テントの防水性、どこまで気にしてる?メンテナンスや管理のポイント

2019.08.21

みなさんはテントの防水性についてどの程度気にしていますか。メンテナンスや管理をしっかりすれば、テントはいい状態で長持ちします。テントの耐水性や防水についてしっかり理解し、メンテナンスや管理のコツを学びましょう。

耐水圧と防水について理解しよう

まずは、テントにおける耐水圧と防水についての基礎知識を理解するところから始めましょう。しっかり理解を深めておくことで、管理やメンテナンスのコツもわかりやすくなります。

耐水圧や防水、撥水とは

耐水圧とは、生地にしみこもうとする水の力を抑える『防水』の性能数値をさしています。水をはじく力は『撥水』といい、生地の表面で水をはじいてくれる力です。

傘や長靴が撥水に優れた生地でできているのに対し、テントは防水に長けた生地でできています。

対水圧の高いものほど、浸水の心配はなくないりますが、一方で湿気がこもってしまったり値段が張ることもあるので、一概に対水圧が高いからいいというわけではありません。

耐水圧の目安

耐水圧の目安として、テントメーカーが基準にしている一般的な数値は500~1500mmほどです。数値が高くなればなるほど耐水圧が上がり、強い雨に耐えられるようになります。

ちなみに、傘の耐水圧が250mm程度ですから、テントにはより高い耐水圧が求められていることがわかります。

山でのキャンプに使うものは、天候の大幅な変化に備え、耐水圧の強いものにしておくのが普通です。また、耐水圧はフライシート部分よりもボトム部分に高さが求められます。耐水圧の低いボトムだと、就寝中に浸水する可能性があります。

防水性に関するメンテナンス

ここからは、防水性に関するメンテナンスについて解説します。日頃のメンテナンスを重点的に行うことがテントの良好な管理状態を長期間にわたってもたせることに重要です。

シームテープの補修

シームテープとは、防水テープのことです。防水素材の縫い目をカバーするのに使われており、縫い目をふさいでいます。これがはがれていたり劣化していると、水漏れを引き起こしたりしてしまいます。

テープ内面に汚れが付着していたり、全体的に劣化したりしている場合はすべて張り替えてしまうのもおすすめです。シームテープを貼る前に汚れを落とし、テープを張りたい場所に乗せ、当て布をしてアイロンで圧着させましょう。

防水液などの塗布

どれだけきれいに使っていても、経年劣化による加水分解は避けられません。防水効果を高めるため、防水液などを塗布するのもおすすめです。

テント用の防水スプレーが手に入りにくい場合は、スキーウェア等に噴きかける衣服用の防水スプレーでも代用できます。ただし、スプレーの場合は大きめのテントに使用すると量が必要なので、刷毛で塗るテント用の防水液を一つ持っておくと便利です。

防水スプレーや防水液を塗った後は、すぐにたたまずしっかり乾かしてください。

防水性能を維持するためのポイント

防水性能は、長い期間維持するためにコツが必要です。重点的なメンテナンスに加えて、実際に利用するときにも気を付けるべきポイントがあります。併せて知っておけば、より高い防水性能を維持できるようになります。

シートの利用と適切な設営

直接的なテントへのダメージを防ぐため、グランドシートやフライシートを活用するのもいいでしょう。

グランドシートを使うと、テントと地面が直接触れないのでテント底面の汚れや浸水、湿気を防いでくれます。フライシートはインナーテントより高い防水・撥水効果があるので、大雨の際にも活躍してくれます。

さらに、設営の際にはテントをピンと張ることが大切です。たわみに雨を溜めさせず、常に水に触れている状態を解消できますよ。

汚れはこまめに拭く

テントを使っていると、必ず汚れがついてしまいます。それ自体は仕方のないことなので、汚れている個所を見つけたらキャンプ中であってもこまめに拭くように心がかけましょう。

汚れを拭く際は、強くこすらないようにするのがポイントです。濡らしたタオルを絞り、やさしく拭き取ります。広範囲の汚れなら、最初に手や刷毛で大まかに泥を掃ってから拭き取るときれいに仕上がります。

きちんと乾燥させる

雨でぬれたときはもちろんですが、たとえ晴れていたキャンプでも、土からの湿気や朝の結露は必ずあります。汚れを拭きとったり、防水スプレーを吹いたりしたときもかならず濡れっぱなしにしないようにし、乾燥させてからたたむようにしましょう。

干す際は日光に直接当てるより、紫外線を避け、陰干しにすると劣化の速度を遅らせられます。少し手間はかかりますが、このひと工夫が長くテントを使うためのポイントなのです。

テントの防水をしっかりしよう

防水対策というのは確かに手間もかかりますし、大変な手入れです。ですがテントを使っている間に浸水してしまったら、楽しいはずのキャンプも一転してつらいものになってしまうでしょう。

テントの防水は対策をしっかり行うことでより長期的に、キャンプ場で安心安全に使うことができます。日ごろからしっかりと防水対策を行っていきましょう。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME