宇宙人好きに見てほしいSF映画はコレ。厳選12作品を紹介

2018.10.18

『宇宙人』というテーマは、幅広いジャンルに及ぶ作品に使用され、人々の好奇心を掻き立ててきました。そんな宇宙人が登場する、人気の映画を紹介します。作品ごとに宇宙人像が違っているため、見比べてみるのもよいでしょう。中には、特殊メイクや特撮でリアルさと壮大さを表現しているものもあります。非現実的な世界に皆さんをご招待します。

宇宙人が登場する映画はなぜ人気?

映画の中に宇宙人が登場する、または宇宙人を主人公にしている映画は、多くの人を惹きつけ、ときに大ヒットを生み出します。なぜ私達はそれを面白いと感じるのでしょうか?

さまざまな想像を掻き立てられる

かつては「そもそも宇宙人は存在するのか」ということが議論の争点でした。

近年は、たび重なるUFOの目撃情報や科学の進化をはじめ、アメリカ航空宇宙局(NASA)が火星に生命の痕跡を見つけたことから、『宇宙人は存在する』という説も色濃くなってきています。

しかし、人類は、いまだかつて地球外生命との接触に成功していません。謎のベールに包まれているからこそ想像を掻き立てられ、宇宙人の映画に熱中するといえるでしょう。

そして、「宇宙人は人類に対して友好的なのか、それとも敵対的なのか」も、気になる点の1つです。

今回紹介する映画には、さまざまな宇宙人が登場します。ストーリーはもちろん、宇宙人に対するイメージが、作者や時代によって異なる点にも注目しましょう。

有名な宇宙人SF映画を紹介

『SF映画』とは、サイエンス・フィクションのことで、宇宙や時間旅行といった非日常的なテーマが題材となっています。

特殊効果を用いることで、非現実的で壮大なシーンを生み出し、かつてない大ヒットを生み出すこともあります。

ここでは、宇宙人が出てくる代表的なSF映画を3つピックアップしました。

宇宙人との友情を描いた名作『E.T.』

『E.T.』は1982年に公開されたアメリカのSF映画で、監督・製作は、ジュラシックパークやジョーズを手掛けているスティーヴン・スピルバーグです。

公開と同時に、当時のアメリカ史上最高額の興行収入を記録しました。E.T.を乗せて自転車で空を飛ぶシーンや、主人公と宇宙人が指を合わせるシーンは、あまりにも有名です。

E.T.は、少年と宇宙人の心の交流を描いた作品で、地球に残された宇宙人を助けようとする少年に対し、NASAの科学者は、宇宙人を捉えようとする役として登場しています。

宇宙人の概念を変えた『エイリアン』

『エイリアン』は、79年に公開されたSF映画です。映画のキャッチコピーは、「宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない」で、宇宙船内におけるエイリアンと人間の壮絶な戦いが描かれています。

E.T.が友好的な宇宙人であるのに対し、エイリアンの場合は敵対型の宇宙人です。細長く大きな頭、2重構造になった口、強酸の体液を持つ最強の生命体として登場し、人間を殺傷していきます。

航海士のリプリー(シガニー・ウィーバー)の強い精神力と、葛藤も見どころの1つです。

宇宙人映画の金字塔『未知との遭遇』

『未知との遭遇』は、78年公開のアメリカSF映画で、監督はE.Tでもお馴染みのスティーヴン・スピルバーグです。

謎の発光体、失踪したはずの戦闘機や貨物船の出現、不可解な飛行物体など、世界各地でさまざまな異変が起こります。

UFOを目撃した平凡な電気技師が、想像を超えるような非日常に導かれていくのが見どころで、エンディングには、宇宙人と地球人の壮大なファーストコンタクトが待ち受けています。

また、音楽や特殊効果が素晴らしい点も大きな魅力です。

視覚効果が圧巻『インデペンデンス・デイ』

『インデペンデンス・デイ』は、96年に公開され日本でも大ヒットした映画です。宇宙人との交信を試みるアメリカ政府に対し、宇宙人はいかなる反応を示すのかが見どころで、宇宙人=地球の侵略者として描かれています。

人類の持つ最強の兵器といわれる『核』を無効化にする宇宙人を、人類はどのように反撃するのか、とても興味深い内容です。

また、宇宙人の攻撃で都市が壊滅するシーンや、グロテスクな宇宙人も登場します。

ホラー的要素が強い宇宙人SF映画

ホラーは文字通り、恐怖感をあおる映画のことです。心理的な怖さや残酷さ、身の毛のよだつようなストーリーが盛り込まれ、怖いけど見たくなる点が魅力です。

ここでは、非現実的なSFに、ホラー的要素がたくさん盛り込まれた、宇宙人SF映画を紹介します。

『スピーシーズ種の起源』

『スピーシーズ種の起源』は、95年に公開されたアメリカのSFホラー映画です。

研究者は、人間のDNAと宇宙からの未知のDNAを掛け合わせ、新生命体・シルを生み出しますが、危機感を感じた研究者たちはシルを殺そうと企てます。

若い男を餌食にし繁殖を試みるシルと、それを食い止めようとする人々との戦いが見どころです。美しくも残酷なシルをナターシャ・ヘンストリッジが熱演、ヌードシーンなども話題になりました。

『サイン』

『サイン』は、2002年に公開され、全世界で4億800万ドルの興行収入があった人気作品です。監督は、インド系アメリカ人のM・ナイト・シャマランで、代表作には『シックス・センス』などがあります。

この映画の中には、謎のミステリーサークルが多く登場します。誰の仕業なのかというドキドキ感と、正体が知れたときの恐怖が見どころです。

これまでのSF宇宙映画は、人類VS宇宙人という壮大なスケールで描かれることが多かったですが、サインはある一家が経験する出来事として場面が展開していきます。

そのため、観客は感情移入しやすく、平凡な日常を脅かす不穏な空気を肌で感じることができるでしょう。

『遊星からの物体X』

『遊星からの物体X』は、82年に公開されたアメリカのSFホラー映画です。監督のジョン・カーペンターは、自身が4歳のころに見た『遊星よりの物体X(51年)』に感銘を受け、映画監督と目指したと語っています。

本映画はそのリメイク版で、南極のアメリカ基地で次々に地球外生物に襲われる隊員たちの恐怖を描いています。

地球外生物の迫力ある姿は、特殊メイクや特殊視覚効果を駆使して表現されており、その点も見どころの1つです。

思わず吹き出すコメディ風宇宙人SF映画

多くの宇宙人SF映画は、未知への恐怖や戦闘が中心に描かれていますが、中には、コメディタッチの作品もいくつかあります。

「宇宙人はちょっと怖い…」というイメージもある中で、人間味あふれる宇宙人を見ると、少し心がホッとするでしょう。

『宇宙人ポール』

『宇宙人ポール』は、11年に公開されたアメリカ・イギリスの合作映画です。60年間政府に協力していた宇宙人(ポール)が脱走、偶然2人のオタク少年と出会い、さまざまな騒動に巻き込まれていきます。

ポールが無事に母星に生還できるのかが見どころですが、随所にクスッと笑えるシーンが散りばめられています。宇宙人ポールも人間のようで、見ているうちに親しみを感じることでしょう。

人間と宇宙人の友情が見事に表現されており、笑って泣けるおすすめの映画です。

『マーズ・アタック』

『マーズ・アタック』は、97年に公開されたアメリカ映画で、火星人の地球襲撃にうろたえる地球人の様子が、ユニークに描がれている点が特徴です。

『ミドリ人』と名乗る火星人は、脳みそが丸見えで奇妙な形をしています。そして、子どもが悪ふざけをするように、次々と人々を殺傷していきますが、最後は意外な人が意外な形で人類を救います。

合成と一目で分かる映像やブラックユーモア満載の内容に、公開当時は酷評されました。しかし、ジャック・ニコルソンなどの豪華なキャスティングで、娯楽映画として現在も人気があります。

『ブラボー火星人2000』

『ブラボー火星人2000』は、98年にアメリカで制作されたSFコメディ映画で、60年代の海外ドラマの映画版です。

日本では劇場公開はされていませんが、ビデオやDVDを鑑賞した人々からは「なぜ上映されなかったのか不思議」といわれるほど、高い評価を受けています。

宇宙人と人間の奇妙な共同生活が描かれており、さまざまな騒動に巻き込まれていく様子がコミカルに表現されている点がポイントです。

宇宙人のマーティンは、クリストファー・ロイド、主人公のティムは、ジェフ・ダニエルズが演じています。それぞれのキャラクターが、非常に個性的な点にも注目しましょう。

日本にもあった宇宙人が登場するSF邦画

SF宇宙映画は、アメリカで多く制作されてきました。昔からアメリカは宇宙研究が進んでいることもあり、宇宙人などを題材にしたスケールの大きい映画が作りやすい環境だといえるでしょう。

一方で、日本に宇宙人が登場する映画が全くないわけではありません。2000年以降に公開された2つのSF邦画を紹介します。

『散歩する侵略者』

『散歩する侵略者』は、17年に公開された日本映画で、初日2日間で興収4200万円、観客動員数3万人以上を記録しました。長澤まさみと松田龍平をはじめ、長谷川博己や前田敦子などが出演しています。

ストーリーは、散歩中に行方不明になった夫が、別人のようになって戻ってきたところから始まります。

本編を通してのテーマは、「宇宙人による侵略」ですが、ハリウッド映画のような大がかりな特撮はなく、人々が大切にしているものや概念をジワジワと奪っていく恐怖の侵略サスペンスです。

『テラフォーマーズ』

『テラフォーマーズ』は、橘賢一による漫画作品で、16年に伊藤英明が主演で映画化されました。

テラフォーミングとは、惑星に人類が居住できるように環境を改造することを指しています。

火星のテラフォーミングが進行する中、予想外の進行を遂げた生命体(人型ゴキブリ)を駆除するために、15人の若者が火星へと向かいます。

見どころは、それぞれのキャラが超人的なパワーを持つ昆虫人間に変身して戦う点です。

主人公の小町はオオスズメバチ、武井咲演じる秋田奈々緒はクモイトカイコガと、15人がどんな昆虫に変身するのかにドキドキします。

作品ごとに違う宇宙人の姿を楽しんで

人類は、まだ宇宙人の真の姿を知りません。そのため、SF宇宙映画は、人々の想像力を掻き立て楽しませてくれます。

近年は、地球外生命体を題材にした邦画も増えているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME