哲学を多く学びたい方こそ「漫画」で。新しい発見に繋がる漫画を紹介

2019.08.28

哲学は人生観や自らの経験、さまざまな事象における大元の根拠を探し求める学問です。終わりがないうえに深く幅広い学問なのでおすすめの入門書は漫画です。漫画であれば活字が苦手な方でも読みやすいでしょう。この記事ではおすすめ漫画をご紹介します。

哲学に関する漫画を買うときのポイント

哲学に関する本は、活字オンリーのものから図説付きのものまでいろいろあります。したがって、哲学を学べる漫画も数多く出版されています。

ここではまず、どういう心構えで哲学に関する漫画を買えば失敗しにくいのかということを解説していきます。

興味のあるジャンルのものを選ぶ

哲学と一言で表しても、その中身は個人の考えや状況に応じてさまざまなものがあります。

生と死の概念やストレスをはねのけるための強い意志、日常を前向きに過ごすためのコツなど、哲学はとても思考の分岐点が多い言わば「答えのない難問」。

自分が哲学を通して得たいもの・興味のあるものをテーマとした漫画を選びましょう。

哲学を学ぶのか哲学を感じたいのかで選ぶ

哲学に関する漫画は大きく分けて2種類あります。

まず1種類目は哲学を学ぶための漫画。こちらは、哲学とは何かということをわかりやすく噛み砕いてくれていることが多いです。基礎や歴史、特定の哲学分野の詳細を学びたいときに便利です。

2種目は哲学的な言動、構成が目立つ哲学系漫画。こちらは普通の漫画としても十分楽しめるものが多いのですが、哲学的観点から理解しようすると今までの知識をフル活用して記憶に刻んでいかなくてはなりません。よく言えば、さまざまな解釈を自分自身で自由にできるということです。

哲学に興味のある方必見の哲学入門漫画

哲学を学びたいと考えているのであれば、まずはスタンダートに「わかりやすい」「入門」と書かれている漫画を買うようにしましょう。

人間個人の存在意義を追い求める方へ『生きるって何だろう?』

いつもの生活、いつもの人間関係、いつもの私。人によって異なりますが、毎日同じことを繰り返していて漠然とした不安を抱えている方にもおすすめできる1冊です。

何気なく過ごしていると気づきにくい時間の概念や、死ぬということはどういうことなのかといった内容を4章に分けて掲載しています。

  • 商品名:まんが 哲学入門 生きるって何だろう?
  • 著者:森岡正博、寺田にゃんこふ
  • 参考価格:842円(税込)
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幅広い知識を面白おかしく『マンガみたいにすらすら読める哲学入門』

構成としては漫画ではないのですが、可愛らしくユーモアあふれる挿絵を使って哲学を読み解いていく本です。イラストが多くほぼ漫画のようなものなので、気軽に読み始めることができます。

王道と言われる28人の有名な哲学者が考え出した哲学を、ちょっとした笑いを挟みながら紹介してくれる本のため、飽きずに読み進めることができるでしょう。

  • 商品名:マンガみたいにすらすら読める哲学入門
  • 著者:蔭山克秀
  • 参考価格:799円(税込)
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哲学的な要素がちりばめられた面白い漫画

哲学に触れることができる漫画は、哲学の専門書だけではありません。漫画として並べられている本の中にも、自分自身で意味を考えさせられるシチュエーションがあるのです。

未完であることにすら意義を感じる『火の鳥』

漫画界の巨匠・手塚治虫が描く漫画「火の鳥」。この漫画には哲学的な要素のほか、政治的観点や医学、倫理や芸術に関係する表現も使われています。

まるで手塚治虫が自分の人生を描くかのように描いた作品です。したがって、より「生命とは何か?」という大元の部分を垣間見ることができるでしょう。

  • 商品名:火の鳥(12巻セット)
  • 著者:手塚治虫
  • 参考価格:16,848円(税込)
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有名作の本当の意味を知ることができる漫画『風の谷のナウシカ』

