シーズン毎のバイクジャケットの選び方とは?おすすめ商品も紹介

2019.09.01

バイクジャケットは、運転中はもちろんバイクを降りたあとも人目に留まる、ファッション性の高いアイテムです。機能的でおしゃれなジャケットを身に着けて、颯爽と出かけましょう。シーズン毎のバイクジャケットの選び方と、おすすめ商品を紹介します。

ジャケットの素材の違いを解説

最初に、バイクジャケットの素材について解説します。バイクのジャケットは、牛革や山羊革を始めとする革製品と、ポリエステルなどの化学繊維が使用されているものに大別されます。

それぞれにメリットとデメリットがあるので、違いをしっかり理解しておきましょう。

本革のメリットとデメリット

バイクジャケットと言えば、本革製のライダースジャケットをイメージする方も多いのではないでしょうか。丈夫な本革は転倒の衝撃から身体を守ってくれるうえに、風を通さないので、ライダーにとって理想的な素材と言えます。

何度も着ているうちに自然に身体に馴染み、しっかり手入れをしておけば長持ちするのも特徴です。見た目がおしゃれなので、タウンウェアとしても使えます。

ただし水や汚れに弱く、メンテナンスに手がかかります。化学繊維に比べると価格が高いところも、デメリットと言えるでしょう。

ポリエステルやナイロンなど化繊のメリットとデメリット

化学繊維のジャケットは、本革に比べて手入れが簡単で、価格が安いのがメリットです。加工しやすいことから、風通しのよいメッシュ素材や撥水・防水素材など、季節や天候に合わせたさまざまな製品が開発されています。

一方で、生地が薄く耐久性に欠けるため、走行中に風をはらんでバタついたり、転んで破れたりすることがあります。

スポーティーなデザインが多く、本革のライダースジャケットに比べるとファッション性が比較的低いところもデメリットと言えるでしょう。

選び方のポイントを紹介

次に、バイクジャケットを選ぶときに確かめておきたいポイントを紹介します。ジャケットに限らず、バイクを運転するときのウェアにもっとも必要とされるのは、安全性の高さです。

安全性には、生地の丈夫さやプロテクターの有無などの物理的な要素はもちろん、運転中の集中力を保てる快適さや、動きやすさも含まれます。

それぞれについて、具体的にみていきましょう。

着たい季節に合っているもの

四季の変化がはっきりしている日本では、バイクジャケットも季節に合ったものを選ぶ必要があります。

暑い季節に通気性の悪いジャケットでは熱中症になる危険がありますし、冬に薄いジャケットでは、寒さで運転どころではなくなります。

健康を損なうばかりではなく、集中力が低下し事故につながる危険もあるので、季節に応じて快適に着られるジャケットを用意しましょう。

1年を通してツーリングに行くという方は、夏用、冬用、春秋用の3種類を使い分けるのがおすすめです。

プロテクターの有無

バイクジャケットには、背中・胸・肩・肘の4カ所にプロテクターが付けられるようになっています。製品によって、すべてのプロテクターが標準装備されているもの、1部のプロテクターのみ付いているもの、すべて別売りのものなどさまざまです。

バイクジャケットを初めて購入するなら、すべてのプロテクターが付いているタイプを選びましょう。取り外しが簡単で、体型に合わせて位置を調節できるものがおすすめです。

既にプロテクターをお持ちの方も、ジャケットによっては付けられないこともあるので必ず確認しておきましょう。

必ずサイズ感を確認

バイクの場合、ジャケットのサイズが合っていないと思うように動けず、運転に支障をきたすことがあります。

腕や肩がスムーズに動き、前傾姿勢になってもウエスト部分がもたつかない状態が理想です。試着の際は、グローブやプロテクターを着け、厚手のインナーを着ておくとよいでしょう。

両手を上げ下げしたり屈んだりして、サイズ感を確かめてください。

ジャケットメーカーを一部紹介

バイクジャケットは、国内外のさまざまなメーカーから発売されています。デザインや機能などのメーカー毎の特徴を理解しておくことは、ジャケット選びにも役立ちます。

ライダーから支持を集めている人気の3社をピックアップして、特徴を紹介します。

国内メーカーRSタイチ

RS(ライダーズスポット)タイチは、プロのレーサーだった吉村太一氏が1975年に創業したバイクウェアのメーカーです。レースで培った経験を活かし、ライディングを楽しめる安全で快適なバイクウェアを開発しています。

同社のプロテクターは、ヨーロッパの安全基準『CE規格』をクリアしているうえに、薄くて軽いため、ジャケットに入れても目立たないのが特徴です。

このためプロテクター付きとは思えない、スリムなシルエットのジャケットが手に入ります。タウンウェアにも流用できる、おしゃれなデザインが多いのもポイントです。

品質と価格のバランスがよく、安心して購入できるブランドと言えます。

メジャーブランド KOMINE

KOMINEは創業が1947年という老舗のバイク用品メーカー、株式会社コミネが提供するバイクウェアのブランドです。ブーツやグローブなどの小物からヒーター付きインナーウェアまで、バイク回りのアイテムが何でも揃います。

品質や機能が高い割に価格が安く、コストパフォーマンスの良さでは定評があります。どんなシーンにも対応する豊富なラインナップが特徴で、ウェアを探すなら一度はチェックしておきたい、メジャーなブランドです。

人気米メーカー SIMPSON

SIMPSONはアメリカのテキサス州に本社があるバイク用品メーカー、Simpson Performance Productsが手がけるブランドです。

ジャケットのほかにもヘルメットやアクセサリーパーツなど、さまざまな製品があり、世界各国で高いシェアを獲得しています。

RSタイチやKOMINEに比べると価格は高めですが、日本のメーカーにはない個性的なデザインをお探しの方や、アメリカンバイクに似合うジャケットが欲しい方におすすめです。

秋冬用ジャケットの選び方とおすすめ商品

冷え込みの強くなる晩秋から冬は、ライダーにとっても大変厳しい季節です。薄手のジャケットに重ね着でも対応できますが、厚着しすぎると動きにくくなります。動きやすくて暖かい、秋冬専用のジャケットを用意しましょう。

インナーが取り外しできるタイプなら、急な気温の変化にも対応できて便利です。秋冬用ジャケットの選び方と、おすすめ商品を合わせて紹介します。

保温性と防風性能を重視

バイクの運転中は、強い向かい風を受け続けます。とくに空気が冷たい冬は、まさに身を切るような寒さの中を運転することになります。

このため秋冬用のジャケットは、表の生地にできるだけ風を通さない素材を使っているものがおすすめです。縫い目やファスナーも、防風加工になっていることを確かめましょう。

中綿や裏地の素材も大事なチェックポイントです。薄くても蓄熱性の高い中綿を使っていれば、着ぶくれせずに暖かく過ごせるでしょう。裏地は肌触りが良く温かみのあるフリースや、綿のキルティング素材がおすすめです。

バタつかず、密着するもの

いくら防風性能が高くても、袖口や裾から風が入ってくるようでは意味がありません。強い風を受けてもバタつかないように、身体にフィットするものを選びましょう。

袖口とグローブの隙間をなくすグローブカフや、ウエスト部分に裾からの冷気を遮断するストームガードが付いていると、より安心です。首元も風が入りやすいので、ボタンやファスナーでしっかり隠せるかどうか、確かめておきましょう。

RSタイチ ウィンターパーカー

RSタイチのウィンターパーカーは、毎シーズン高い人気を誇っている冬用のバイクジャケットです。撥水生地を使用し、縫い目もシーリング加工してあるので、防水・防風効果に優れています。

気温に合わせてインナーとフードが取り外せるのも特徴です。肩と肘には位置を調節できる立体フォームプロテクターが、背中部分には通気性のよいベンテッドフォームプロテクターが入っています。ただし胸部のプロテクターだけは別売なので注意しましょう。

シンプルなデザインで、プロテクターを外せばタウンウェアとしても使えます。

  • 商品名:RSタイチ モトレック ウィンターパーカー
  • 価格:3万5893円(税込)
  • Amazon:商品ページ

SIMPSON Fooded Jacket

こちらはSIMPSONから発売されている、マウンテンパーカータイプのジャケットです。フードとインナーは脱着可能で、背中のプロテクターが標準装備されています。

肩、肘、胸にはプロテクター装着ポケットが付いているので、お持ちのプロテクターや、別売商品を入れて使いましょう。

胸元や両袖にSIMPSONのロゴが配置された、レーシングジャケットのようなデザインがポイントです。

  • 商品名:SIMPSON Fooded Jacket
  • 価格:2万5800円(税込)
  • Amazon:商品ページ

春夏用ジャケットの選び方とおすすめ商品

汗ばむ陽気になってきたら、春夏用ジャケットの出番です。暑いときは薄着になりがちですが、プロテクターを付けずに走行するのは大変危険です。必ずジャケットを着用しましょう。

また、長袖のジャケットには日焼けや虫刺されから肌を守る効果もあります。半袖で運転するよりも、適切な素材を選択すれば、より快適に過ごせるでしょう。

春夏用ジャケットの選び方と、おすすめ商品を紹介します。

メッシュ素材で風通しを良く

春夏用ジャケットには、細かい網目状になったメッシュ素材が適しています。気温が30℃を超えるような暑い日でも着用できるように、非常に風通しがよい設計になっており、走行中は涼しく感じられるほどです。

ちなみにメッシュジャケットには身頃がすべてメッシュのものと、一部分だけメッシュのものがあります。真夏に着るのが目的なら、すべてメッシュのタイプを選んでもよいでしょう。

プロテクター付きを選ぶ

春夏用ジャケットは生地が薄いので、転んだ時の身体へのダメージは秋冬用ジャケットよりも大きくなります。油断せず、プロテクターがフル装備されているものを選びましょう。

また、夏は海や山へキャンプに出掛けることも多くなります。夜間の移動が増えるので、背中や袖にリフレクター(反射材)が付いていると、より安全です。

コミネ プロテクトハーフメッシュパーカ

コミネのプロテクトハーフメッシュパーカは、薄くて軽いポリエステル生地を使った春夏用ジャケットです。

袖と脇、首の後ろ部分がメッシュになっているハーフメッシュ仕様なので、インナーを変えれば春や秋でも使えます。

肩・肘・脊椎・胸部のプロテクター付きで1万2400円と、コストパフォーマンスのよさも魅力です。

カモフラージュ柄や涼しそうな水色など、7種類の色柄から選べます。

  • 商品名:コミネ プロテクトハーフメッシュパーカ
  • 価格:1万2220円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ラフアンドロード ラフメッシュジャケット

ラフアンドロードのラフメッシュジャケットは、全体がメッシュ仕様の夏用ジャケットです。ウエスト部分にスナップボタンが付いていて、裾回りを調節できます。

プロテクターは別売りなので、既にプロテクターをお持ちの方のセカンドジャケットとしても使えます。初めて購入する方には、ジャケットとプロテクターのお得なセットも用意されています。

白を基調とした涼しげなデザインも、暑い夏にぴったりです。

  • 商品名:ラフアンドロード ラフメッシュジャケット
  • 価格:9609円(税込)
  • Amazon:商品ページ

おしゃれで人気の高いものを紹介

機能性の高い化繊のジャケットもよいですが、おしゃれな革のジャケットにも捨てがたい魅力があります。こだわりの革ジャケットがあれば、バイクに乗る時間が待ち遠しくなるでしょう。

バイクに乗るときだけでなく、タウンウェアとしても着られる人気の革ジャケットを紹介します。

デグナー レザージャケット

こちらは、山羊の革を使ったライダースジャケットです。山羊革は牛革に比べて薄くて柔らかいのが特徴で、真夏を除けば1年を通して着用できます。

腕を動かしやすいように肩の部分にプリーツが入っているほか、インナーに合わせて裾回りを調節できるベルト付きです。ジャケットに必要なプロテクターも、すべて標準装備されています。

裏地はやさしい肌触りのコットンで、表地の色に合わせたチェック柄がおしゃれです。プロテクターを外せばタウンウェアとしても使えるでしょう。

色は定番のブラックやブラウンのほか、個性的なネイビー、ワインの計4色から選べます。

  • 商品名:デグナー レザージャケット
  • 価格:3万4560円(税込)
  • 楽天市場:商品ページ

VANSON シングルライダース

VANSONのシングルライダースは、厚手で丈夫な雄牛の革を使ったジャケットです。タイトなシルエットと長めの袖、首元のスナップで寒い冬でも風が入らず、暖かく過ごせます。

着脱式のフリースインナーが付いているので、秋口から春先まで長いシーズン活躍するのも魅力です。

光沢のある黒い革にゴールドのジッパーが映えて、とてもスタイリッシュに着こなせます。非常に肌触りが良く、使うほどに柔らかく馴染んでくるので、何年も愛用できるでしょう。

高価ですが、一生モノとして購入する価値を持つジャケットです。

  • 商品名:VANSON シングルライダース
  • 価格:9万8991円(税込)
  • 楽天市場:商品ページ

バイク用ジャケットのお手入れ方法

最後に、バイクジャケットのお手入れ方法を紹介します。バイクのジャケットにはデリケートな素材が使われていることが多く、家庭での洗濯には注意が必要です。

お気に入りのジャケットを長く使うためにも、素材に合った方法でメンテナンスを行いましょう。とくに注意が必要な、革とメッシュのお手入れ方法について、詳しく解説します。

革素材のもの

革のジャケットは、基本的に水洗いができません。クリーニングに出す場合も、革製品の扱いに慣れた業者を探す必要があり、費用や時間がかかるのがネックです。

ただし革製品は、道具さえあれば自宅で簡単にお手入れできます。バッグや靴にも使えるので、一式揃えておくとよいでしょう。

毎日のお手入れは、汚れを革用のブラシで払い落し、乾いた柔らかい布で拭いておくだけです。数回に1度くらいは、縫い目や袖口などの細かいホコリが溜まりやすい箇所を念入りにチェックしておきましょう。

汚れがひどい場合は、専用のクリーナーを使えばきれいになります。さらに月に1回、革製品用のオイルやクリームを塗りこんでおくと、柔らかく光沢のある状態を保てます。

メッシュ素材のもの

夏用のメッシュジャケットは、こまめに洗って汗汚れを落としておくと、いつでも気持ちよく着られます。ただし生地が薄く、メッシュ部分が破れる可能性があるので、洗濯機ではなく手洗いするのが基本です。

洗う前にフードやインナー、プロテクターを外し、メッシュ部分に詰まった汚れをブラシで落とします。

型崩れを防ぐため、ファスナーは必ず閉じておきましょう。おしゃれ着用の中性洗剤を使って揉み洗いし、よくすすいだら軽く絞って陰干しします。

プロテクターにも消臭スプレーを吹きかけて、風通しのよい場所で乾かしてからジャケットに戻します。

バイクジャケットでツーリングをかっこよく

バイクに乗るときは、安全性の高いバイクジャケットを着るのが基本です。機能的でおしゃれなデザインのジャケットなら、街乗りもツーリングもかっこよく決まります。

季節やライディングスタイルにぴったりの、お気に入りのジャケットを探してみてはいかがでしょうか。

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