テントの耐水圧とは?テント選びの重要な要素を把握しよう

2019.08.26

キャンプに欠かせないテントは、大きさから性能、構造にさまざまな違いがありますが、耐水圧にも大きな差があります。耐水圧は、テント購入の際の指標ともなる大事な要素です。テントの耐水圧の知識について詳しく解説していきます。

耐水圧について知ろう

キャンプを始めて間もない人の中には、耐水圧が何か全く分からなくて悩む人もいるでしょう。まずは耐水圧とは何か、どのくらいの圧のものがあるのかなど、耐水圧の基礎知識を知るところから始めていきます。

耐水圧とは

耐水圧とは、布地に浸みこんでくる水の力を抑える性能値のことです。単位は『mm』となっており、生地の上に1cm四方の水を積み上げていったとき何mmの高さまで水が漏れずに耐えられるかを示しています。

耐水圧の低いテントは雨が降ると中まで染み込んでしまったり、床面にあたるフロアシートが寝ているうちに湿っていたりと快適な生活空間を保てません。

1000mmから1万mmのテントまで多数

テントの耐水圧は1000mmから1万mmを超えるものまで多数あります。対水圧が低いと、雨が降った際に簡単に浸水してしまう可能性があるのです。どの程度の耐水圧があれば雨が防げるのでしょうか。

目安としては、小雨なら500mm、通常の雨ならば1000mm、大雨になると1500mmの耐水圧が必要とされています。

テント自体に耐水圧がなくとも、グランドシート、フライシートなどでカバーするという方法もありますので、併せて検討しましょう。

耐水圧性能とメリットデメリット

テントは耐水圧が低いものよりも、高い製品の方が高値で販売されています。しかし耐水圧は高ければ高いだけいいというわけではありません。ここからは、耐水圧性能によるメリット・デメリットについて解説します。

耐水圧が高いメリット

耐水圧が高いメリットとして、高ければ高いほど雨に濡れにくく、寒い時期は入ってくる冷気を防げるという点があります。

梅雨の時期に使うテントなら、降水量も多くなるため、耐水圧は高めのものを準備しておく必要があります。また、山岳用のテントも天候の変化が大きい環境の中のキャンプですから、寒気の侵入を防ぐためにも耐水圧は高いものがいいでしょう。

耐水圧が高いデメリット

耐水圧が高いデメリットとして、通気性が良くないという点があります。水や冷気を通さないくらいの生地の厚さということですから、当然風も通らないわけです。

通気性が悪いと、結露の原因となるだけでなく、内部が非常に蒸し暑くなってしまいます。冬場ならば暖かく過ごしやすいのですが、夏場は空気の通り道がないので暑く、体調不良を引き起こす可能性もあります。

耐水圧の目安

どのくらいの耐水圧があればキャンプに適していると言えるのでしょうか。雨の時に使う必需品である傘と比較しながら、テントの耐水圧の目安を見ていきましょう。

傘の耐水圧

傘の耐水圧は、一般的な数値として200~500mm程度とされています。傘で雨を防ぐ際は基本的に24時間連続使用はしませんので、この耐水圧があれば充分とされています。

長い間外で傘をさしていると、いつの間にか持ち手がぬれていることがありますよね。それは、耐水圧が低く、水を押し返せなくなってしみてしまっているためなのです。

テントはその時間よりさらに長く雨を受けるので、500mmの耐水圧では不十分だと言えるでしょう。

テント選びは1200から3000が目安

どのくらいの耐水圧があるテントがいいかを考えていくと、突然の風雨から身を守るためにあまり低めのものは選ばないほうが無難です。1200から3000程度の耐水圧があるものを選べば安心できるでしょう。

主要アウトドアブランドのテントは耐水圧が1500mmを超えているものがほとんどなので、安心して購入できます。安いものは耐水圧が低い場合もあるので、購入の際に必ず値を確認してください。

テントの種類も考えよう

耐水圧を考慮する際、テントの種類も併せて考えるとより効率的な対策ができます。ダブルウォールテントなら、二重の壁があることで浸水を防ぎやすくなります。外のフライシートが中のインナーテントを守ってくれるので、片付けも比較的簡単です。

耐水圧が高いテントでは夏場に空気がこもってキャンプしにくい場合もあります。入り口以外に通気口が設けられているものを選んだり、屋根のような役割を果たすタープテントでカバーしたりすると効果的です。

タープテントを使う場合は、耐水圧が高くとも空気がこもるということはないため、上限に気を遣う必要はありません。

梅雨の時期のテントなら、高い耐水圧のタープテントを用意すると快適に過ごせます。

耐水圧は必ずチェックしておこう

耐水圧というのは、テントを選ぶときに非常に重要になる要素です。どんなに素敵なテントでも、使っているうちに水がしみてきてしまったら気分も下がってしまうでしょう。

耐水圧については購入前に必ずチェックして、あなたにとって一番いいものを選ぶようにしてください。

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