卓球のサーブで下回転をかけるには?回転の種類やコツのまとめ

2019.09.01

卓球の上達に回転系サーブの習得は欠かせません。特に試合で大きな威力を発揮する下回転サーブは優先的にマスターしておきたい技術の一つです。初心者にとって難しいといわれる下回転サーブの、効率的な練習方法と習得のコツを紹介します。

サーブの打ち方の種類

卓球のサーブはモーション別に、大きく3つの種類に分けられます。

フォアサーブ

フォアサーブはフォアハンドのフォームで打つサーブです。プロや国際大会を含め現代の卓球シーンでは最も多く使われています。

台の隅に立ち角度を付けて打つことが多いです。強い回転が掛けやすく、打った後すぐニュートラルの構えに戻りやすいメリットがあります。

また打つ前後にフェイントモーションを入れることで、相手のレシーブを甘くさせ3打目から攻め込みやすくなります。

しゃがみこみサーブ

ラケットにボールが当たる瞬間にしゃがみこみながらフォアで打つサーブです。横方向に高回転を掛けられ、曲がる軌道でレシーブしにくい球を打つことができます。

福原愛選手が小さい頃に使っていたことで有名な『王子サーブ』は、しゃがみこみサーブの種類の一つです。

上達すれば大きな武器になりますが難易度が高く、またしゃがむ動作により膝や腰に負担が掛かり疲れやすいデメリットがあります。

バックサーブ

バックサーブはバックハンドのフォームで打つサーブです。試合中フォアサーブをメインに使いながら、バックサーブを織り交ぜることで相手のミスを誘えます。

多くの回転が掛かり相手のレシーブを弱めやすいので、ラリー志向の強いカットマンタイプのプロ選手はバックサーブを好む傾向にあります。

プレーの幅をより広げる意味でも、初心者がフォアサーブを覚えた後に練習すべきサーブです。

サーブの回転の種類

サーブの種類はモーションによる分け方とは別に、回転方向により4つに分類できます。

上回転

球の上側が前方向に回る状態が上回転です。実際のプレーでは横回転と合わせて斜め方向に回ることがほとんどで、横上回転として扱われることが多いです。

上回転サーブは、ラケットを被せるようにして球に当てると打つことができます。相手のラケットに当たると上方向に跳ね返るので、レシーブがそのままアウトになったり、山なりのチャンスボールで返ってくるなどのメリットがあります。

上回転はバック打ちと相性が良く、初心者は横上回転のバックサーブから練習するとよいでしょう。

下回転

球の下側が前方向に回る、いわゆるバックスピンが掛かっている状態が下回転です。下回転はかなり多くの場面で使われ、上級者になるほど下回転を上手に使ってプレーします。

下回転サーブは球の下側をラケットでカットするように当てて打ちます。レシーブ後の球が下に落ちやすく、ネットミスを誘いやすいサーブです。

下回転はフォア打ちと相性が良いのですが、球下を切る打ち方の難易度が高いので習得には練習が必要です。

横回転

文字通り球が横に回る状態が横回転です。上回転や下回転と同時に掛かりやすい回転で、横への回転が強いほどサーブの軌道は大きく横へ曲がります。

横回転サーブはフォアやバック、しゃがみこみのサーブで掛けることができます。縦の回転を減らす打ち方を意識することで、より横への回転が増します。

ナックル

ナックルサーブは無回転の球を打つサーブです。回転がないため空気の抵抗を受けやすく、予測不能な軌道になります。

基本的にはそのままラケットに当てればナックルサーブになりますが、他の回転系サーブに見せかけて打つ場面も多いです。打ち方が難しく、初心者は無理して覚える必要はありません。

初心者には難しい?下回転サーブの打ち方

卓球初心者にとってマスターすることが難しいといわれる下回転サーブですが、ポイントを抑えることで習得の難易度を下げることができます。

下回転サーブの使いどころ

比較的容易に習得できる上回転系のサーブばかり使っていると、攻めが単調になり相手に攻略されやすくなります。

低いレベルのステージで試合に臨む際は、下回転サーブをたまに織り交ぜることでプレーに幅を持たせ、展開を有利に進めていくことができます。上級者になるほど下回転サーブを使う頻度も増し、中には下回転サーブをメインに試合を進める人もいます。

下回転サーブは普通に打ち返すと球が下に落ちるので、ネットミスを誘いやすいことがメリットです。また相手レシーブの威力を落とせるため、次の自分の攻撃へスムーズにつなげたい時に使うと効果的です。

下回転をかけるには

まずは卓球台に対して横向きの姿勢で立ちましょう。手元のスペースが広がりラケットを動かしやすくなります。

続いてトスした球の底面を平行に擦るような感じで、相手方向にラケットをスイングします。『打つ』のではなく『こする』感じで、また水平よりもやや上に『すくい上げる』ような動きで球にラケットを当てましょう。

スイングスピードをできるだけ速めることでより強い力を球に与えることができ、その分高回転になりスピンの利いたサーブになります。

握り方も重要です。ペンホルダーはそのままの持ち方で大丈夫ですが、シェイクホルダーの場合は下回転サーブ時のみ握り方を少し変えましょう。

親指だけ前面に出し他の指は後ろに回すように深く握ることで、手首の可動域が広がりスナップをより利かせることができます。サーブを打つ時だけの握り方なので、スイング後は返球に備えてすばやく通常の握り方に戻しましょう。

打つときのコツ

できるだけ体の近くでラケットを動かすようにしましょう。体から遠い位置では力が十分に伝わらず、回転不足のサーブになってしまいます。さらにラケットの先端近くで球を打つことで、スイングの振れ幅が長い部分で球に当てられるので、より強い回転をかけられます。

インパクトの瞬間だけ指に力を入れるようにすれば、ラケットがぶれずしっかりと球に力が伝わります。終始手に力が入っている状態を作らないことが重要です。

また練習し始めの時期は球が飛ぶ方向を気にせず、とにかく球にしっかりと回転がかかるように意識することが大切です。下回転を十分に与えられるようになった後、卓球台に球を飛ばす練習を始めるようにしましょう。

ペンホルダーで下回転をかけるコツ

ペンホルダーで下回転サーブを打とうとすると横回転が加わりやすく、縦方向に十分な回転を掛けられなくなりがちです。より真下への回転を強くするためには、ラケットの面に注意する必要があります。

面に気を付ける

ペンホルダーでのフォア打ちはラケットの面が傾きやすく、球に対して斜めに当たることにより横回転が加わってしまいます。まずはできるだけ球に対して面が平行に当たるように意識することが重要です。

『カットする』イメージが強すぎると、ラケットの軌道が斜め下方向になりがちなので、あくまでも『水平に動かす』イメージを常に意識しましょう。

重心を後ろに傾けることでラケットの出所を下げることができ、斜めになりにくいスイングの軌道を作ることができます。右利きなら右足に体重を掛けて上体を右に反らす感じで構えましょう。そのまま左上方向にラケットをスイングさせるイメージで動かせば球に良い回転が与えられます。

下回転でサーブの引き出しを増やそう

数あるサーブの中でも下回転サーブはプレーの幅を広げ、初心者のレベルから引き上げてくれる使い勝手のよい技術です。

下回転サーブを習得するためには繰り返し練習することが大事ですが、正しい方法やコツを知っていればより効率よくマスターすることができます。

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