釣りのリーダーはなぜ必要?初めてリーダーを使う人の基本情報

2019.08.21

リーダーと呼ばれる釣り糸は、メインラインの切れを防ぐ役割があります。特に、障害物がある釣り場ではメインラインが擦り切れる可能性が高いので、リーダーで補強しましょう。今回はリーダーの使い方や選び方など、基本情報を紹介します。

知っておきたいリーダーの基本

『リーダー』とは、メインラインとルアーの間をつなぐライン(釣り糸)のことです。メインラインのみでも釣りはできますが、なぜリーダーを使うのでしょうか?リーダーについて、知っておくべき基本知識をまとめます。

リーダーとは?

前述したように、リーダーとはリールに巻かれているメインラインに結び付けるラインです。メインラインとルアーの間を結んで使用します。

リーダーがなくても釣りはできますが、リーダーによってメインラインの補強ができ糸が切れにくくなるほか、釣果も上がりやすくなります。ラインやリーダーの素材の特徴を知ることで、さまざまなスタイルの釣りに対応しやすくなるでしょう。

PEラインのメリットデメリット

リーダーを用いた仕掛けの中で最も一般的なのが、メインラインに『PEライン』を使用したものです。

PEラインは、ポリエチレンの糸を数本撚り合わせて作るラインで、強度の高さ・伸びの少なさがメリットといえます。強度が高いので引っ張りに強く、伸びが少ないので引きが直に感じられ、アタリがつけやすくなるのです。

一方、擦れに弱いことがデメリットです。障害物や魚の歯に当たると簡単に切れてしまいます。また、メリットでもある伸びの少なさにより、一定以上の力がかかると突然プツッと切れてしまうこともあるのです。

リーダーの役割はライン切れの防止

PEラインを使った仕掛けにリーダーを用いるのは、ラインの切れを防ぐためです。擦れや一定以上の力で切れやすいPEラインは、ルアーと直接つなぐと『高切れ』の原因になります。

『高切れ』とは、メインラインの上の方が切れることを刺す釣り用語です。高切れすると、浮きや重りをなくしてしまうのでコストが高くついてしまいます。メインライン自体を交換しなければいけないこともあり、手間がかかります。

そうした痛手を受けないために、PEライン使用時はリーダーを使うのが一般的です。万一、ラインが切れるような根がかり・引っ張りにあったとしても、リーダーがあれば被害を最小限に抑えられます。

リーダーで使われる素材の特徴

メインラインの弱点補強に使うリーダーには、どんな素材があるのでしょうか?リーダーに使われるラインの素材とその特徴について解説します。

フロロカーボン

『フロロカーボン』はリーダーとして人気の素材です。硬く擦れに強いので、PEラインの弱い部分をうまくカバーしてくれます。加えて、屈折率が水に近く、魚に気付かれにくいというのも特徴の1つです。

しかし、メリットの1つであるフロロカーボンの硬さは、トラブルにつながることがあるため注意しなければなりません。リーダーの巻き癖がついてしまったり、ルアーに食いつこうとした魚がうまく食いつけなかったりするのです。

リーダーとして使う1m前後の長さでは、デメリットが強く感じられることはありません。しかし、こうした特徴があることを知って利用すると、対策しやすくなるでしょう。

ナイロン

ナイロンはしなやかによく伸びる素材のため、リールの巻き癖がつきにくく、ロッドのガイドをすり抜けるときもスムーズです。その性質から、長めのリーダーをつなぐのに役立ちます。

デメリットは、擦れに弱いので障害物がある場所では切れやすい点です。フロロカーボンより強度が低いので、場所に合わせて使い分けましょう。

また、吸水性があることや紫外線の影響を受けることによる経年劣化も見られます。そのため、ナイロン製のラインを使うときには、劣化がないかチェックしてから釣りを始めましょう。

ワイヤーリーダー

ワイヤーリーダーは、その名の通りワイヤー製のリーダーです。歯が鋭いタチウオ・サゴシなどを狙うときに使いましょう。

鋭い歯の魚は、フロロカーボンやナイロン製だと、ラインを簡単に噛み切ってしまいます。そのため、歯が当たるであろう部分に20~30cmほどワイヤーリーダーを使用し、切られるのを予防するのです。

リーダーの長さの選び方

リーダーはメインラインの高切れ防止に効果的です。では、どのくらいの長さでつなげるのがよいのでしょうか?最適なリーダーの長さについて、解説します。

1m前後が目安

リーダーの長さの目安は1mです。これだけあれば、魚がくるりと反転してもメインラインに触れないので、リーダーとしての役割を果たせます。

リーダーの長さ1mをはかって切るのが面倒という場合には、『1ヒロの半分とちょっと』と覚えましょう。1ヒロは両腕を広げた長さです。この長さを目安にしておくと、釣り場でリーダーを準備するときにも役立ちます。

また、ロッドのガイド部分までの長さを目安にしてもよいでしょう。ロッドの先端にあるトップガイド付近か、長くても2番目のガイドくらいまでの長さにするのです。

すると、仕掛けを投げるときに、ラインが引っかかるトラブルが起こりにくくなります。

ガイドに引っかかるときはさらに短く

リーダーはメインラインとつなぐとき、結び目ができます。長くとったリーダーは、この結び目がロッドのガイド部分に引っかかり、遠くへ飛ばせなかったり、トラブルの原因になったりするのです。

うまく結べるようになっても、ガイドのサイズが小さければ引っかかります。こうした引っかかりに対処するには、思い切ってリーダーを短くすることです。

30~70cmほどでリーダーを調節すると、結び目がそもそもガイド部分に届きません。そのため引っかからなくなるのです。

リーダーの太さの選び方

リーダーは、メインラインの弱点を補うように働かなければいけません。つまり、切れるときには切れることが大切なのです。リーダーとしてきちんと機能するには、太さの選び方が重要になります。

メインラインと同じか少し弱い強度

リーダーは、ある程度以上の力が加わったときには、メインラインより先に切れなければいけません。そのため、切れるべきときに切れるように、メインラインと同じか少し弱い強度のものを選びます。

メインラインより強いリーダーを選ぶと、メインラインの方が先に切れてしまいやすくなります。これではリーダーとしての役割を果たせません。

このとき強度の基準とするのは、メインラインとリーダーの結び目部分の引っ張り強度です。結び目部分の引っ張り強度は、メインラインの強度と結び方の結束強度で計算します。

例えば、25lbのメインラインを結束強度80%のFGノットで結ぶと『25lb×0.8=20lb』となり、20lbの引っ張り強度があると考えられます。この場合、リーダーは18~20lbほどのものを選びましょう。

釣り場によっては太いリーダーが必要

リーダーは基本的にメインラインより弱い強度のものを選びますが、障害物の多い釣り場や、サワラやマグロなどの鋭い口をした魚を狙うときには違います。リーダーを強くして、障害物や魚の口で切られないことを優先するのです。

状況によっては、このようにセオリーとは逆の対策をすることもあります。

リーダーの結び方

リーダーはメインラインとつなぎます。そのときの結び方は、ほどけにくい特別なものです。ここでは、基本的なリーダーの結び方を解説します。

簡単な巻き方 電車結び

『電車結び』は『フィッシャーマンズノット』とも呼ばれる結び方です。比較的簡単なので、初めてリーダーを結ぶ人にも向いています。

結び目が小さいので、ロッドのガイドに引っかかりにくい特徴があり、スムーズに遠くまで投げられるのも嬉しいポイントです。

下記の手順を参考に『電車結び』にチャレンジしてみましょう。

  1. リーダーの先端で輪を作る
  2. 輪をメインラインに添わせる
  3. リーダーの先端部をメインラインと輪の重なった部分に数回巻き付けて締める
  4. メインラインの先端をリーダーに6~7回巻き付ける
  5. メインラインの先端を最初に巻き付けてできた隙間に通す
  6. 結び目を締める
  7. リーダーとメインラインを引き、さらに締めて完成

ルアーフィッシングの定番 FGノット

シーバス釣りに代表されるルアーフィッシングで人気なのが、『FGノット』です。下記に手順を紹介します。

  1. メインラインを先端部で折り、リーダーに10~15回編み込む
  2. ライン先端部でリーダーとメインラインを一緒に巻き付ける
  3. ライン先端部でハーフヒッチを10回行う
  4. リーダーの先端を2~3mm残して切り、ライターで留めこぶを作る
  5. ライン先端でメインラインにハーフヒッチを5~6回行う
  6. 4同様に留める

次に、手順3と5で使用する『ハーフヒッチ』の結び方を紹介します。

  1. 結ぶラインを本線に合わせ、手前から本線の向こう側へ輪を作り結ぶ
  2. ライン先端を向こう側へまわし、手前にくぐらせて結ぶ
  3. 結び目を近づけて締める
  4. ライン先端を上から手前にまわし本線の下をくぐらせて結ぶ
  5. 3同様に締める

おすすめのリーダー

リーダーに使えるラインはさまざまな種類が販売されています。中でも使いやすくおすすめのものを紹介するので、リーダー選びの参考にしてください。

クレハ ライン フロロマイスター 240m 20lb

フロロカーボンのブランドであるシーガーの『クレハ ライン フロロマイスター 240m 20lb』は、素材作りから全てグループ企業で行っているのが特徴です。高品質と低価格が両立しているのも魅力といえます。

ラインが平行に巻かれている整列巻きなので、最後まで無駄なく使えるのもポイントです。

  • 商品名:クレハ ライン フロロマイスター 240m 20lb
  • 価格:1106円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ヤマトヨテグス ライン フロロショックリーダー 20m

『ヤマトヨテグス ライン フロロショックリーダー 20m』は、釣り糸専門メーカー・ヤマトヨのリーダーです。

釣り糸専門メーカーとして培ってきた技術によって、強度高いラインに仕上がっています。また、高品質でありながらリーズナブルな点も嬉しいですね。

  • 商品名:ヤマトヨテグス ライン フロロショックリーダー 20m
  • 価格:334円(税込)
  • Amazon:商品ページ

リーダーを使ってみよう

リーダーは、メインラインが切れるのを防ぐために、ルアーとメインラインの間に結びます。特に、障害物による擦れや、尖った口・歯の魚に弱い、PEラインをメインラインにしているときに有効です。

切れるべきときには切れることが大切なリーダーは、メインラインよりも少し弱めの強度のものを選びます。長さは1mくらいが目安です。実際にリーダーを使うときは、釣り場の状況や狙う獲物に合わせて、臨機応変に対応しましょう。

リーダーを活用して、より快適に釣りを楽しんでください。

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