味わい深い日本酒「梵(ぼん)」の魅力とは?歴史やこだわりを紹介

2019.08.19

皆さんは「梵(ぼん/BORN)」という日本酒をご存知ですか?日本の主食「米」の生産大国である日本が誇るお酒といえば日本酒です。この記事ではそんな日本酒の中でも強いこだわりで完成された「梵」の魅力についてご紹介します。

日本酒「梵」の歴史

原料や製法にこだわる「梵」は、約160年の歴史を誇る酒蔵で作られ、かつて天皇へ献上されたほどの日本酒です。現在約100カ国もの国で商品登録され、「日本の米の酒」として世界で注目が高まっています。

「梵」を生み出した蔵元

大吟醸酒として日本初市場発売という歴史を作り出した「加藤吉平商店」は、1860年(万延元年)創業から長い歳月をかけて想いを込め「梵」を世に広めてきました。

蔵元のある福井県鯖江市は、水が綺麗なことや、日本酒の原料にあたる米の生産が盛んな土地として知られています。この豊かな自然環境が「梵」の礎となっています。

「梵」名前の由来

もともと両替商・庄屋であった「加藤吉米商店」は、年貢の米を原料に酒づくりを始めました。当初、日本酒「越の井」を作る中で最も良いものを「梵」と名付け売り出したことが「梵」の発祥になっています。インドなどの古代語とされるサンスクリット語の意味として「穢れなき清浄」や「真理」などと示されており、「梵」に対する蔵元の想い込められていることがわかります。その後、昭和40年頃にかけ全ての商品を「梵」に統一し、現在の「梵」シリーズが至ります

日本酒「梵」のこだわり

日本酒「梵」へのこだわりは、何と言っても原料と製法にあります。水や環境に恵まれた土地ならではの最高の条件下で作られた日本酒なのです。それこそが「梵」の一番の魅力と言っても過言ではありません。

原料へのこだわり

蔵元のある福井県鯖江市は、源泉として名高い九頭竜川水系の日野川が近く、農業にとって何よりも嬉しい条件だからこそ良質な「米」が収穫されるのです。使用する酒米は完全無添加米の中でも山田錦と福井県産五百万石のみという強いこだわりがあり、水は地底深くの井戸から汲みあげた白山連峰の伏流水を使用しています。

まさに「米よし水よし」という「日本酒」を作る原料として最も大切な条件を満たしていることこそが、蔵元のこだわりなのです。

製法のこだわり

製法のこだわりは一言で言うと「気配り」と言えるでしょう。出荷までの工程で蔵元の想いの分だけ「気配り」が見受けられます。

まず雑味をなくすための精米歩合は20%~40%とかなり低めになっており、旨味を凝縮させ味を洗練させています。さらに、その後すぐに出荷することはなく、長いもので「5年間」もの歳月をかけて氷温熟成させることで澄み切った透明感のある上品な味わいを作り出しているのです。

極めつけは、味の鮮度をより保つため、気温の低くなる夕方に発送し、翌日の朝に到着させる出荷方法の徹底ぶりにも、深い気配りを感じずにはいられません。

名酒「梵」を味わおう

これだけ深いこだわりと蔵元の想いの詰まった「梵」は、国賓の晩餐会の乾杯酒としても有名なのです。一度味わってみたいと思いませんか?世界でも名の通った日本酒だということも頷けます。

「梵」の味

世界中から注目され、皇室に献上までされるほどの「梵」には多くの種類が存在します。その中でも特に原料や製法にも深いこだわりがあり、最高級の味とされる「梵 超吟」は、滑るような口当たりで上品な丸みのある深い旨味だと言われています。さらに余韻を感じている間にスッと消えて無くなるような、しなやかな後味は何とも言えないとファンを虜にするのだとか。

「梵」の魅力はもはや言葉では語れない

この記事でご紹介した「梵」の魅力はほんの一握りに過ぎません。「言葉では伝わらない儚い味わい」とも言われているだけに、ぜひ一度味わってみられることをおすすめします。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME