絶対に読んでほしい「村上春樹」の代表作6選。ジャンル別にご紹介

2019.08.21

大ヒット小説を何冊も出している類稀なる才能を持つ小説家・村上春樹氏の代表作はもう読みましたか?小説ファンなら触れずにはいられない名作揃いです。この記事では、サスペンス物・ファンタジー物・恋愛物それぞれのおすすめ作品を紹介していきます。

村上春樹代表作「王道サスペンス編」

まずは、村上春樹氏の真骨頂とも言われるサスペンス物から2作品をピックアップしてみました。

1Q84

上下巻合わせて200万以上の売上を獲得した、村上春樹氏の代表作品です。10歳のときに出会い、離ればなれになった青豆と天吾を主軸とする物語になります。

お互いの消息を知らないまま年月が流れ、1984年4月にこの2人は現実とはやや異なる不可思議な世界「1Q84年」に迷い込む…といったあらすじです。

学生運動、連合赤軍事件、山岸会、オウム真理教などをモチーフとしており、様々のコミュニティを経て宗教団体へと転じていく流れを描いています。

ちなみにタイトルの「1Q84」は、ジョージ・オーウェルが書いたSFの傑作「1984年」から着想を得ています。推理小説の様な構成、主人公2人の恋愛要素、そしてファンタジックな要素が入り混じる、氏のエッセンスを詰め込んだ大作といえるでしょう。

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羊をめぐる冒険

1982年に出版された大ロングセラー作品です。ファンタジー風サスペンス物といった感じでしょうか。妻に出ていかれてしまった主人公「ぼく」が、新しいガールフレンドと羊をめぐる冒険に出るお話です。

主人公「ぼく」と友人である「鼠」の性格や特徴が詳しく書かれており、そこからこの物語に引き込まれていきます。

全体の物語はとても暗くネガティブなイメージなのですが、なぜかスラスラと読めてしまい、最後には感動してしまう、そんな作品です。

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村上春樹代表作「ファンタジー編」

お次は、どこか奇妙さを感じる構成がたまらない、村上春樹氏のファンタジー小説から2作品をピックアップしてみました。

世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド

二つの世界の物語が交互に展開する物語で、おそらく同一人物と思われる二人の人物が、全く違う世界にいるのが特徴的。

外の世界と完全に遮断されている街「世界の終わり」で一角獣の夢を読み暮らす「僕」が主人公の1人になっています。

そして、もう1人の主人公である「私」という記号士。この「私」は動物の頭骨を老科学者から贈られてからというもの、身の回りにおかしな事が起きる様になります。その真実を解き明かしていくのが大筋の内容です。

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ねじまき島クロニクル

村上春樹氏の作品の中では異色作と名高い作品です。主人公の飼い猫がいなくなり、妻にも家出されるところから物語が動き始めます。

多種多様な登場人物に加えて、キーアイテムともいえる「井戸」が登場します。現実世界と虚構世界が入り混じる、まさに「村上春樹の王道」といったストーリーです。

3部作で、1〜2部まで読むとだいたいの問題が解決に向かうのですが、3部目はぜひ読んでほしいとファンがこぞって声を上げる驚きの展開です。最後まできっちり読みましょう。

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村上春樹代表作「恋愛編」

村上春樹氏は恋愛物にも名作多しです。とっておきの2作品を紹介します。

ノルウェイの森

村上春樹氏渾身の恋愛物語で、喪失感あふれる作風が特徴的。主人公ワタナベと直子、緑との恋愛模様が大筋のストーリーで、丁寧な描写や美しいストーリー展開は涙無しには読めないでしょう。

文章が読みやすく、村上春樹初心者にもおすすめ。先が気になる展開なので、追いかける楽しみが持てます。誰にでもある共感しやすい平凡な恋愛、孤独、日常などを当たり前に感じさせ、背中を押してくれるような物語です。

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国境の南、太陽の西

「ノルウェイの森」に並ぶ村上春樹氏の傑作恋愛物語で、傷つけあいながらも、幸せを求め続ける男と女の恋模様が描かれます。

初恋の女性と出会ったアラフォー男性が、家庭を捨てて駆け落ちしようとするもうまくいかなかったという、現実でもよく見かける内容。

人間は自分を引き付ける目に見えない力に逆らえないという事をこれでもかと描写した作品です。どんどん物語の中に引き込んでくる、村上春樹氏ならではの手法にも注目。

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不思議な世界を楽しめる村上春樹ワールド

村上春樹氏の作品は、不思議な世界をテーマとしたものが多いです。ファンタジー要素込みのサスペンスなど、複数のニュアンスが盛り込まれているのが面白いところで、その独特な作風は日本のみならず世界にも多くのファンがいます。

一度も手に取ったことがない人は、ぜひこの機会に読んでみてください。ページをめくる手が止まらなくなること間違いなしです。

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