そのダイヤモンドは本物?簡単な見分け方と偽物ダイヤの種類を解説

2019.08.22

宝石の代表格であるダイヤモンドですが、最近はダイヤモンドによく似た宝石が出回っています。人工のものから天然のものまで、ダイヤモンドに似ている宝石は様々です。この記事では、ダイヤモンドの本物と偽物を自宅で見分ける方法を紹介します。

ダイヤモンドに似た石は何種類ある?

ダイヤモンドの偽物と呼ばれることもあるよく似た宝石は数多く流通しています。まずは、ダイヤモンドに似た宝石にはどんなものがあるのかを確認してみましょう。

天然石・ジルコン

ジルコンは人工ではなくて天然石の一つです。ジルコニウムという成分が結晶化してできている石のことを指します。

掘り出される量が多いので、ダイヤモンドには似ていますが安価で取引され、大量に市場に出回っています。屈折率が高いのでダイヤモンドに近い高い輝度があるのが特徴です。

天然or人工石・モアッサライト

炭化ケイ素という成分で構成された石がモアッサライトです。これは天然でも採れるのですが、それほどたくさん採れるわけではありません。やや色が濁っている傾向があります。

掘り出される量がそれほど多くないので、現在流通しているモアッサライトのほとんどは人工的に作られたものです。

人工石・ジルコニア

ジルコニウムを参加させたものをジルコニアと呼びます。二酸化ジルコニウムとも呼ばれ、これだけだとただの白い物体のままです。

これにカルシウムを始めとした物質を添加することで、キュービックジルコニアと呼ばれるダイヤモンドのような輝く石になります。

安価でジルコンよりも手に入りやすいので、キュービックジルコニアはダイヤモンドの代用品として人気が高い石です。

人工石・合成ダイヤモンド

合成ダイヤモンドとは、その名の通り様々な物質を組み合わせて人工的に作ったダイヤモンドのことです。本物のダイヤモンドの物質を研究して解析し、その通りに合成しているのでダイヤモンドとほぼ見分けがつきません。

大手ダイヤモンド商社ですら合成ダイヤモンドのブランドを立ち上げるほど、世界的に注目されている疑似ダイヤモンドです。

ダイヤモンドの見分け方①線や文字の上に置く

ダイヤモンドに似せた石の質が悪いわけではありませんが、本物のダイヤモンドがどうか気になるという方はいるでしょう。自宅でできる簡単な見分け方として、以下の方法をまず試してみてください。

用意するもの

  • ペン
  • 上記の2点もしくは新聞紙

確認方法

  1. 紙にペンで線や文字を書きます。
  2. その上にダイヤモンドを置き、上から見ます。ルーペを使うとわかりやすいです。
  3. ダイヤモンドを通して見た線や文字が、読み取れないくらいに歪んで散り散りになっていれば本物のダイヤモンドである可能性が高いです。

ダイヤモンドは屈折率が高いのが特徴なので、ダイヤモンドを通すと通常は文字が見えなくなるのです。紙とペンで書くのが面倒であれば、新聞紙の文字を読むことができるかを試してみてください。

ダイヤモンドの見分け方②光るかどうか

ダイヤモンドの見分け方の2つ目は、ダイヤモンドが光るかどうかをチェックするという方法です。これは特別な器具が必要になりますが、自宅でできないことはありません。

用意するもの

  • ブラックライト

確認方法

  1. ブラックライトにダイヤモンドをかざします。
  2. ダイヤモンドが青っぽく光れば本物、キュービックジルコニアや他の石であれば光らない場合が多いです。

ダイヤモンドの見分け方③曇りが取れる速さ

ダイヤモンドは熱伝導率のよさが特徴の一つです。寒暖差で表面が曇ったときに、どのくらいの速さで曇りが取れるかで本物を見分けられます。

用意するもの

  • 冷蔵庫(もしくは自分の息でもOK)

確認方法

  1. 冷蔵庫にしばらくダイヤモンドを入れておきます。
  2. 常温に戻したとき、表面の曇りが一瞬でなくなれば本物である可能性が高いです。

また、息をはーっと吹きかけて曇らせ、その曇りが取れる速さを見る方法もあります。手軽な方を選んでください。

ダイヤモンドの見分け方④油と水の弾き方

本物のダイヤモンドは、水を弾きやすく油を定着させやすいという性質があると言われています。これはその性質を利用した実験です。

用意するもの

  • 油性マジック

確認方法

  1. まずは水をダイヤモンドに垂らしてください。上に乗ることがなく、つつーっと横にすぐ垂れてしまうのであれば本物である可能性が高いです。
  2. 次に、油性マジックでダイヤモンドに点をつけてみてください。線を引いてもいいです。書けるようであれば本物のダイヤモンドで可能性があります。

ダイヤモンドの見分け方⑤傷がつくかどうか

ちょっともったいない気もしますが、傷がつくかどうかで本物のダイヤモンドを見分ける方法もあります。

本物のダイヤモンドは、地球上でもっとも硬度の高い物質の一つとされています。そのため、別の物質でひっかき傷をつけようとしてもなかなかつきません。一方他の代替品であれば傷がつくことが多いので、それによって見分けることができるのです。

ちなみに、ここでいう「硬度」とは、必ずしも一般的な「硬さ」を表しているわけではありません。硬度とは正確には「モース硬度」といい、これはひっかき傷に対する抵抗力を表すものです。そのため、たとえばダイヤモンドをハンマーでたたくと簡単に粉々になります。

ダイヤモンドの硬さを確かめるときには、あくまで「ひっかき傷」で調べるようにしましょう。

ダイヤモンドは自分でも見分ることができる

ダイヤモンドは先述した方法で自宅で簡単に見分けることができます。しかしながら、合成ダイヤモンドのように物質的・構造的にダイヤモンドに似せた石であれば、違いがなかなか出ないこともあります。

家で簡易的な方法で判断できない場合や、どうしても正確に本物と偽物を見分けたいのであれば、鑑定のプロ・専門家に判断を任せるようにしましょう。

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