テントの前室って何のこと?前室の活用法やおすすめのテントを紹介

2019.08.30

テントの構造のひとつに、『前室』というものがあります。アウトドア初心者にとって、テントの前室の持っている役割を正しく理解しているかどうかでキャンプ中の快適度合いが異なります。前室をベースにテントの活用法や、おすすめのテントを紹介します。

前室について知ろう

たくさんの構造が組み合わさってできているテントの中で、前室の持つ役割がどのようなものなのかを知っておくことでテント利用の快適さに大きな差がでます。まずは知識として、テントの構造や各部の持っている役割について学ぶところから始めましょう。

テントの構造や各部の役割

テントの構造として最も一般的なのが、床面にあたるフロアシートにテントの骨格となるポールを組み立て、寝室を作るテント本体であるインナーテントをかぶせたものです。

フロアシートが地面の湿気や雨を防ぐため高い防水加工が施されているのに対し、インナーテントは空間が密閉しすぎないよう、通気性に優れたメッシュ素材を使っていることが多いです。

前室とは

前室とは、雨や外気の影響から中にいる人を守るフライシートをインナーテントにかぶせた際にできる入り口の前の空間のことです。前室が広ければ広いほど、荷物置きやちょっとしたくつろぎの場として機能します。

テントの近くやテントにつなげて空間を作るタープというものがあります。これを前室として使うことも可能です。広い前室があればバーベキューを行ったり、ベンチを置いたりして、リビング空間のように活用できるのです。

前室の有効な使い方

テントにおける前室の有効な使い方とはどのようなものなのでしょうか。ここでは、前室の便利な使い方を2点にわけて紹介します。

今までなんとなく使ってしまっていた人や、前室の存在自体を知らなかった人などは、この章を参考に前室を使って快適なキャンプを行ってみてください。

物を置くスペースとして

前室の最も大きな活用法は、物を置くスペースにすることでしょう。テントの中というのは意外と狭いもので、荷物を置くだけでいっぱいになってしまうこともあります。狭い空間で眠るのは苦痛ですし、快適には過ごせません。

前室があれば、テントの中では使わないものを置いておく場所として活用できます。荷物が外のスペースにあるというだけで、居住空間が格段に快適になるというわけです。

調理スペースとして

前室はリビングの役割を果たすと書きましたが、前室が広ければ、調理スペース、つまり台所として活用することも可能です。特に雨が降っているときは、その利便性が多いに発揮されます。

テント内での火器の使用は火災の恐れがあるだけではなく、一酸化炭素中毒を巻き起こす可能性もあるため控えた方が賢明です。ですが、前室ならば地面とフライシートの間に空気の取り入れ口を作れるので、雨を防ぎながら調理をすることができます。

タープを利用した前室の作り方

前室は、タープを利用することでも作れます。広々とした前室の空間は、そこで何をしようか考えるだけでも心が弾みそうです。設営はあまり難しくないので、用具をそろえて試してみてはいかがでしょうか。

メインポール前にテントを設営

タープとメインポールの間に専用の幅広コードを装着し、テントの後ろにあるメインポールとつなぎます。こうすることで圧迫感を感じにくくなり、非常に広い前室を手に入れられます。

風による揺れが少なからず起こってしまうのが難点ですが、テントのみの前室に比べると格段に広いスペースを確保できます。快適さを得たいなら、この立て方がおすすめです。

タープ横にテントを設営

ワイドなテントや、タープの高さが低めのテントなら、タープ横にテントを設営する方法が良いでしょう。前室が横へ広がるようなシルエットがおしゃれで、いまキャンパーに人気の設営方法でもあります。

出入り口がスッキリとし、風の影響を受けにくいのがこの設営方法のメリットと言えます。難点としては、傾きによっては雨がテント方向に落ちてくることがあります。テントを深めにタープ内に入れておくようにしましょう。

前室の広いおすすめのテント

ここからは、前室の広いおすすめのテントを紹介します。普通のテントよりは多少値段は張りますが、キャンプ地でゆったり過ごしたいならば、前室が広いテントはおすすめです。

アウトドアブランドが提供しているテントなので非常に使い勝手がよく、構造上も丈夫なものが特徴です。その中でもおすすめのものを4種類セレクトしましたので、参考にしてみてください。

Coleman ツーリングドームST

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『Coleman ツーリングドームST』は今回紹介する4点のテントの中では比較的コンパクトなサイズ感なので、ソロでキャンプを行うならおすすめです。扱いやすいポールポケット式を採用しており、1人での設営にも手間取りません。

コスパの面も非常に優れているので、初めてテントを購入する人にもおすすめできるテントとなっています。

  • 商品名:コールマン(Coleman) テント ツーリングドームST 1~2人用
  • 価格:1万2879円(税込)
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Snow Peak カマエルドーム2

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フォトグラファーのために作られた『Snow Peak カマエルドーム2』は、景色を見逃さないよう、フライシートに360°全周を見渡せる全方向位窓を搭載しています。三脚をセットできるように広めの前室が作られています。

出入り口を真横にセッティングすれば自転車を寝かせて雨風から守れますので、ツーリングの際のテントにもおすすめです。

  • 商品名:スノーピーク(snow peak) テント カマエルドーム2 SSD-360 [2人用]
  • 価格:6万7153円(税込)
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LOGOS ROSY エントレ2ルームドーム XL

(Amazon.co.jp)

『LOGOS ROSY エントレ2ルームドーム XL』は2ルームなのにもかかわらず、3万円を切るコストパフォーマンスの良さが最大の特徴でしょう。大人2人、子供2人などのファミリーで利用するのにおすすめです。明るめの黄色のカラーもユニークでおしゃれです。

有名ブランドのテントの耐水性には劣りますが、大雨などの過酷な環境下で使わないのなら十分です。

コンパクトで設営も簡単なので、キャンプに不慣れな人でも安心して使えます。もう少し広さが欲しい場合は、タープを別に購入し、併用して活用するとよいでしょう。

  • 商品名:ロゴス(LOGOS) テント 4~5人用 ROSY エントレ2ルームドーム XL 71805021 大型リビング付きドームテント
  • 価格:2万6784円(税込)
  • Amazon:商品リンク

ogawa ステイシーST-2

(Amazon.co.jp)

『ogawa ステイシーST-2』は、丈夫で長く使えるしっかりしたテントです。ソロで使うには多少値段は張りますが、インナーが吊り下げ式になっているので組み立てがしやすく、さらにソロには十分な広さの寝室となっています。

前室が広く土間部分の天井が高いので、雨に降られても濡れないのが最大のメリットといえるでしょう。バイクに積めるくらいのコンパクトさもうれしいポイントです。

  • 商品名:ogawa(オガワ) テント ドーム型 ステイシーST-2 [2~3人用] 2616
  • 価格:4万5360円(税込)
  • Amazon:商品リンク

前室を有効活用しよう

テントの構造を知るのに加えて、前室を有効活用することで、キャンプの過ごし方がぐんと変わります。前室が付いているテントを購入してもいいですし、工夫して自分なりの前室を作るのも楽しいでしょう。

シーンに合わせてうまく使うことでいろいろな役割を果たしてくれる前室を、次のキャンプではぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

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