スタジオジブリの大ヒットアニメ作品の一つである「風の谷のナウシカ」。実は、映画として描かれたのは7巻セットのうち2巻目のあたりまでなのです。

まとめ読みしてみることで風の谷のナウシカの全体像を掴めるうえに、人間たちが生存する意味や自然との調和など、さまざまな問題を哲学的に見れるようになります。

  • 商品名:風の谷のナウシカ(7巻セット)
  • 著者:宮崎駿
  • 参考価格:3,380円(税込)
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胸に刺さる言葉にあふれた漫画『ここは今から倫理です。』

倫理や哲学はきれいごとばかりまとめている、と感じたことがある方にこそ読んでほしいのがこの1冊です。主人公の教師が表面上の慰めや世間論ではなく倫理的・哲学的観点から救いの手を差し伸べる漫画となっています。

人間が他の人間と関わりながら生きていくために必要な学問が「倫理」です。倫理と哲学は似ているところがあります。それは個々の考え方の違いを学問の一部分もしくは答えとして持ってくることができるということです。

人がそれぞれ持つ道徳の基準とは何か、改めて確認することができることでしょう。

  • 商品名:ここは今から倫理です。
  • 著者:雨瀬シオリ
  • 参考価格:648円(税込)
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人間の価値観の根本を考えられる漫画『君たちはどう生きるか』

Amazonでベストセラー入りした漫画「君たちはどう生きるか」は、原作である吉野源三郎の同名小説を漫画版として描き上げた作品です。

少年「コペル君」と教養が身についている「おじさん」の関りの中に垣間見える哲学的要素があります。もともとは児童向けの小説だったのですが、漫画になりより手に取りやすくなりました。見方や真実、過ちなどさまざまな深いテーマを自分なりに解釈できるように作られた1冊です。

  • 商品名:漫画 君たちはどう生きるか
  • 著者:吉野源三郎(著)、羽賀翔一(イラスト)
  • 参考価格:1,404円(税込)
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漫画・アニメから取り入れる哲学的名言3選

哲学を主題としている漫画に哲学的要素があるのは当たり前ですが、何気なく読んだり見たりしている普段の漫画やアニメの中にも意外と哲学的名言が含まれています。

「それゆけアンパンマン」から学ぶ

それゆけアンパンマンのアニメの主題歌には「なんのために生まれてなにをして生きるのか」という問いかけのフレーズがあります。

そしてそのあとに続く言葉は、「わからないなんてそんなのはいやだ」。考えることを放棄せず、自分の生きる意義を追い求めていかなければいけないという哲学的な強い信念を感じる言葉です。

「ドラえもん」から学ぶ

子供であるのび太と未来の45歳ののび太が遭遇し、入れ替わるという話の中で生まれた名言があります。

45歳の未来版のび太は、入れ替わりが終わったあと子供ののび太に対して「一つだけ教えておこう。」と切り出します。そして「きみはこれからも何度もつまづく。でもそのたびに立ち直る強さももっているんだよ。」と続けるのです。

失敗してしまってそこを終わりだと思っては目標達成は至難の業。何かと不運に見えるのび太ですが、諦めぬことで素晴らしい人生となることを暗示している哲学的な名言です。

「鋼の錬金術師」から学ぶ

少年ガンガンで連載されていた人気作品「鋼の錬金術師」の中にも、名言があります。それがグリードという敵が放った「『ありえない』なんてことはありえない。」という言葉です

そもそも鋼の錬金術師は人間の業や弱さ、意志について描くシーンが多いため感動する方もいたことでしょう。その中でもこの発言は群を抜いて哲学的に感じます。

自分が知らない物事を知ると、「そんなことはありえない」「到底できやしない」と思ってしまうこともあるでしょう。しかし、何事も「ありえない」ということを証明できない限りは「ありえる」のです。一般論とは何か、自分の目で見たものの正しさがどれほどのものかということを考えさせられる名言です。

哲学初心者も上級者も漫画で学べることばかり

哲学は漫画にすることで読みやすくなので、子供から大人まで思考の成長をさせることがより簡単になります。

哲学を学んだことがない方もすでに学んでいる方も、わかりやすい漫画を通して哲学という学問を心に刻んでいくことをおすすめします。

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