鉄瓶の使い方をご紹介。手入れの仕方はどうすればいい?

2019.09.07

昔ながら湯沸し器「鉄瓶」。やかん同様に、火にかけてお湯を沸かします。茶道の道具としてはもちろん、近年使うが増えています。鉄瓶の使い方や魅力についてご紹介します。

鉄瓶の使い方

多くの人にとっては鉄瓶は馴染み深いものではないことでしょう。まず初めに初めて鉄瓶を使う方に向けて、鉄瓶の使い方をご紹介します。

新品は「ならし」をしてから使う

鉄瓶は、やかんと同じように水を入れて火にかけるだけで使うことができますが、新品の鉄瓶の場合は「ならし」を行ってから使用します。

「ならし」をせずに沸かしてしまうと鉄臭くなってしまうからです。必ず「ならし」を行ってから使い始めるようにしてください。「ならし」の方法は、数回お湯を沸かすだけです。

  1. 鉄瓶の中を軽くすすぐ
  2. 約6~7割ほど水を入れてお湯を沸かす
  3. ②を2~3回ほど繰り返す

鉄瓶の水に濁りが無くなるまで行います。もし、2~3回ほど繰り返しても濁りが出るようなら、濁りが無くなるまで繰り返しましょう。

蓋をずらしてから沸かす

鉄瓶でお湯を沸かす際は、蓋をずらしてから沸かします。

蓋をずらさずお湯沸かしてしまうと、蒸気が鉄瓶の中で溜まってしまい蓋を弾き飛ばしてしまいます。また、お湯が注ぎ口からあふれることもあり大変危険です。

やかんとは違い、鉄瓶には空気穴がありませんので、必ず蓋をずらして蒸気の逃げ道を作ってからお湯を沸かすようにしましょう。

ガスコンロでも沸かせる

鉄瓶は、ガスコンロにそのままかけることができます。基本的なお湯の沸かし方はやかんと同じです。他にも、達磨ストーブや規格が合えばIHクッキングヒーターでの使用も可能です。

ただ、鉄瓶はやかんよりも小さいため、コンロの五徳のサイズによっては乗らないこともあります。無理に乗せると転倒する恐れがありますので、鉄瓶と五徳の大きさを確認してから購入するようにしましょう。

また、直接火にかけると、火にあぶられた部分が変色することもあります。変色しても問題はありませんが、変色を避けたい方は「弱火」で沸かすようにしましょう。

鉄瓶の注意点

鉄瓶の注意点を紹介します。やかんとは異なりますのでご注意ください。

急須と違い火傷に注意

鉄瓶を使う際は火傷に注意をしてください。

鉄瓶は、取っ手も含めて全身「鉄」でできています。そのため、やかんとは違い加熱後の鉄瓶は、取っ手まで高温になっています。素手で取っ手や蓋を触ると火傷をしてしまいますので、お湯を注ぐ際は、布巾などを使って、直接触ることが無いよう注意してください。お子さんがいる家庭では、特に注意しましょう。

水の入れすぎに注意

鉄瓶に水を入れる際は、約6~7割ほどで抑えてください。限界まで入れてお湯を沸かすと、お湯が吹きこぼれて大変危険です。

鉄瓶は「お湯を沸かせる量が少ないから」といって、水を限界まで入れないようにしてください。

鉄瓶のメンテナンス

鉄瓶は使えば使うほど、年月によって味のある輝きを見せます。長く使い続けるための手入れ方法の紹介です。

使用後は水をしっかり捨てる

鉄瓶を使い終わったら、必ず中のお湯を捨てて水滴を無くしてから保管するようにしましょう。水気が残ったままだと錆びの原因になります。

捨てきれない水滴は、鉄瓶の余熱で蒸発させます。熱が残っているうちに蓋を開けておけばすぐに乾燥させることができます。

水滴が蒸発しきらない場合は、空焚きをすることもありますが、空焚きは鉄瓶を傷めてしまいますので、決して長時間の空焚きをしないようにしましょう。

鉄瓶の内側は触れるのNG

「わざわざ蒸発しなくてもふき取ればいい」と思うかもしれませんが、鉄瓶の内側は基本的に触る場所ではありません。

下手に掃除や触れることで、内側に細かな傷が付き、錆びの原因となってしまいます。鉄瓶の内側は軽くゆすぐ程度で問題ありません。

赤茶けてきたらお茶を煮る

もし、鉄瓶の内側が赤茶けてきたら(錆びてきたら)、茶葉を入れて煮だしてください。お茶に含まれるカテキンが錆びを取り除いてくれます。

たとえ内側が赤くなっていても、お湯が濁っていなければ品質に問題ありません。

また、外側のくすみや錆びにも効果があります。お茶で絞った布巾で拭いてあげれば独特の光沢が出るようになります。普段は乾いた布巾で拭いてあげるといいでしょう。

収納は風通しの良い場所

鉄瓶を収納する場所は、風通しの良い場所で保管します。密封して収納すると湿気が溜まり、カビや錆びが生じることがあるからです。

また、台所で使用する際は、油跳ねにも注意しましょう。「便利だから」といってコンロ回りに置かず、棚にしまって保管してください。

長期間使用しない場合は、保管場所に注意しましょう。

使い続けることで味が出る鉄瓶

鉄瓶はあまり馴染み深いものではありませんが、基本的にはやかんと使用方法は同じです。ただし「ならしをする」「蓋をずらす」「直接触れない」ことに注意して使用するようにしましょう。

鉄瓶は丈夫で長持ちするだけではなく、長く使うことで独特の味わいが増してきます。手入れをしっかり行い、長く愛用し続けてください。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME