、正式な登録名は「シュリー=シュル=ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」となっています。

パリのセーヌ河岸

フランスといえば「花の都」パリです。そして、そのパリにあるセーヌ河が世界遺産に登録されています。

登録エリアはシュリー橋からイエナ橋までの範囲です。その間には「エッフェル塔」を始め、「ノートルダム大聖堂」「オルセー美術館」など有名なパリの名所が数多く点在しています。

それぞれ個別に観光するのもいいですが、クルーズ船に揺られながら観光するのも一興です。のんびりと美しいパリの街並みを観光してみましょう。

フランスの自然遺産

フランスは自然豊かな街でもあります。特に海は綺麗でリゾート地としても人気の場所です。フランスにはどんな自然遺産があるのでしょうか?

ポルト湾

ポルト湾はフランスのコルシカ島西部、カルヴィとアジャクシオの間にある湾のことです。ポルト湾を中心に、「カランケ」「ジロラータ湾」「スカンドーラ自然保護区」も含まれており、「ピアナのカランケ、ジロラータ湾、スカンドーラ自然保護区を含むポルト湾」として登録されています。

ポルト湾は奇岩が有名な湾で、数多くの巨岩が立ち並びます。削り取ったような断崖絶壁や、奇妙な形の奇岩群は迫力があり、一見の価値があります。美しい海と比較することで、その荒々しさを実感できるでしょう。

また、ピアナは「フランスの最も美しい村々」に認定されています。立ち並ぶ巨岩の上からは、青く澄んだコルシカの美しい自然を眺めることができるのです。

レユニオン島

レユニオン島は、インド洋南西部に浮かぶ火山によってできた島で、マダガスカル島から約800km離れた、フランスの海外県に位置します。2つの火山と3つの圏谷から構成されています。

火山の一つ「ピトン=デ=ネージュ」は、過去に3つの圏谷を生み出した火山ですが、現在活動を停止しています。一方、もう一つの火山「ピトン・ド・ラ・フルネーズ」は活火山であり、現在でも頻繁に噴火しているようです。

また、3つの圏谷は上流から下流へと並ぶ、巨大な稜線が特徴です。一面に広がる緑豊かな高原は絶景の一言に尽きます。

ちなみに、登録場所はレユニオン島なのですが、厳密には島にある地形や自然が世界遺産の対象となっており、「レユニオン島の尖峰群、圏谷群および絶壁群」という名称が正式な登録名称となっています。

フランスの複合遺産

世界に1,000を超える世界遺産が存在しますが、複合遺産はそんなに多くはありません。そんな貴重なフランスの複合遺産を紹介します。

ピレネー山脈のモン・ペルデュ

モン・ペルデュはピレネー山脈中央部の山です。ピレネー山脈はフランスとスペインをまたぐ山脈で、山頂はスペイン寄りに存在します。

モン・ペルデュにはスペインとまたがる「ピレネー国立公園」が設備され、ピレネー山脈の自然を保護しています。公園の範囲内には約70種の哺乳類が生息しているほか、 ピレネー国立公園の一部である「ガヴァルニー圏谷」「エストーベ圏谷」「トルムーズ圏谷」には、ヒグマやイヌワシなど約1200種以上の動物が保護されています。

大自然の絶景はもちろん、牧草地や農村地など、動物との触れ合いやのどかな風景も見られる、フランスでは唯一無二の複合遺産です。

ちなみに、ピレネー山脈の一部「ガヴァルニー」は、他の世界遺産「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部でもあります。元々は被っていませんでしたが、拡張の際追加されたようです。

絶景を楽しむフランス観光に出かけよう

フランスには数多くの絶景があります。自然が造る絶景はもちろん、修道院や城など、フランスの歴史と共にある文化的な絶景も見所の一つです。フランスといえばパリを始め食の都としても有名です。絶品グルメを堪能しながら、フランスが誇る芸術を愛でてみませんか?

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