おいしい甘酒の作り方とは?自宅で気軽に作れるレシピも紹介

2019.08.31

夏バテ防止や疲労回復、健康維持のために『甘酒』を飲んでみてはいかがでしょうか。米麹や酒粕を買って、自宅で気軽にできる甘酒作りにチャレンジしてみるのも良いでしょう。甘酒を使ったアレンジレシピや、おすすめの米麹を紹介していきます。

甘酒の基礎知識を理解しよう

甘酒は健康や美容に良いと言われますが、どのような栄養素が含まれているのでしょうか?甘酒は種類によって味や成分が異なります。

大きく分けて米麹甘酒と酒粕甘酒がある

甘酒は原料や製造方法の違いから大きく分けて『米麹甘酒』と『酒粕甘酒』に分類できます。

『米麹甘酒』はお酒やみりん、みそと同じ『米麹』を原料にして作られる甘酒です。米麹の酵素がデンプンをブドウ糖やオリゴ酸に分解するため、砂糖を加えなくても自然な甘みを感じることができるでしょう。

一方、『酒粕甘酒』は酒造りの過程で生まれる『酒粕』が原料です。酒粕は微量のアルコールを含むため、小さな子どもがいる家庭では注意しながら取り扱う必要があります。

米麹甘酒のような甘みがないため、砂糖や甘味料を添加する必要があります。年末年始や縁日で配られる甘酒は酒粕甘酒が一般的です。

栄養豊富で美容にもメリットがある

甘酒は冬に飲む飲み物というイメージがありますが、江戸時代では『甘酒=夏バテを防ぐ飲み物』として一般庶民の間に浸透していました。当時から『飲む点滴』と言われているほど、甘酒にはたくさんの栄養素が含まれています。

例えば、『米麹甘酒』に含まれる主な栄養素はビタミンB群・葉酸・パンテトン酸・ビオチン・ナイアシンなどで、美肌や美髪をサポートするビオチンの量は酒粕甘酒よりも多いのが特徴です。

『酒粕甘酒』は、麹菌と酵母の両方の栄養素が得られるのがメリットでしょう。米麹に挙げた栄養素の他に、ペプチド・アミノ酸・β-グルカン(麹菌と酵母菌由来)などが多く含まれています。

米麹甘酒の簡単な作り方とは

程良い甘さのある『米麹甘酒』は、材料さえそろえば自宅でも簡単に作れます。アルコールを含まず、栄養素であるブドウ糖が豊富なので朝に飲むのもおすすめでしょう。どのように作るのか具体的に見ていきましょう。

材料と用意するもの

  • 米:1合(炊いたもの・残りご飯でも可能)
  • 米麹:200g
  • ぬるま湯:約500ml

甘酒作りには『米麹』が欠かせません。米麹はスーパーやネット通販などで購入できます。板状になっている米麹は1粒ずつほぐしておきましょう。

家庭で作る場合は保温機能が付いた『炊飯器』を活用します。出来上がるまで5~6時間ほどかかるので、他の調理で炊飯器を使用しない時間帯に作ることをおすすめします。

炊飯器で米麹甘酒を作ろう

ぬるま湯500mlを炊き立てのご飯に注ぎ、へらでほぐしながら、温度を60℃前後まで下げます。

あらかじめほぐしておいた乾燥米麹を加え、全体が均一になるまですばやく混ぜましょう。

炊飯器のふたはせずに、清潔な濡れ布巾を上にかぶせます。米麹は高温に弱く、70℃以上になると酵素の分解が弱くなります。ふたをせずに布巾をかぶせるのは高温になりすぎるのを防ぐためです。

炊飯器の保温機能を50~60℃に設定し、じっくりと蒸らしていきましょう。炊飯器の中心部と周縁部は温度が違うため、数時間ごとに温度を測りながら、全体をしっかりと混ぜる作業を行ってください。

全体にとろみが付き、甘い香りがしたら完成です。炊飯器の種類にも異なりますが、スタートから5~6時間後を目安としましょう。

圧力鍋やヨーグルトメーカーでも可能

炊飯器の代わりに一定の保温機能がある『ヨーグルトメーカー』や保温力の高い鋳物製の『圧力鍋』を使うこともできます。

『ヨーグルトメーカー』の場合は、ご飯と米麹、ぬるま湯を入れて、タイマーをセットすれば準備完了です。麹菌は40℃を下回ると発酵に時間がかかる上、甘みが足りなくなります。菌が活発化する50~60℃をキープしましょう。

『圧力鍋』の場合は、お湯の入った鍋が保温器代わりになります。ジッパー付き耐熱保存袋に甘酒の材料を入れて密閉し、50~60℃のお湯を張った鍋の中に入れましょう。鍋全体を毛布で包むと温かさが持続します。

お湯の温度が下がらないように、1時間ごとに温度を測り、冷めてきた場合は火を付けて温めましょう。圧力鍋は温まりやすく保温力が高いですが、普通の大きめの鍋でも問題なく作れます。

米麹甘酒をアレンジしてみよう

米麹甘酒は、もち米や玄米など米の種類を変えてさまざまなアレンジレシピが楽しめます。味に癖がないので、豆乳やココアを合わせるのも良いでしょう。

もち米を使うと甘さがアップ

米麹甘酒の自然な甘さは、麹菌の酵素(アミラーゼ)によってご飯(うるち米)のデンプンがブドウ糖に分解されるためです。甘酒の糖度をアップさせたい時は、お米を『もち米』に変えてみましょう。

『もち米』には、多くのブドウ糖から構成される『アミロペクチン』が含まれているため、糖度の高い甘酒に仕上がります。

ヨーグルトを足して甘酒ヨーグルト

美肌・美腸を目指す人におすすめなのが、甘酒にヨーグルトを加えた『甘酒ヨーグルト』です。

ヨーグルトは、牛乳の栄養素に乳酸菌の優れた働きが合わさった発酵乳で、ビタミンA・ビタミンB・カルシウム・タンパク質が豊富に含まれています。腸内フローラを改善し菌のバランスを整えるため、便秘や肌荒れに悩む人にはおすすめでしょう。

『甘酒ヨーグルト』の作り方は簡単で、甘酒とヨーグルトを1:1の割合で混ぜるだけです。甘酒ヨーグルトはそのまま飲んでも良いですし、フルーツやサラダと合わせてもおいしく食べることができるでしょう。

豆乳を混ぜて甘酒ココアに

寒い日の朝は、甘酒に豆乳とココアを混ぜて『甘酒ココア』を作ってみてはいかがでしょうか。腹持ちが良く、体がポカポカ温まります。

作り方は、甘酒と豆乳を鍋に入れて温め、適量のココアを加えるだけです。お好みでシナモンを添えても良いでしょう。

『豆乳』には、大豆イソフラボンのほか、血管の健康をサポートする『レシチン』や『サポニン』など、体にうれしい栄養素がたっぷり含まれています。純度の高いココアは、ポリフェノールが豊富です。

酒粕甘酒の簡単な作り方

『酒粕甘酒』は、米麹甘酒以上にさまざまな栄養素が含まれており、栄養バランスが偏りがちな人にとってはのおすすめの飲み物と言えるでしょう。酒粕さえ手に入れば、米麹甘酒よりも簡単に作ることができます。

酒粕とはどんなもの?

『酒粕』は日本酒の製造において、もろみを圧搾した後に残る固形物です。栄養価が非常に高い上、うまみやコクを付与する『アミノ酸』を多く含んでいるのが特徴でしょう。

酒粕は主に以下の種類に大別できます。

  • 板粕
  • 練り粕
  • ばら粕
  • 踏込粕(ふみこみかす)
  • 成形粕

スーパーで市販されている酒粕の多くは『板粕』と『ばら粕』です。両者の違いは板状かばらばらかの違いだけで、味や成分に違いはありません。

『練り粕』は溶けやすいように酒粕をペーストにしたもので、漬物や魚、肉を漬け込む時に多く使います。『踏込粕』は酒粕をタンクに入れて空気を抜き発酵させたもので、主に奈良漬けなどの漬物に用いられます。

『成形粕』は、ばら粕を練って板状にしたものを指しています。

酒粕甘酒は簡単に作れる

酒粕甘酒を自宅で作る時は、板粕やばら粕、練り粕を使うのが一般的です。板粕やばら粕は水に溶けにくいため、水を加えてミキサで撹拌し、ペースト状にして使うと良いでしょう。

  • 酒粕:100g
  • 水またはぬるま湯:400~500ml
  • 砂糖・塩・ショウガの絞り汁:適量

酒粕は手でちぎって小さくし、水と一緒にミキサーに入れてペースト状にします。ペースト状になった酒粕を火にかけ、砂糖・塩・ショウガの絞り汁を加えれば完成です。

酒粕には微量のアルコールが含まれているため、小さな子どもが飲む時は、沸騰させないくらいの温度で数分は加熱してアルコールを飛ばしましょう。

おすすめの米麹を紹介

『米麹』は、種麹と米を材料にして作ります。米麹を作るには時間と手間がかかるため、簡単に米麹甘酒を作りたい人は市販の『米麹』を購入しましょう。ネットで購入できるおすすめの米麹を厳選して紹介します。

白雪印 米こうじ 800g

『白雪印 米こうじ』は、網走にある老舗醸造『倉繁醸造』で製造された米麹です。原料は国産米100%で添加物は一切含まれていません。200g×4袋に分かれているので、使う分だけ開封できます。

米麹800gでは約2kgの甘酒が作れます。調味料としての塩麹や醤油麹なども作れ、料理の幅がぐっと広がるでしょう。

  • 商品名:白雪印 米こうじ 800g
  • 価格:1080円(税込)
  • 楽天:商品ページ

LOHAStyle 乾燥 米こうじ 800g

米麹の良し悪しは、使用するお米の産地や種類によっても左右されますが『LOHAStyle 乾燥 米こうじ(あめこうじ)』は良質な秋田産米を使用しているのが特徴です。

酵素力価は通常の2倍で、すっきりとした甘さの甘酒が出来上がります。無添加・無塩なので、甘酒作りや料理に幅広く使えるでしょう。

あめこうじは、4年の開発期間を経て作られた秋田のオリジナル麹でもあり日本の伝統的なお酒のどぶろくやスイーツ、フェイスパックなどさまざまな商品に利用されています。

  • 商品名:LOHAStyle 乾燥 米こうじ 800g
  • 価格:1080円(税込)
  • 楽天:商品ページ

樽の味 国産米こうじ 800g

『樽の味 国産米こうじ』は広島・和歌山・鳥取・岡山産の厳選したお米を使った完全無添加の米麹です。

加水分解などの化学反応を利用した製造に頼らず、昔ながらの製法で丁寧に作り上げています。

一粒ずつがパラパラした乾燥タイプなので、米麹をほぐす手間が省けるでしょう。

  • 商品名:樽の味 国産米こうじ 800g
  • 価格:1180円(税込)
  • 楽天:商品ページ

オリジナル甘酒を作ってみよう

『米麹甘酒』と『酒麹甘酒』とでは味わいや栄養価が異なります。酒粕も米麹も材料が市販されているので、両方を作って飲み比べてみてはいかがでしょうか?

豆乳やココア、ヨーグルトなどを加えることで、さらにヘルシーな飲み物に変わります。手作りの甘酒で自分なりのアレンジを楽しみましょう。

脳にパワーをチャージする甘酒は朝食を抜きがちな人にもおすすめです。

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